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チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ

福岡の三菱地所アルティアムで開催中の岡崎京子*1

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1980年代から90年代にかけて若い女性読者を中心に読まれた漫画家の展覧会です。岡崎京子初の大規模展覧会となる本展では、300点以上の原画をはじめ、学生時代のイラストやスケッチ、デビュー当時に自販機本として販売されたエロ本のイラスト。80〜90年代を代表する数々の掲載誌、2012年に蜷川実花監督により映画化された「ヘルタースケルター」関連資料などが展示されています。

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「あたしはあたしがつくったのよ」とは心に刺さるコピーです。 

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都市に生きる少女の日常、変容する家族像、高度資本主義下における女性の欲望や不安といった時代の現実を果敢に描き続けた漫画家として知られ、家族の在り方や現実の不安を投影したような作風が今も多くのファンの心を捉えています。

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「前を向いて絶望する勇気」(夏目房之介)。希望を持てない時代に立ちすくみながら、それでも塹壕の中からペンを片手に飛び出すように、時代と人物を描き続ける作家たちへのエールが聞こえてくる気がします。

 

pink

pink

 
リバーズ・エッジ (Wonderland comics)

リバーズ・エッジ (Wonderland comics)

 
ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね

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ヘルタースケルター (Feelコミックス)

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うたかたの日々

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東京ガールズブラボー (上)

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エンド・オブ・ザ・ワールド (Feelコミックス)

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増補新版 岡崎京子 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

増補新版 岡崎京子 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

 

 

*1:1963年東京都下北沢生まれ、小学生の頃からマンガ家を志し、中学時代からイラスト等を雑誌に投稿。短大在学時にデビュー。85年、21歳で初めての単行本『バージン』(白夜書房)を刊行した。以降、マンガ雑誌のみならずファッション、音楽雑誌等にも作品を発表、“東京ガール”として80~90年代の時代の先端に立ち続ける。主な作品に『pink』(マガジンハウス)、『東京ガールズブラボー』(宝島社)、『リバーズ・エッジ』(宝島社)ほか。『ヘルタースケルター』(祥伝社)により、文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。1996年に交通事故に遭い、現在、自宅療養中