チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

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才能が一つ多い方が、才能が一つ少ないよりも危険である――ニーチェ

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「他人を自覚的に意識的に踏み台に出来る人間ってのは、なかなかどうして怖いものがあるよな」

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「そうだろうか。ぼくには、無自覚で無意識で他人を踏みつけていく人間の方が、善意で正義で他人を踏み砕いていく人間の方が、ずっと怖いように思えるけれど」

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「へえー。さてはお前。いい奴だな」
「たぶんこれは考え方の違いではなくて、生き方そのものの違いだろう」

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「他人を踏みつける必要もなく存在している人間と、踏み台としてすら存在していない人間との絶対的で絶大的な差。結局そういうことだろうと思う。たとえばスタイルを持たない画家。たとえばたどり着ききった学者。たとえば味を占めた料理人。たとえば超越しききった占い師。あの島にいた彼女たちはあまりにも違いすぎた」

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「つまりだな、これはその天才ってのは何であり、そして何でないって問題なんだよ。人の生き方って要するに二種類しかない。自分の価値の低さを認識しながら生きていくか、世界の価値の低さを認識しながら生きていくのか、その二種類だ。自分の価値を世界に吸収されるか。世界の価値をそぎ取って、自分のものへと変えるのか」

 

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「自分の価値と、世界の価値とどちらを優先させるべきなのか。世の中がつまらないのと自身がつまらないのと果たしてどちらの方がましなのか」
「どこからが天才で、どこからが天才でないのか。で、お前はどうなんだ。」

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「それは」
「お前には世界はどう見える?」

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「すでにあの島を経験している僕には。あの青色の隣にいるボクには、そして今、この人を目前にしているボクには。それは本当に答えを考えるまでもない、たわいもない戯れ言だった。だからボクは何も言わなかった。代わりに目をそらして別のことを考える。果たしてこの人の瞳には、世界はどう映っているのだろうか。はたしてあいつの眼にこのボクはいったいどういう風に見えているのだろうかと・・・」

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クビキリサイクル 青色サヴァン戯言遣い
原作:西尾維新
講談社ノベルス講談社文庫
キャラクター原案:竹
総監督:新房昭之
監督:八瀬祐樹
シリーズ構成:東冨耶子・新房昭之
脚本:木澤行人
キャラクターデザイン・総作画監督渡辺明夫
総作画監督鈴木博文
イメージボード:okama
美術設定:大原盛仁
美術監督:内藤健
色彩設計:日比野 仁/渡辺康子
撮影監督:江上 怜
編集:松原理恵
音響監督:鶴岡陽太
音楽:梶浦由記
アニメーション制作:シャフト