読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

日曜美術館40周年特集 "ゆく美 くる美”2016

日曜美術館

f:id:tanazashi:20170101011355j:plain

大行列ができた「若冲展」をはじめ「ルノワール展」、「ダリ展」と2016年は大物の展覧会が目白押し。さらに「あいちトリエンナーレ」や「茨城県北芸術祭」など、現代美術の祭典が各地で続々開催。展覧会をめぐる動きは活気づいています。それはなぜでしょうか。

f:id:tanazashi:20170101011906j:plain

日曜美術館」が「アートシーン」も含めて年間にとりあげる展覧会は250前後。その取材情報とネットワークを生かし、いち早く展覧会の入場者数・年間ベスト10やアートの話題を発表。そこから”美をめぐるニッポン”を浮き彫りにします。2016年、どんな美が人々の心を引きつけたのか。そこからどんな日本画見えるのか。2017年はどんな美が待っているのか。

f:id:tanazashi:20170101200317p:plain

スタジオに、入場者数上位の展覧会のキュレーターを招き、若手デザイナーやクリエーターも参加。「展覧会を映す世相」とは、「若い人たちも魅力を感じる展覧会」とは、アートの裏も表もひっくるめて熱く語り合います。20160925113146

 

放送

2016年12月31日(土)深夜0:15~1:15

 

f:id:tanazashi:20161222180211p:plain2016年、日曜美術館が取材した展覧会はおよそ280。中でももっも熱狂的な人気を博したのが江戸時代の天才絵師・伊藤若冲でした。5時間待ちの行列ができたほどでした。

f:id:tanazashi:20170101011913j:plain

めったに公開されない最高傑作・動植綵絵。30服が揃いました。

f:id:tanazashi:20170101200315p:plain

 

驚くほど細かく描かれた直径一ミリほどの花粉。

f:id:tanazashi:20170101200313p:plain

若冲展」は多くのメディアで取り上げられたこともあり、ピークは一日22,778人。期間合計で44万人以上が詰めかけました。マスコミも騒然。社会現象まで。異様なまでの濃密描写に込められた自然へのあふれる思い。そこに人々が気づき始めたことが人気の一因ではないか。展覧会を監修した学習院大学名誉教授の小林忠さんはそう考えています。

f:id:tanazashi:20170101200310p:plain

「自然が備え持つたくましい生命力。あるいは美しさというものに非常に誠実に向き合った画家で、現代、とくに都会に住む者たちにとって、自然から遠ざかっている中で、若冲の自然に対する敬虔な慈しみや取り組みというものが時代の美意識とか鑑賞力にうまく適用する。そういう時代・時期になったのかなと思います」
2016年最大の話題・若冲フィーバーをどう読み解くか。

f:id:tanazashi:20170101200355p:plain

「写実的にうまいだけではなく、どこか違和感がある部分があちこちにあって、それを圧倒的な画力でまとめあげているというところが、人が描いたパワーというものを感じることができました」
千葉市美術館はかつて若冲典をやっているので、割と冷ややかな目で(今なんだぁという目で)見ていたところがあります。入館者がゼロふたつ違うんだという目です」
山水画のようにじっくり時間をかけて味わうというより、瞬時にわかるもので、テレビ的。パソコンのモニターで見るような感覚がマッチしたのではないかと思います」

f:id:tanazashi:20170101200353p:plain

 

気鋭のファッションデザイナー・中里周子さんは「時間とか時空を超えた情緒みたいなものがまずある感じがして、しかもその情緒にある種のエレガンスみたいなものがあって、そこにひかれていった人が多かったのではないでしょうか。超絶技巧感が出ているのでテクニック勝負という感じもででいる」

f:id:tanazashi:20170101200351p:plain

美術ライターの初元麻里さんは「技術の高度祖は万人が認めている。美術の深い知識みたいなものがなくても、とりあえず見て判断ができる。翻訳を必要としない部分が多くの人を掴むきっかけになったと思います」と語ります。
「上野が大騒ぎの時、府中市美でも若冲が見れる環境があった。こっちでは並ばなくても見れるというお宝感までもが拾われて行って大きな動きになった」

 

blog.kenfru.xyz

 

番組では展覧会トップテンというものを調べました。

f:id:tanazashi:20170101200349p:plain

10位には村上隆展が入りました。

f:id:tanazashi:20170101200347p:plain

9位はピクサー展、8位は海のハンター。7位ゴッホゴーギャン。6位ダリ展。

 

blog.kenfru.xyz

blog.kenfru.xyz

blog.kenfru.xyz

blog.kenfru.xyz

5位にはカラヴァッジョ展がランクイン。

f:id:tanazashi:20170101200424p:plain

カラヴァッジョは他の追随を許さない劇的な人物描写。人を殺めて逃亡の末命を落とした生涯にも関心が集まりました。
「時代の雰囲気を塗り替えた個性を持っていた画家であることは間違いない。イタリア美術史における20世紀後半の最大の発見はカラバッジョだったと思います」 

blog.kenfru.xyz 

1位ルノワール展、2位恐竜展、3位始皇帝展、会期が短かったことなどもあって若冲展は第4位でした。

f:id:tanazashi:20170101200422p:plain

2016年は展覧会に異変がありました。それは美術館の中で写真撮影。

f:id:tanazashi:20170101200420p:plain

上野で開催しているデトロイト美術館展では月曜と火曜は全作品の撮影がOKなんです。名画が並んだ展覧会で日本では珍しい取り組みです。ほかの美術館から問い合わせが相次いでいます。おかげで休日と同じくらい入場者も増えています。記念に写真を撮るだけではありません。

f:id:tanazashi:20170101200459p:plain

SNSにアップして展覧会の見どころを発信する。アートの楽しみ方も大きく変わっています。
六本木の森美術館では2009年からすべての展覧会で写真撮影のできる作品を展示してきました。展覧会は見るだけではない。そんな時代が来ています。

 

 

 

blog.kenfru.xyz

 

2016年は芸術祭ラッシュの年でした。

瀬戸内やさいたまなどのケースを紹介。 

 

2017年注目の美術館

blog.kenfru.xyz

 

www.mosaictile-museum.jp

szmg.jp

f:id:tanazashi:20170102120844p:plain

 

2017年期待の美術展

f:id:tanazashi:20170102120643p:plain

ミュシャ展」「バベル」「運慶」「長沢路説」「海北友松展」

 

 

blog.kenfru.xyz

blog.kenfru.xyz

 

 

 

展覧会

 

若冲展 東京都美術館

「生誕300年記念 若冲展」は31日間の会期中の入場者数は約44万6千人を記録。1日あたりの入場者数は最も多い日で2万人を超えた。平均入場者数も同約1万4千人で、同館の展覧会としてはいずれも過去最高だった。(日本経済新聞社

オルセー美術館オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展 国立新美術館

オルセー美術館オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展2016年4月27日(水)– 8月22日(月)会期中の入場者数は約67.9万人。(日本経済新聞社

 

blog.kenfru.xyz

 

ダリ展 国立新美術館 

開幕から63日目となる11月25日(金)、「ダリ展」が30万人目のお客様をお迎えしました。

「ダリ展」入場者数30万人突破のお知らせ|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

 

blog.kenfru.xyz

 

あいちトリエンナーレ

2016年8月11日(木・祝)~10月23日(日)74日間にわたる会期中、601,635 人(速報値)の方に御来場いただきました。

http://aichitriennale.jp/press/item/20161024_pressrelease_closing.pdf

 

blog.kenfru.xyz