チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展

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常識を逸脱したプロジェクトだからこそ、私たちに新たな体験を促し、これまで思いもつかなかった楽しさと価値観を気づかせてくれる企画展。

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クリストとジャンヌ=クロードによる、3kmにわたって水面に浮かぶ布でできた桟橋「フローティング・ピアーズ」は注目作品のひとつ。2016年6月、イタリアのイセオ湖に出現したこの浮き橋は風景を一変させた。

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アート作品を集めた展覧会というよりも、テレビ局の企画・ギネスに挑戦と売り込みたくなるようなタイトルがユニークな展覧会?です。らゆる常識を逸脱したプロジェクトだからこそ、私たちに新たな体験を促し、これまで思いもつかなかった楽しさと価値観を気づかせてくれます。

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日本作家からは、東京ミッドタウン内の土を利用して、泥や絵具などを用いて絵画を制作する淺井裕介の創作活動を伝える。建築家・石上純也が手がける中国山東省の渓谷で現在進行中の幅1.35×高さ45mの教会のプロジェクト模型を通して彼の創作活動が紹介されます。ガンバレ・ニッポン。

www.2121designsight.jp

 

会期:2017年6月23日(金)~10月1日(日)
会場:場所:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)

ゴッホ 最期の手紙

フィンセント・ファン・ゴッホの死の謎を描いた「ゴッホ 最期の手紙」(Loving Vincent)が10月公開されます。

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全編が約6万5000枚の油絵で構成された手書き油絵アニメーションとして話題をさらいそうです。

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実写撮影したフィルムを参考フィルムとして投影し、それをベースに油絵を描くためのPAWSと呼ばれるペインティング・アニメーション・ワーク・ステーションズ(Painting Animation Work Stations)を、製作のブレイクスルー・フィルムズが本プロジェクトのために2年の歳月をかけて設計。2カ国3カ所のスタジオ内、97台で作業された。そこで完成した油絵は総数6万5000枚を超え、各フレームをデジタルスチルカメラCanon6Dで6Kの高解像度写真として記録。本編1秒あたり12枚の油絵で構成されている。

総数6万5000枚超、1秒に12枚の油絵! 世界初、名画が動く映画「ゴッホ 最期の手紙」 - Ameba News [アメーバニュース]

日曜美術館「糸から生まれる“無限の世界”~ヌイ・プロジェクトの挑戦~」

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日曜美術館「糸から生まれる“無限の世界”~ヌイ・プロジェクトの挑戦~」

2017年春、鹿児島の「霧島アートの森」で開催された展覧会に展示された独創的な作品群が話題となりました。シャツを無数の糸で埋め尽くした作品や、糸と布を部屋一面に張り巡らせた作品を生み出したのは知的障がい者支援施設「しょうぶ学園」を利用する知的障害者の人々です。

何年もかけ白いシャツを色とりどりの糸で埋め尽くした作品や、糸でつながれた布を部屋一面に張り巡らせた作品の特徴は「針一本で縫い続けるというもの」。何年もかけて刺繍を施したシャツは色で埋め尽くされ、強烈な存在感を放ちます。自由でエネルギーあふれる作品の数々はファッション界やアートシーンから高く評価されています。

しょうぶ学園が始めた刺しゅうを使った創作活動をはじめたのは1992年のことでした。刺しゅうの概念を超えたさまざまなアートはなぜ生まれたのか。番組ではヌイ・プロジェクトを訪ね一本の糸から広がる“無限の世界”を探求します。

【出演】詩人…蜂飼耳,鹿児島しょうぶ学園施設長…福森伸,【司会】高橋美鈴

放送日

2017年6月25日

 

取材先など

SHOBU(しょうぶ学園)_作家と作品

www.shobu.jp

放送記録

av98ingram.wpblog.jp

 

作品(制作者:下記に記載)

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有村アイ子

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池山麻智子

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大島智

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坂元郁代

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末満田鶴代

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高田幸恵

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野間口桂介

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浜田幹雄

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藤村直樹

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前野勉

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溝口ゆかり

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石野敬祐

写真なし

牛込隆幸

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翁長ノブ子

写真なし

奈良茂雄

写真なし

中田麻美

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脇黒丸学

 

magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp

 

 

展覧会

工房しょうぶ « 横浜市民ギャラリーあざみ野

 

【快挙】「アヌシー国際アニメ映画祭」で、湯浅政明監督の「夜明け告げるルーのうた」が最高賞受賞

youtu.be

 

アヌシー国際アニメ映画祭」*1で、湯浅政明監督の「夜明け告げるルーのうた」が長編部門の最高賞にあたる「クリスタル賞」を受賞しました。

片渕須直監督の「この世界の片隅に」も、クリスタル賞*2に次ぐ審査員賞を受賞しました。ひとごとながら、盆と正月がやってきたような気分です。

日本人の作品が最高賞を受賞するのは、2008年に短編部門で受賞した加藤久仁生監督の作品「つみきのいえ」以来9年ぶりで、長編部門では、1995年に受賞した高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」以来22年ぶりの快挙です。

www3.nhk.or.jp

精緻な画像と極端にデフォルメされた画像が同居する、まか不思議なアニメーション作品です。随所に過去の名作アニメへのイマージュが散りばめられている上、ルーの父親がルーを助けるために街を疾走するシーンなど色彩感あふれるダイナミックな表現が白眉。絵が動くことへのリスペクトが込められています。

https://i2.wp.com/aerith.xyz/wp-content/uploads/2017/05/11469f6a10a469a73cc5be392f18e8ee.png?w=640

