アートシーン特集は漢字三千年。「漢字」の刻まれた「兵馬俑」は、初公開作品。展覧会は写真撮影が可能だそうです。
1.漢字三千年
会期:2016年10月20日(木)~12月4日(日)
「漢字」は、中国文明の中で生まれた古代文字でありながら、誕生以来3000年の長きにわたって、人々に愛され使われ続けています。その時代に最もふさわしい形で表現され、読みやすさや書きやすさ、そして美しさを模索され発展してきた、世界で唯一の文字です。
本展では最古の漢字といわれる甲骨文字をはじめ、文字の統一を果たした秦時代の漢字、世界初公開の文字の刻まれた兵馬俑など、漢字が記された文物を展観するとともに、漢字を芸術の域にまで高めた王羲之や顔真卿の拓本など歴代の名書作品、歴史上の人物が書いた書作品など、中国の博物館・研究機関17ヶ所から、国家一級文物23点を含む約110点を出品致します。
漢字の歴史と美の変遷を探るとともに、漢字にまつわるエピソードなどを紹介し、今まで他に類を見ない漢字ワールドを展観いたします。
2.松方コレクション展
会期:2016年9月17日(土)-11月27日(日)
松方幸次郎(1865~1950)は、現在の川崎重工業株式会社、神戸新聞社の初代社長を務めた実業家で、「松方コレクション」と称される西洋美術の一大コレクションを形成したことで知られています。この膨大なコレクションは内外に散逸し、今日に至っています。本展では、国内外から松方コレクションの作品・資料を集めるとともに、これを補完する作品をフランス各地の美術館から出品し、松方が収集していた時代の美術思潮も新たな視点で考察します。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2016_3matsukata.html
3.浄土真宗と本願寺の名宝Ⅰ
会期:2016年9月24日(土)~11月27日(日)まで
この秋から西本願寺で勤められる伝灯奉告法要を記念して、800年の歴史を誇る浄土真宗と本願寺の展覧会を開催します。本展では、宗祖・親鸞聖人から安土桃山時代に活躍した第11代顕如宗主までの歴代宗主に加え、専如門主に受け継がれてきた法宝物をご紹介するとともに、かつての伝灯奉告法要に関連する映像や資料を展示します。また、国宝「三十六人家集」をはじめとする西本願寺の名宝の数々に加え、各地の浄土真宗寺院に所蔵される多様な法宝物など、約120件を公開します。
4.さいたまトリエンナーレ2016
会期:2016年9月24日(土)~12月11日(日)
127万もの人々が生活するさいたま市に、世界に開かれた創造と交流の現場をつくりだそうとする国際芸術祭。
テーマは「未来の発見!」。
アートを鑑賞するだけでなく、共につくる、参加する芸術祭です。土地の歴史やまちの構造を想起させる、市内のさまざまな場所が会場となります。国内外のアーティストたちの多様で多彩な想像力に触発されて、私たちはさまざまな未来を夢見ていく。日本を代表する生活都市から生まれる、想像力の祭典をお楽しみください。