チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

広告にもできることがある

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コピーライターとして、数々の賞を受賞されている西村麻里さん*1のコピーです。お葬式の受付をしている時に体験したことで、亡くなられた方と古い付き合いの方が受付に見えて、「この方って、あの太った人でしょ?」と聞かれたことから思いついたといいます。

みずからの体験からひらめいたイメージは普通すぐに消えて言ってしまいます。西村さんはそのイメージを言葉に定着する強い才能をお持ちのようです。

 

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「死の瞬間 愛された時間を 思い出すのだろうか」

「愛される子と、捨てられる子の、違いは運命だけですか。」

「罪はない、でも誰も止めない死刑がある」

 

社会的な広がりにつながったのが福岡県動物会議所のポスターです。これは、福岡県の保健所で薬殺される犬猫が全国ワーストワンであることを知った西村さんが、「誰もこの事実を知らないので、まずはこの現状を多くの人に知ってもらうことが大事」と企画しました。仕事でつながりのある会社に保健所の話をすると、企業から広告活動の資金のための募金が集まったといいます。広告にできることはまだあります。

 

*1:「今死んだら、『あの太ってたひと』になってしまう。」(ATLAS/エステサロン)でTCC新人賞。ほかにACC賞ゴールド、ギャラクシー賞、TCC新人賞、TCC審査員長賞、電通賞最優秀賞、PIKAゴールド、one show、CLIOシルバー、D&AD、インブック等、国内海外受賞多数。