チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

最初の晩餐

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離乳食を食べている9人の幼児をコラージュした新聞広告のタイトルは「最初の晩餐」。食品会社の新聞広告(2013)です。一文字だけ正反対の言葉に代えて効果を狙うのはコピーの定石です。組み合わせによっては意外な効果が生まれる一例です。

離乳食を食べ始めたこどもにとって食卓は「世の中の様々なことを学ぶ場」であり多くの味覚や触感に出会うことで心や体は成長していく。食卓での初めての体験や味わい豊かな人生を大切にして欲しいという願いを込めた料理を作るお母さんへのエールです。

コピーライターの永友鎬載 *1談。

 

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世の中の甘さや辛さを初めて知るのは、食卓でした。

*1:電通で働くコピーライター。永友流の鉄則は、電通のクリエイティブでコピーライター志望の人を選ぶ時「バンジージャンプのコピーを10個以上書け」というお題を出したエピソードに隠されています。10個で終わる人がほとんどでしたが、もっとたくさん書いた人を選んだのです。たくさん書けるという事は、切り口が多いという事です。様々な人の立場に立つ事が求められるコピーライターにとって、切り口の多さは基礎体力なのです。作品に、ユニクロヒートテック10万人応援プロジェクト「あたたかさのエールを、届けよう。」 ロッテ/ワンタブ「ぎっちぎちなおいしさで、満たされるチョコ。」などがあります。