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チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

アートシーン・舘鼻則孝 呪力の美学

アートシーン1月22日放送

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舘鼻則孝 呪力の美学
2016年11月3日(木)〜2017年3月5日(日)岡本太郎記念館 

www.taro-okamoto.or.jp

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舘鼻則孝*1さんの作品展です。

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歌手・レディ・ガガが愛用したヒールレス・シューズの制作でも知られる舘鼻さんは、近年はアーティストとして展覧会を開催する他、伝統工芸士との創作活動にも 精力的に取り組んでいます。

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2016 年 3 月には、仏カルティエ現代美術財団にて人形浄瑠璃文楽の舞台を初監督 「TATEHANA BUNRAKU : The Love Suicides on the Bridge」を公演しました。作品はニューヨークのメトロポリタ ン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に永久収蔵されています。

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芸術家、岡本太郎(Taro Okamoto)のアトリエ兼住居としても使われた空間を舞台に、ファッションから現代アートまで幅広く活躍する舘鼻則孝が太郎をオマージュするかのように企画した展覧会です。

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太陽の塔(Tower of the Sun)」など数々の名作を残した太郎を「プリミティブアートの象徴」と評した舘鼻は「ここで展覧会を開くことは太郎さんとのコラボレーションのような感覚だった」と語っています。

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「聖地とも呼べる記念館で展覧会を開くということは、私にとってのプリミティブ・アートの 象徴とも言える太郎へのオマージュであり、過ぎ去ろうとしない時代を見つめ直す機会ともなった。自分自身に 〝マジナイ〟をかけ外界からの理解を拒んだ作品群をご覧いただきたい」

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タイトルである『呪力の美学』は岡本太郎著作『美の呪力』を踏襲したものだそうです。「美学」と付けたのは、太郎がどういうふうに考えていたかということを覗き込んでみたいという意識の現れだといいます。

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「僕は現代美術家で、ある意味、ビジネスマンのようにマーケティングを考えないと生き残れない。でもそういうものを取り払ったときにどういう感覚に戻れるか。『この作品、売れるかな?』とか『この作品いくらにしようかな?』とかそんなことを考えない、高校生の頃の気持ちを自分で取り戻してみたかった」

「太郎さんの作品から妖気のようなものを強く感じるし、その存在自体に影響を受けた。だから『同じテーマで作品を作ってみたらどうなるか?』とか『お互いのDNA同士が掛け合わさったときにどうなるか?』という感覚で考えてみた。それがここで展覧会をやる醍醐味だと思う」

 

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「クリエーションの中心には常に日本がある。大学では友禅染めなどの古典的な染織技法を研究してきたが、大切なことは現代に目を向けること。現代の生活に目を向けることで過去の歴史も感じ取ることができる。普段見過ごしてしまうような日常に目を向けることも重要で、そこには多くのヒントがある。日本の古典的なアイデンティティーに加えて、現代という時代を読み解くことが、新しい価値観の創造へつながると思う」

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6mirai.tokyo-midtown.com

 

書籍 

 

*1: (たてはな のりたか)1985 年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づ く人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では染織を専攻し遊女に 関する文化研究とともに友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。卒業制作であるヒールレスシューズは花魁の 下駄から着想を得たものである。