チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

雨ニモマケソウ

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盛岡の書家、沢村澄子さん*1が2014年に行った展示のタイトルです。東北は復興の途上にあります。その背景があるからでしょうか、オリジナルを否定するような言葉の中に、「・・・でも、私は・・・」とつづく、不屈の意思を感じます。行間に奥行きを感じるオマージュです。

牛乳パックで雨にも負けない傘を作る気であったことは「風の筆72」に書いた。提出した企画書の作品タイトルは「雨ニモマケズ」。予定はそうだったのだ。負けないような傘を作る気だった。ところが、作ってみたらどうにも負けそうじゃないの。どう見てもひ弱い。それで展示の時には「雨ニモ負ケソウ風ニモ負ケソウ」とタイトルを変えた。

盛岡タイムス Web News

壊れないものをがんばって作るのではなく、「壊れた後どうするか」。ことばの先にあるものは未来です。

 

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 雨ニモ負ケソウ 風ニモ負ケソウ

*1:書道家。1962年大阪府生まれ。新潟大学教育学部特設書道科卒業。高等学校、岩手大学の講師を経て、1999年からフリー。第30回墨心展大賞受賞。2001年度岩手県美術選奨。岩手の書道選抜百人展 日報大賞受賞。