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チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

ライアン・ガンダー ーこの翼は飛ぶためのものではないー

「思考の遊園地」がやってきました。あたらしいタイプのコンセプチュアル・アートとして注目されている作家、ライアン・ガンダーの日本初の大規模個展が開催されています。

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ライアン・ガンダー ーこの翼は飛ぶためのものではないー

ひとことで言ってしまえば「考えるな、感じろ。」というのがコンセプチュアル・アートの楽しみ方です。”意味、内容、思考などを重視した芸術作品を示す用語”と説明されても、一般人にはかえってわかりにくいのが現代アートです。ガンダーの作品は、目玉のオブジェに代表されるように、広告デザインに通じるわかりやすさを感じます。展覧会のために来日したガンダーは、4月30日に行われた講演会で「私はメッセージよりもフレームワーク(枠組み、構造)に興味がある」と述べました。

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ガンダーの作品を見ていると、コミックやアニメ、ショッピングモールの装飾などで見たことがあるようなイメージが頭のなかに湧き上がってきます。しかし、じっと満たいると造形そのものが物語を語り始めるような気持ちがしてきます。ガンダーの作品は物語のエッセンスなのかもしれません。「何千、何万ものストーリーが含まれている作品を作りたい」と語ったガンダーは人間の本能に語りかける物語作家なのかもしれません。 

 

 

会期:2017年4月29日〜7月2日
会場:国立国際美術館