チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

書くことはあとからでも教えられるが、好きになることは教えられない

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ニュースサイト「ナタリー」で働く記者たちの多くは、もともとライターの実績のない未経験者でした。その人たちが書いた記事が月3,000本以上の記事を配信しています。ナタリーが掲げる採用のポリシーは、書きたいことがあれば、文章を書くことに対する苦手意識は克服できることを教えてくれます。 

そのエッセンスをまとめたのが、「新しい文章力の教室」唐木元*1 著(インプレス)です。芸術的な文章を書きたい方向けではありません。文章は短く切って簡潔に表現すること。わかりやすくすることで、相手に最後まで読んでもらえる力がつくこと。スポーツの基礎練習と同じで継続することで上達することなど、実践的なテキストです。

 

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「もっと明快に」「もっとスムーズに」「読んでもらう工夫」とシンプルで的確な章立ては、もともとこの本が「ナタリー」という組織の中でテキストとして機能してきたことを物語っています。 

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文章を書くという行為は、プラモデルを組み立てるようなもので、仕組みさえ会得できれば難しいものではありません。手順を追って進めていけば及第点までたどりことができると、著者は書くことを後押ししてくれます。

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ものを書くと言うことは自分の中にあるものをアウトプットすることです。吐き出したら吸い込む力も生まれます。水泳の息継ぎのようですね。書くことは自分の器を大きくしてくれることにもつながるように思います。 

 

*1:1974年東京都生まれ。株式会社ナターシャ取締役。大学在学中よりライターとして働き始める。卒業後は事務所「テキストとアイデア」を開設、雑誌を中心に執筆・編集の現場に従事した。2004年より編集者として、ライブドア・パブリッシング、幻冬舎、KI & Company(ジーノ編集部)と3つの出版社に勤務。2008年、株式会社ナターシャに参加し、編集長として「コミックナタリー」「おやつナタリー(終了)」「ナタリーストア」を立ち上げた。