チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

日曜美術館アートシーン3月19日

*写真*

 

 

1.ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力 (Bunkamura ザ・ミュージアム

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会期:2017年2月23日~4月16日

幕末から明治を生きた天才絵師、河鍋暁斎
世界屈指の暁斎コレクションとして知られるイスラエル・ゴールドマン氏所蔵の作品によって、多岐にわたる暁斎作品の全体像に迫る!

www.bunkamura.co.jp

 

2.愛しきものへ 塩谷定好 1899-1988 (島根県立美術館

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会期:2017年3月6日~5月8日

「自然の心を私の心に重ねる」ように、山陰の風物を生涯写し続けた塩谷定好(1899-1988)。大正末から昭和初期に隆盛した絵画主義の写真「芸術写真」を代表する写真家です。
 19世紀末から20世紀初頭にかけて欧米で隆盛したピクトリアリスム(絵画主義)は、日本で独自の発展を遂げ、豊かな成果をもたらしました。塩谷は、洋画壇の前衛的な作風を取り入れた「日本光画協会」に属し、「ヴェス単」の愛称で知られる小型カメラを愛用し、独特の白の滲みに味わいのある軟調描写で、眼前の日本海や山里などの身近な自然とそこに暮らす人々を写し出しました。印画にメディウムを塗り、油絵具や蝋燭の油煙で仕上げる手法を用いた塩谷作品の深い味わいは、多くの写真家たちの胸を打ち、写真雑誌に次々と掲載されて全国に名を馳せたのです。写真に対するその真摯な態度は、いくつもの神話を生み、写真の道に進んだばかりの植田正治にとって、まさに神様のような存在でした。
 しかし、昭和10年頃から「新興写真」の名のもとにカメラの精緻な描写力をストレートに用いたモダン・フォトグラフィが一世を風靡すると、芸術写真は否定され、戦後のリアリズムなどの新たな潮流のなかで埋もれていったのです。多様な写真表現が展開される現在、芸術写真を再評価する機運が高まるなか、写真家・塩谷定好は、稀有の存在として再び注目されています。80年もの間大切に保存され、日の目を見ることのなかった貴重なコレクション約400点(作品約300点、資料約100点)によって、戦前の作品を中心に塩谷定好の全貌を公開します。

島根県立美術館|愛しきものへ 塩谷定好 1899-1988

3.カオスモス5 一粒の砂に世界を見るように(佐倉市美術館)

http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/exhibition/Chaosmos5-21.gif

 

会期:2017年3月1日~3月28日

カオスモスとは、「カオス(混沌)」と「コスモス(宇宙、秩序)」を合体させた造語ですが、この言葉の示すように、様々な思想や様式が融合し、分裂していく今日の美術の状況を報告すると共に、それらがどこへ向かっているのか、鑑賞者と共に考える企画でありたいと考えております。
 近年、西欧の現代美術等の影響により、巨大な絵画や彫刻が制作されることは珍しいことではなくなりましたが、その一方で、ジョセフ・コーネル(Joseph Cornell/1903-1972)の箱型の作品のように、両手で抱えられるほどのサイズながら、作家の世界観が凝縮したといえるような作品も少なからず存在します。本展では、限られたサイズや色、時間の中に作家の意図が凝縮されたといえる表現についてご紹介いたします。古来、東洋では閉じられた小世界の内に宇宙を見るという「壺中天」(壺の中の別世界)や「洞天福地説」(洞窟の中の別天地)等の心的傾向があります。ある寸法や時間の中にこめられた作家独自のエッセンス(本質)を是非、お楽しみいただければと思います。

カオスモス5 一粒の砂に世界を見るように

4.オリエンタル・ファンタジー展 〜華宵とアラビアン・ナイトの物語(高畠華宵大正ロマン館)

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会期:2017年1月21日~5月7日

本展覧会では、海野弘監修の『オリエンタル・ファンタジー アラビアン・ナイトのおとぎ話ときらめく装飾の世界』(2016年、ピエブックス)で紹介された「アラビアン・ナイト」のヨーロピアンイメージと、高畠華宵らの大正ロマン的オリエンタルイメージを比較紹介します。エキゾチックで美しく儚い幻想世界をお楽しみ頂ければ幸いです。

 

http://www.kasho.org/oriental.html

 

5.「楽しい隠遁 山水に遊ぶ―雪舟、竹田、そして鉄斎―」(泉屋博古館

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会期:2017年3月4日~5月7日

文人たちは、俗事を離れた自然の中での隠遁生活を理想としました。自然の中で、気のあった友と語りあい、お気に入りの芸術を鑑賞し、時には自らも筆をとる。本展では、そうした生活に憧れた中国・日本の文人たちが描いた書画とともに文房具の名品も紹介します。

京都:企画展スケジュール|泉屋博古館 住友コレクション

 

6.パロディ、二重の声 ――日本の一九七〇年代前後左右(東京ステーションギャラリー

 

 

会期:2017年2月18日~4月16日

1960年代中頃から日本のアーティストが頻繁に実践し、70年代に入るとテレビや雑誌などを通じて社会的に流行した「パロディ」。ありとあらゆる文化がパロディに染まったこの現象は、モダンとポストモダンの隙間に開花した徒花(あだばな)であったのか?
日本語として定着し、それでいてなお不明瞭なこのパロディという技術または形式を、当時の視覚文化を通じて振り返ります。

www.ejrcf.or.jp