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響くアートの愛好家

日曜美術館アートシーン3月13日

日曜美術館アートシーン*

 

1.草間彌生 わが永遠の魂(国立新美術館

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会期:2017年2月22日~5月22日

世界を舞台に活躍する前衛芸術家、草間彌生(1929年-)。1950年代後半に単身ニューヨークに渡って以降、絵画、彫刻、インスタレーション、映像、さらには小説に至るまで、広範な活動を展開してきました。デビュー以来一貫して時代の最先端を走り続け、今なおその創作意欲はとどまるどころか、さらに加速しています。近年では欧米、中南米、アジア、そして日本など世界各地で大規模な個展を次々と成功させており、今や「日本が生み出した最も傑出したアーティスト」といっても過言ではないでしょう。本展では、2009年から草間が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」のうち日本初公開作品約130点を中心に据え、初期から現在に至る創作活動の全貌を約270点の作品によって総合的にご紹介します。 

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草間彌生展「わが永遠の魂」国立新美術館

 

2.丸山コレクション 西アジア遊牧民の染織 ~塩袋と旅するじゅうたん (たばこと塩の博物館

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会期:2017年1月21日~4月9日

イランを中心とした西アジア地域に展開するバルーチ族やカシュガイ族、クルド族などの遊牧民たちは、伝統的に、各部族を象徴する紋様を織り込んだ羊毛織りの塩袋(ナマクダン)を制作・伝承してきました。塩袋は、精緻な紋様をもつ染織品としての魅力だけでなく、ユニークな凸型の姿も、見る者を楽しませてくれます。さらに、家畜群のコントロールなど、生活の中で重要な役割を担う“遊牧民にとっての塩”を物語る好資料でもあり、当館でも注目しているところです。
今回展示する「丸山コレクション」は、 もはや現地でも入手不可能な百~数十年前の絨毯やキリムを中心に、塩袋や鞍袋、食卓布といった生活用品にまでおよぶ、遊牧民染織品の一大コレクションです。
個人の資料であり通常は公開されていませんが、当館では2008年にそのうちの塩袋と生活用袋物を中心とした展覧会を開催し、好評を得ました。
今回は、その「丸山コレクション」の中から、遊牧民ならではの魅力にあふれた絨毯に重心を置いて作品を選び、塩袋とあわせて、すべて初公開の約70点を展示します。旅を前提とした厳しい遊牧の暮らしの中で、一心に織られた染織品としての“美しさ”とその“迫力”に触れていただければ幸いです。

丸山コレクション 西アジア遊牧民の染織 ~塩袋と旅するじゅうたん~|特別展|たばこと塩の博物館

3.デビュー50周年記念展 池田理代子ー「ベルばら」とともにー (日本橋高島屋

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会期:2017年3月8日~3月20日

2017年は『ベルサイユのばら』の作者・池田理代子が作家生活50周年を迎える記念年である。展示会では代表作『ベルサイユのばら』の魅力とともに、半世紀にわたる歩みと多彩な作品を紹介する。初期の社会派作品から『女帝エカテリーナ』などの歴史ロマン、音楽への思いあふれる『オルフェウスの窓』、そして40年ぶりの復活が話題を呼んだ『ベルばら』の新作「エピソード編」まで、初公開を含む貴重な原画や資料200点以上を通して創作の軌跡をたどる。 

www.asahi.com

4.描かれた茶の湯(茶道資料館)

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会期:2017年1月7日~3月29日(日)

「日常茶飯事」と言われるように、茶は身近なものとして人々に親しまれてきました。
 室町時代には、寺社など人が集まる場で茶が振る舞われる一方、精神性を前 面に押し出した「わび茶」が誕生し、茶室の中で亭主と客が一体となって、その空間・時間とともに茶を味わうようになります。天正15年(1587)、豊臣秀吉が貴賤や貧富を問わず参加を呼びかけた「北野大茶湯」では、800もの茶屋が設けられたと言い、茶の湯の流行をみることができます。男性主体に行われてきた茶道は、明治時代になると、身に付けるべき礼式の一つとして女性たちにも広まり、今日に至っています。
 本展では、主に江戸時代から明治時代にかけて様々な形式の茶の湯を描いた絵画を紹介します。

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-裏千家ホームページ 茶道資料館

 

5.ルノワール展(宮城県美術館

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会期:2016年9月24日(土)~12月11日(日)

明るい陽光のなかで、あどけない表情を浮かべる少女。あるいは、柔らかい光のなかで、静かに読書する女性。これらのイメージには、ひとかけらの悩みもなく、画面の隅々まで幸せな情感に満たされています。このことが、ルノワールが多くの人々に愛され続ける理由ではないでしょうか。ルノワールが幸福感に満たされた絵を描いた背景には、楽しげな主題だけが楽しげな絵画を生み出すという確信があったからだといわれています。

今ではルノワールの描き出す光り輝く表現に私たちは無条件に心地よさを感じますが、当時のフランスの美術界ではなかなか受け入れられず、厳しい評価にさらされました。私たちが親しんでいるルノワールのやさしい表現は、実は絵画における革命でもあったのです。

本展覧会では、ルノワールがその才能と絵画の革命を一気に花開かせたいわゆる『第1回印象派展』出品の代表作、《バレリーナ》(ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵)をはじめ、初期の印象派展の時代から、後期の無邪気にたわむれる明るい裸婦像まで、国内外の作品を展示し、ルノワールの魅力をあますところなくご紹介します。

 

ルノワール展 - 宮城県公式ウェブサイト

 

6.江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影(板橋区美術館)

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会期:2017年2月25日(土)~3月26日(日)

祝砲を放ちながら長崎港に入港するオランダ船や唐船、ギヤマンの杯や肉料理が並ぶ出島商館員の食卓など、海外との貿易都市である長崎に材を求め、異国趣味に溢れた町の雰囲気を伝える版画があります。江戸中期から100年以上もの間、長崎で版行され、主に土産物として親しまれた「長崎版画」です。
市中にあった複数の版元が、制作から販売まで一貫して手掛けたこれらの版画には、作者の署名どころか、版元名すらないこともしばしばでした。実態は謎に包まれていますが、西洋画法に秀でた荒木如元や川原慶賀、舶来画を鑑定・模写する唐絵目利まで様々な画人が関わったと推測されています。また、版元・大和屋に入婿した磯野文斎のように、合羽摺を主とした長崎版画の世界に、江戸仕込みの本格的な多色摺で挑み、洗練された作品を世に送り出した絵師もいました。
本展覧会は、長崎版画の源流とされる蘇州版画や、その影響が色濃い初期作品から、報道性を盛り込んだ幕末の作品まで約100点により、長崎版画の多彩な魅力を紹介する近年にはない試みです。さらに、長崎で描かれた異国の面影を感じさせる肉筆作品約30点も展示し、長崎版画を取り巻く諸相を探ります。

板橋区立美術館