アート系のアニメーションが評価される傾向が強いフランス映画祭で、片淵監督作品が審査員賞を受賞した意味は大きいと思います。

blog.kenfru.xyz 

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*1:1960年、カンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立させる形で創設され、アニメーション映画祭としては世界で最も長い歴史を持つ国際映画祭である。また、同時に世界最大規模のアニメーション映画祭でもある。ASIFA(International Animated Film Association / 国際アニメーション映画協会)、映画芸術科学アカデミー公認。

*2:最高賞であるクリスタル賞受賞者は、長編部門では宮崎駿高畑勲湯浅政明、短編部門では山村浩二加藤久仁生の5名。

日曜美術館「青いケシを描く~洋画家・入江一子 101歳のアトリエ~」

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日曜美術館「青いケシを描く~洋画家・入江一子 101歳のアトリエ~」

101歳の洋画家・入江一子さん。描いては眠り、目覚めては描く日々を送る。シルクロードの各地を旅して生み出した代表作を交えながら、新作に挑む入江さんに密着する。

入江一子さんは50歳を過ぎてからシルクロード30か国以上を旅し、風景や人びとを描いてきた。そのバイタリティは101歳のいまも健在。「だんだん絵がわかってきて面白くて、もう命がけで描いている」と語る。東京都杉並区のアトリエで新作「青いケシ」に挑戦する入江さんの日々に密着。さらに、シルクロードの傑作「トルファンの祭りの日」「敦煌飛天」などの魅力をひもときながら、波乱の人生と絵にかける情熱を見つめる。

【ゲスト】洋画家…入江一子,【出演】ノーベル賞受賞者女子美術大学名誉理事長…大村智,美術評論家、多摩美術大学教授…本江邦夫,作家…有吉玉青,【司会】井浦新,高橋美鈴

放送日

2017年6月18日

 

取材先など

 

放送記録

av98ingram.wpblog.jp

 

書籍

 

シルクロードに魅せられて 入江一子100歳記念展─百彩自在─

シルクロードに魅せられて 入江一子100歳記念展─百彩自在─

 
色彩自在―シルクロードを描きつづけて

色彩自在―シルクロードを描きつづけて

 
月刊 美術 2012年 02月号 [雑誌]

月刊 美術 2012年 02月号 [雑誌]

 

 

展覧会 

入江一子シルクロード記念館

【悲報】レオナルド×ミケランジェロ展出品予定作品展示中止のお知らせ

6月17日から開催する「レオナルド×ミケランジェロ展」に出品を予定していた《美しき姫君》につきまして、都合により展示を見送らざるを得なくなりました。楽しみにお待ち頂いたお客様にお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜れますよう宜しくお願い申し上げます。http://mimt.jp/blog/museum/?p=5270

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1998年1月、NYのクリスティーズで一枚の絵が1万9千ドルで落札されました。絵の名前は「19世紀ドイツの画家がルネサンス調を模した作品」。専門家たちはこの絵を見て呆然となりました。

この絵が描かれた記録はありません。しかし、ペンで描いた陰影は、この絵を描いた画家が左利きであることを示しています。さらに科学的に肖像画を分析すると、絵が描かれている子牛の皮で作られた紙(ヴェラム)は15~16世紀のものと推定されました。肖像画のモデルが身にまとうファッションも、ルネサンス期のミラノのものであることを特定され、作者はレオナルド・ダ・ビンチではないかとされたのです。

放射性炭素で年代を測定し、特殊カメラで修正カ所や筆致を解析していく。ナイフの跡や小さな穴から、モデルとなった女性も明らかに。謎に満ちた「美しき姫君」の真実に迫る。

決め手のひとつは「指紋」でした。絵の左上に「指紋」が発見され、デジタル解析した「指紋」鑑定の結果ダ・ヴィンチの別の作品から採取された指紋と高度な一致が確認されたのです。

ワクワクするような謎解きドラマが秘められた絵画が展示中止となったのは残念でなりません。 



『日本のグラフィックデザイン2017』展

『日本のグラフィックデザイン2017』展が6月17日から東京・六本木の東京ミッドタウン・デザインハブで開催されます。

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渡邉良重(キギ)による「AUDREY」の洋菓子のパッケージデザインhttp://www.cinra.net/uploads/img/news/2017/20170605-nihonnographicdesign02.jpg

 

浅葉克己が手掛けた『薔薇刑』のブックデザインhttp://www.cinra.net/uploads/img/news/2017/20170605-nihonnographicdesign09.jpg

 

宮下良介(電通)による宝島社の新聞広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」http://www.cinra.net/uploads/img/news/2017/20170605-nihonnographicdesign12.jpg

 

田中良治(Semitransparent Design)による『トーマス・ルフ展』https://stat.ameba.jp/user_images/20160831/21/artony/d5/ca/j/o1280096013737046316.jpg?caw=800

 2017年6月17日(土)~8月6日(日)
会場:東京都 六本木 東京ミッドタウン・デザインハブ
時間:11:00~19:00
料金:無料