チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

2017年にヒットする美術展はどれだ! 1~10位予想 保存版

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春から夏にかけて開催された大型企画展は美術ファンだけでなく、イベントとしても話題となり、おおぜいの人たちの関心を集めました。

じっくりアートを楽しみたくなるこれからの季節。ユニークな企画展も目白押しです。

日頃の喧騒を忘れ、アートを前に自分の感性と対話してみてはいかがでしょうか。

ここで2017年を振り返ってみましょう。

美術手帖誌に前半の総括が掲載されていました。

ミュシャ展」に人気集まる

2017年上半期で最も入場者を集めた美術展は「ミュシャ展」(国立新美術館)の65万7350人でした。

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超大作の「スラヴ叙事詩」が、チェコ国外で初めて揃って展示されることで、開催前より大きな話題を集めていた。会期中は一部の「スラヴ叙事詩」作品が撮影可能だったこともあり、SNSでのシェアなどでより多くの動員を集めたと考えられる。

https://bijutsutecho.com/insight/5760/

秋から冬期待の美術展

2017年美術展のスケジュールも残り僅か。

後半見るべき美術展。話題の美術展を整理してみました。

 

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2017年の美術展を振り返ってみましょう。

 

2017年にヒットする美術展はどれだ

 

 

1「ティッツイアーノとヴェネツィア派展」東京都美術館 2017年1月21日~4月2日(終了しました)

水の都ヴェネツィアは、15世紀から16世紀にかけて海洋交易により飛躍的に繁栄し、異文化の交わる国際都市として発展を遂げるなかで、美術の黄金期を迎えます。政庁舎や聖堂、貴族の邸宅のための絵画まで、公私の場のためにさまざまな主題の絵画が制作され、明るい色彩と自由闊達な筆致、柔らかい光の効果を特徴とする、ヴェネツィアならではの絵画表現が生み出されました。本展は、ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノを中心に、黄金期を築いた多様な芸術家たちの絵画をとおして、ヴェネツィアルネサンス美術の特徴とその魅力を紹介します。 

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2「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲルバベルの塔」展」東京都美術館 2017年4月18日~7月2日(終了しました)

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲルバベルの塔」展を、東京美術館で開催いたします。副題に「16世紀ネーデルラントの至宝―ボスを超えて」とある通り、ブリューゲルのみならず、彼が手本とした先駆者ヒエロニムス・ボスの油彩2点、そして彼らが生きた時代、16世紀ネーデルラントの絵画、版画、彫刻を全体で約90点の出品作でご紹介します。
迫真の写実と輝くような美しい色彩が印象的な油彩絵画、ボスの怪物モチーフが所狭しと、描かれる版画作品、そして木彫の粋を尽くした彫刻作品など、16世紀ネーデルラント美術の精華をご覧いただきます。
また、今回の展覧会では新しい試みとして作品を美しく見やすく展示することに加え、東京藝術大学COI拠点の特別協力により芸術と科学技術を融合させ、原寸を約300%拡大したブリューゲルバベルの塔」の複製画を制作・展示します。また、同拠点は「バベルの塔」の3DCG動画も制作し、多様なメディアを駆使してこの傑作の魅力に迫ります。 

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3「ミュシャ展」国立新美術館 2017年3月8日~6月5日(終了しました)

アール・ヌーヴォーを代表する芸術家の一人、アルフォンス・ミュシャ(チェコ語発音ムハ※、1860-1939)は、オーストリアモラヴィア(現チェコ)に生まれ、ウィーンやミュンヘンを経て、27歳でパリに渡り絵を学びました。なかなか才能を発揮する機会に恵まれなかったミュシャは、34歳の時に、女優サラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」のポスターを手がけることになり、一夜にして成功をおさめます。以降、優美で装飾的な作風は多くの人を魅了し、時代の寵児として活躍しました。

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美しい女性像や流麗な植物文様など、華やかで洗練されたポスターや装飾パネルを手がける一方で、ミュシャは故郷チェコや自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティをテーマにした作品を数多く描きました。その集大成が、50歳で故郷に戻り、晩年の17年間を捧げた画家渾身の作品《スラヴ叙事詩》(1911-28年)です。およそ縦6メートル、横8メートルに及ぶ巨大なカンヴァスに描かれた20点の油彩画は、古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を映し出す壮大なスペクタクルであると言えます。 

 

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アルフォンス・ミュシャの世界 -2つのおとぎの国への旅-

アルフォンス・ミュシャの世界 -2つのおとぎの国への旅-

 
ミュシャのすべて (角川新書)

ミュシャのすべて (角川新書)

