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響くアートの愛好家

日曜美術館「深奥へ 速水御舟の挑戦」翠苔緑芝 

御舟はまったく違うスタイルに挑みます。琳派です。

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江戸時代尾形光琳をはじめ、金を用いて華麗な装飾を極めました。琳派を咀嚼して新たな日本画へ御舟は挑みます。

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「梯子の頂上に登る勇気は貴い、更にそこから降りて来て、再び登り返す勇気を持つ者は更に貴い。(中略)登り得る勇気を持つ者よりも、更に降り得る勇気を持つ者は、真に強い力の把持者である。」日本画家としての地位を得た御舟は、人体デッサンや裸婦像の素描など表現の幅を広げる試みを続けました。

f:id:tanazashi:20161113171510j:plain   「翠苔緑芝」は御舟34歳の作品です。金地に芝や苔が作り出す独特の形。それは琳派を思わせます。しかし近づいてみると黒猫はそこにいるかのごとく、

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朝顔もリアルさを追求しています。伝統の手法を巧みに持ちながら、見たことのない美を生み出しました。

 

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