チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

日曜美術館アートシーン12月4日

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1.拝啓ルノワール先生

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会期:2016年10月19日(水)~1月9日(月・祝)

日本の洋画界を牽引し、その豪快な性格から『画壇のライオン』と呼ばれた梅原龍三郎(1888-1986)。近代化が進み、油彩画が日本に定着した頃の1908(明治41)年、20歳の梅原は渡仏し、ルノワールに会いました。梅原はルノワールを師と仰ぎ、その制作現場を見、師との対話から多くを学び、親密な関係を築きました。
梅原は後に、ヨーロッパで学んだ油彩画に、桃山美術・琳派・南画といった日本の伝統的な美術を取り入れ、個性あふれる豪華絢爛な画風を展開し、日本の洋画を確立した巨匠として高く評価されます。本展はルノワールと梅原の作品だけでなく、梅原が蒐集した作品、梅原と親交のあったピカソやルオーらの作品約80点により、近代絵画における東西の交流をご紹介します。

拝啓ルノワール先生―梅原龍三郎に息づく師の教え|三菱一号館美術館(東京・丸の内)

2.松本竣介と野田英夫

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会期:2016年10月1日(土)~12月18日(日)

本展では、松本竣介と野田英夫の当館コレクションのほぼすべてを紹介いたします。昨年新しく発見され、アメリカの所蔵家より寄贈された野田英夫の油彩画《ポキプシー》と、松本竣介《街》を起点に信濃デッサン館をはじめ、個人の所蔵家による魅力的な水彩、素描作品などもあわせて展観します。

okawamuseum.jp

3.ロベール・ドアノーと時代の肖像 -喜びは永遠に残る

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会期:2016年9月15日(木)‐ 2017年1月17日(火)

ロベール・ドアノー(1912-1994)はパリ郊外、ジャンティイ生まれのフランスを代表する写真家です。
《パリ市庁舎前のキス》(1951)の恋人たち、あるいは通りで遊ぶ子どもたちの写真に代表されるように、ドアノーは人の日常に隠れた小さな物語に目を向け続けました。名もなき人々への、時に批評的で、時に愛情深いドアノーの視線は、写真家自身が親しく交流し、また当時多くのグラフ誌の被写体として取り上げられた著名な文学者、芸術家たちにも向けられていました。
本展は、ドアノーが撮影した同時代人たちのポートレイトを中心にとりあげる初の試みです。
個性豊かな同時代人たちと、彼らのアトリエや書斎、居合わせた人物の眼差しまで巧みに取り入れながらその姿を描き出そうとするドアノー。両者のスリリングな駆け引きを焼き付けたドアノーのポートレイトは、創造という営みがもたらす喜びを、時間を越えて私たちに伝えてくれることでしょう。

www.buffet-museum.jp

 

4.日本書道文化の伝統と継承 ―かな美への挑戦―

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会期:2016年10月18日(火)~12月19日(月)

本展は、日本の古代から現代に至る書の歴史と、書文化の継承に焦点を当てるもので、本年、創設40周年を迎える帝京大学書道研究所で蓄積された研究成果を、広く学内や学外に発信することを目的としています。

古代・奈良時代の実物の文字資料である写経をはじめ、平安時代に確立した仮名書道の古筆資料、中世の多様な書道流儀の遺例など、重要な日本書道史研究資料を含む展示構成となっています。各時代の日本の書跡資料を通して、現代にまで脈々と継承されている書の伝統が「今」へと、そしてさらには「これから」へとつながっていることを肌で感じ、墨痕鮮やかな優れた書作品の数々を間近で鑑賞することによって、日本書道文化の重層的な蓄積の深さとその幅広い魅力をお楽しみください。 

www.teikyo-u.ac.jp

5.野々村仁清とその時代

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会期:2016年11月3日(木・祝)~12月22日(木)

野々村仁清は、雅な作風を持つ江戸時代の陶工として知られていますが、その生涯や多様な作品像については、いまだ研究の途上にあります。
 丹波国桑田郡野々村(現在の南丹市美山町大野)出身の仁清は、江戸初期に京都に上り、瀬戸で修行を積んで正保年間(1644-48)頃、京都・御室【おむろ】の仁和寺【にんなじ】門前で開窯。その際に、仁和寺の一字を拝領して「仁」と、名の「清右衛門」の「清」の字をあわせて「仁清」と称したといいます。茶人金森宗和の指導によって生み出された数々の作品は、後水尾天皇をはじめとした宮廷や大名家で重用されました。
 華麗な金銀彩や絵付けがほどこされた色絵陶器をはじめ、唐物の写しや蒔絵を応用した文様など優美な色彩感覚と卓越した轆轤【ろくろ】の技は、他の追随を許しません。その多彩な技法は今に受け継がれ、京焼の祖とも称されています。
 仁清はまた、自分の作品に「仁清」の印を捺し、「作家(芸術家)」と「工房のブランド化」の意識をもった最初期の陶工でもあるといえます。
 本展では、仁清作品とその時代背景などを紹介します。

www.kosetsu-museum.or.jp

6.新宮 晋の宇宙船

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会期:2016年11月3日(木・祝)- 12月25日(日) 

「無限に広がる宇宙に存在する数えきれない星の中でも、色彩豊かで、様々な光や音が響き合う、とびっきりユニークな星、地球に、一人の人間としてボクは生まれた。これはどう考えても、奇跡としか言いようがない」 *新宮晋「この星に生まれて」(本展図録所収)より
新宮(しんぐう)晋(すすむ)(1937-)は、風や水の流れなどを受けてユニークな動きをみせる屋外彫刻でひろく知られるアーティストです。見る者に自然のエネルギーをあらためて感じさせる作品は、国内のみならず世界各地に設置され、その土地の風景と一体となって親しまれています。
今回の個展「新宮 晋の宇宙船」では、屋内空間のために生み出された近作・新作14点によって、美術館をひとつの大きな作品のように構成します。そこには、空気や水、光に恵まれたユニークな星、地球を愛する新宮の自然観、世界観、創る喜びが表現されています。
また会期中、美術館前の「海の広場」に、風で動く21点の彫刻群を設置します。これらは、新宮が2000年6月から1年半にわたり、それぞれ自然環境のまったく異なる地球上の6箇所で行ったインスタレーション「ウインドキャラバン」で用いられた作品です。

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www.yokosuka-moa.jp