 
アルフォンス・ミュシャ作品集

アルフォンス・ミュシャ作品集

 
ミュシャ装飾デザイン集―『装飾資料集』『装飾人物集』

ミュシャ装飾デザイン集―『装飾資料集』『装飾人物集』

 
もっと知りたいミュシャ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいミュシャ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

 
アルフォンス・ミュシャ作品集

アルフォンス・ミュシャ作品集

 

 

4「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」森アーツセンターギャラリー 2017年3月18日(土)-6月18日(日)(終了しました)

エルミタージュの1万7千点にも及ぶ絵画コレクションのなかでも、特に充実しているのが、オールドマスターの作品群です。オールドマスターとは、16世紀ルネサンス時代のティツィアーノクラーナハなどから17世紀バロックレンブラントルーベンス、ヴァン・ダイクなどを経て、18世紀ロココのヴァトー、ブーシェなどに至る巨匠たちを指します。

サンクトペテルブルクの街を建設したピョートル1世(大帝、在位1682-1725)は、オランダ絵画を大量に購入し、その後エカテリーナ2世は、オランダ、フランドルを中心に、ヨーロッパ絵画の流派をほぼ網羅するコレクションを築きました。これらオールドマスターの傑作は、今もエルミタージュの所蔵品の中核をなすものです。

本展は、出展される油彩85点すべてがエルミタージュ美術館の常設展示作品、すなわち美術館の顔ともいうべき作品群です。展覧会では、選び抜かれたこれらの作品を国、地域別に展覧していきます。西洋絵画の王道ともいえる珠玉のコレクションは、まさにエルミタージュ美術館展の決定版といえるでしょう。 

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5「ボストン美術館の至宝展」東京都美術館 2017年7月20日~10月9日

古代エジプトから印象派現代アートまで。ゴッホが数少ない友人だったルーラン夫妻を描いた肖像画や、曽我簫白の「風仙図屏風」などが来日。 

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boston2017-18.jp 

美術の杜 vol.28―BM ボストン美術館日本美術の至宝

美術の杜 vol.28―BM ボストン美術館日本美術の至宝

 

 

6「オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき」三菱一号館美術館 2017年2月4日(土)〜2017年5月21日(日)(終了しました)

19世紀末のパリで、前衛的な活動を行った若き芸術家のグループ「ナビ派」。ボナール、ヴュイヤール、ドニ、セリュジエ、ヴァロットンらを中心とするナビ派の画家たちは、ゴーガンから影響を受け、自らを「ナビ(預言者)」と呼んで、新たな芸術表現を模索しました。

近代都市生活の諸相を平坦な色の面で表す装飾性と、目に見えないものを描く内面性――日常と神秘をあわせ持つナビ派の芸術は、一見控えめで洗練された画面のうちに、20世紀美術を予兆する静かな革新性を秘めています。

本展は、近年国際的に評価が高まるナビ派の芸術を、日本で初めて本格的に紹介する展覧会です。

オルセー美術館が誇るナビ派のコレクションから、油彩約60点、素描約10点など合わせておよそ70点が一堂に会します。 

オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき|三菱一号館美術館(東京・丸の内)

 

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7「アルチンボルド展」国立西洋美術館 2017年6月20日(火)~2017年9月24日(日)

ジュゼッペ・アルチンボルド(1527-1593年)は、16世紀後半にウィーンとプラハハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家です。稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世をはじめとする神聖ローマ皇帝に寵愛されたアルチンボルドは、歴史上でもひときわ異彩を放つ、宮廷の「演出家」でした。

そんな「アルチンボルド」の名は何よりも、果物や野菜、魚や書物といったモティーフを思いがけないかたちで組み合わせた、寓意的な肖像画の数々によって広く記憶されています。奇想と知、驚異と論理とが分かちがたく交錯するそれらの絵画は、暗号のようにして豊かな絵解きを誘い、20世紀のシュルレアリスム以後のアーティストたちにも、大きな刺激を与えました。

本展は、世界各地の主要美術館が所蔵するアルチンボルドの油彩約10点を中心に、この画家のイメージ世界の生成の秘密に迫り、またその継承者たちへの影響も辿ります。日本で初めて、アルチンボルドのユーモアある知略の芸術を本格的にご紹介するこの機会を、どうかご期待ください。 

www.nmwa.go.jp 

アルチンボルド (ニューベーシック) (タッシェン・ニューベーシック・アート・シリーズ)

アルチンボルド (ニューベーシック) (タッシェン・ニューベーシック・アート・シリーズ)

 
アルチンボルド―エキセントリックの肖像

アルチンボルド―エキセントリックの肖像

 

