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チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

マナーとルールは違う。

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普通の生活を心がけていても「迷惑だな」と感じる状況に出くわすことがあります。当方も気付かぬうちに第三者に不愉快な思いをさせているかもしれないと思いつつ、迷惑とマナーを検索にかけると、こんな答えがありました。

 マナーとは本来、社会生活の秩序をたもち、ライフスタイルを豊かに楽しくするための規範のこと。実は守らなくてもいいものなのです。

いつの頃からかマナーを迷惑と結びつける乱用が始まりました。
なぜマナーを迷惑と結びつけるかというと、社会的に合意されていないものを新たにマナーとして他人に押し付ける根拠として「迷惑」は非常に使いやすかったのですね。

不愉快な感じとマナーは並び立たないことがわかりました。では、ルールとマナーはどうなのでしょう。

ルールは「従うべき掟(おきて)」で、例えば「電車の中で大声を出してはいけない」がそうだ。ではマナーとは何か。電車で泣き叫ぶ幼い男の子に優しく「笑いなさい」と語りかけた女性を見て、著者は「どう振る舞うか」こそマナーだと考える。

「人生はマナーでできている」髙橋秀実*1著(集英社

なるほど一理あります。たとえば、最近は駅のホームでの喫煙はルールの徹底もあってなくなりましたが、ひと昔前の駅のホームは吸い殻だらけだった記憶があります。掟と振る舞いといいかえると少し理解しやすくなった気がします。

 


 

『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』の著者が挑むのは”マナー”。しかし、そこはそれ髙橋秀実。マナーの良し悪しを探求するわけではありません。マナーとは何か? という根源的な答えを求めて、国会から結婚相談所、加齢臭対策商品を作る製薬会社、笑いヨガ、果てはアルゼンチンタンゴの教室まで、マナーの真髄を探求しますが・・・。 マナーをテーマにした「日本人論」、そして「人生論」。

英語の「manner」は「やり方」の意味で、行為そのものを指す。 日本経済新聞2016.05.15より

 

モラル・・・倫理、道徳。
エチケット・・・個人に不快な思いをさせないよう気遣うこと。

*1:(タカハシ ヒデミネ)1961年横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。テレビ番組制作会社を経て、ノンフィクション作家に。『ご先祖様はどちら様』で第10回小林秀雄賞、『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』で第23回ミズノ  スポーツライター賞優秀賞受賞。他の著書に『TOKYO外国人裁判』『ゴングまであと30秒』『にせニッポン人探訪記』『素晴らしきラジオ体操』『からくり民主主義』『トラウマの国ニッポン』『はい、泳げません』『趣味は何ですか?』『おすもうさん』『結論はまた来週』『男は邪魔!「性差」をめぐる探究』『損したくないニッポン人』『不明解日本語辞典』『やせれば美人』など。