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世界でいちばん貧しい大統領のことば

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発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。

発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。

貧困と不幸の解消に浪費と欲望を戒め、発展は幸福の見方であれかしと求めた。ウルグアイ大統領・ホセ・ムヒカ氏の言葉です。

世界でいちばん貧しい大統領と呼ばれるセ・ムヒカは、刑務所出所後に左派政治団体を結成、1995年の下院議員選挙で初当選。2005年に農牧水産相として初入閣し、2009年についに大統領選に当選しました。かつてウルグアイを支配していた軍事政権と闘い、質素な生活や地に足の着いた態度が国民に支持されています。

命と幸せを学べというスピーチは「こんな指導者がいたら」という思いも加わり、聴く人の心を打ちます。


 

人は物を買う時は、お金で買っていないのです。そのお金を貯めるための人生の裂いた時間で買っているのです

 

お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです

 

 

「市場に人間の生き方が支配されている」と、大統領は現代社会の暮らしのあり方そのものに正面から異を唱えます。むつかしいのは、この状況をみなうすうす感じていることにあります。

違和感を感じながらも自分一人ではなにもできない。わたしたちはいつしか、言葉に込められた理想そのものまでしまい込んでしまってはいないかと、大統領は問いかけているようです。