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チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

伊藤潤二さん「漫勉」に登場

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漫勉初のホラー漫画家「伊藤潤二(53)」が登場。代表作は「富江」シリーズ。現在まで、8作も映画化され、人気ホラー映画シリーズとなっている。幼少の頃から、楳図かずお古賀新一の怪奇漫画に熱中し、高校卒業後、歯科技工士になるも、86年投稿した「富江」がきっかけでデビュー。その後、漫画に専念し、「うずまき」「闇の声」「魔の断片」などホラー漫画を中心に発表。「誰も見たことがない世界を作りたい!」奇想天外な発想から生み出される恐怖の世界に、読者は一度はまると抜け出せない!

放送 3月9日

 

http://natalie.mu/media/comic/1703/0303/extra/news_xlarge_itojyunji_main.jpg

伊藤潤二のデビュー30周年を記念して公式サイト「伊藤潤二の呪いの館」がオープンしました。

publications.asahi.com

 

伊藤潤二さんの作品は、心の奥底にノックもせずに直接入り込んでくるような、禍々しい力に満ちています。

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人面に空いた螺旋状の穴の中に、眼球が横滑りしながら落ちて行きます。悪い夢でもあり出くわさない映像です。漫画家というポジションより、画家としての方向性を強く感じます。

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紐のようなものを下げた首が宙を舞うカット。ルドンの「眼」を見た時に感じる不気味さを感じます。螺旋状のモチーフも古くから人間を掴んで離さない力があります。「漫勉」でも取り上げられた新作「恐怖の重層」でも地面に穿たれた模様が描かれ、吸い込むような効果を生んでいます。

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「恐怖の重層」を見て、キューバ生まれのアーチスト・アナ・メンディエタの作品を思い出しました。人は大地につながっている。

www.hirosecollection.com

伊藤さんは、現代美術とかなり近い接点を持つ作家のように感じます。