 

8「シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才」国立西洋美術館 2017年2月28日~5月28日(終了しました)

アングル門下の異端児テオドール・シャセリオーは、11歳で入門を許された早熟の天才ですが、ロマン主義の潮流の中でしだいに師の古典主義を離れ、独特のメランコリックな情熱と抒情を湛えた作品世界を作りあげていきました。1846 年にアルジェリアを旅して彼の地の人々や風物を色彩豊かに描いたシャセリオーはオリエンタリスム(東方趣味)の画家にも数えられます。しかしカリブ海のスペインの旧植民地に生まれ、父親不在の寂しさや師との芸術的葛藤を抱えつつ独自の芸術の道を模索したこの画家自身の内面に異邦的(エキゾティック)なるものがありました。神話文学から身近な人々の肖像まで、いずれの作品にも漂う「エキゾチズム」こそがシャセリオー芸術の本質であり、観る者の心に響きます。

本展では、ルーヴル美術館所蔵品を中心に、絵画、水彩・素描、版画、写真や資料などによってシャセリオーの画業全体を紹介するとともに、師や仲間、そしてこの画家から決定的な影響を受けたギュスターヴ・モローやピュヴィス・ド・シャヴァンヌ、オディロン・ルドンらの作品もあわせて総数約110点を展示し、ロマン主義から象徴主義への展開、そしてオリエンタリスムの系譜のなかでその芸術の意義を再考します。 

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ドラクロワとシャセリオーの版画 (双書 美術の泉)

ドラクロワとシャセリオーの版画 (双書 美術の泉)

 

 

9「二萬五千頁の王国」兵庫県立美術館 2017年1月11日(水)~2017年2月26日(日)(終了しました)

アウトサイダー・アート*1アール・ブリュットを代表する伝説的芸術家アドルフ・ヴェルフリ(Adolf Wölfli 1864-1930) の日本初となる大規模な個展を開催します。スイスの首都ベルン近郊の貧しい家庭に生まれたヴェルフリは、1895 年にヴァルダウ精神病院に収容され、そのまま66 年の生涯を終えました。しかし、彼はそこで、『揺りかごから墓場まで』、『地理と代数の書』、『葬送行進曲』といった物語の数々をつむぎだしました。そうしたヴェルフリの作品は全45 冊、25,000ページという目もくらむようなボリュームで、ほかに例のない驚異的な表現で描き出される奇想天外な物語はひとびとを圧倒しました。 アドルフ・ヴェルフリ財団の全面的な協力のもと、本展には最上級

のヴェルフリ作品が一堂に会します。シュルレアリスムの画家たちをはじめとする多くの芸術家たちの注目を集め、現在では偉大な芸術家の一人として世界的な評価を得るヴェルフリの作品を“目撃” する絶好の機会です。どうぞお見逃しなく。 

https://web.pref.hyogo.lg.jp/bi01/verufuri.html

 

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【バーゲンブック】 アドルフ・ヴェルフリ

【バーゲンブック】 アドルフ・ヴェルフリ

 
アドルフ・ヴェルフリ: 二萬五千頁の王国

アドルフ・ヴェルフリ: 二萬五千頁の王国

 
アドルフ・ヴェルフリ (ArT RANDOM CLASSICS)

アドルフ・ヴェルフリ (ArT RANDOM CLASSICS)

 

 

 

10「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」東京国立近代美術館 2017年3月14日(火)~2017年5月21日(日)(終了しました)

 16世紀後半、樂家の祖長次郎によって始められ、日本の陶芸の中でも他に類例を見ない独特の美的世界を作り上げてきた樂焼。以来450年間にわたり、常に茶の湯との強い結びつきの中で焼き継がれ、日本陶芸史における重要な役割を果たしてきました。その一子相伝により継承されてきた樂焼の歴代作品に17世紀初頭の芸術家・本阿弥光悦等の作品を含め、樂焼の美的精神世界を通観し、その極めて日本的な深い精神文化を紹介します。

茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術 | 東京国立近代美術館

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定本 樂歴代―宗慶・尼焼・光悦・道樂・一元を含む

定本 樂歴代―宗慶・尼焼・光悦・道樂・一元を含む

 
 
 

 

絶対に見逃せない美術展 山田五郎山下裕二 

「日経おとなのOFF」1月号

日経おとなのOFF2017年1月号

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東京周辺の展覧会 

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*1:特に芸術の伝統的な訓練を受けておらず、名声を目指すでもなく、既成の芸術の流派や傾向・モードに一切とらわれることなく自然に表現した作品のことをいう