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チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

日曜美術館アートシーン5月14日

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1.創建1250年記念 奈良西大寺叡尊と一門の名宝(三井記念美術館

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会期:2017年5月16日~6月11日(後期)

創建1250年を記念し、西大寺蔵の彫刻や絵画、工芸、古文書など国宝、重要文化財を含む名宝の数々を公開します。新たに国宝に指定された「興正(こうしょう)菩薩坐像」と重要文化財愛染明王坐像」が3会場を巡回するほか、重要文化財文殊菩薩四侍者像」が東京展・山口展を巡回します。大阪展では「塔本四仏坐像」を4体揃えて展示します。

saidaiji.exhn.jp

 

2.19世紀パリ時間旅行 -失われた街を求めて-(練馬区立美術館)

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会期:2017年5月16日~6月4日(後期)

フランス文学者の鹿島茂氏(明治大学教授、フランス文学者)による「失われたパリの復元」(『芸術新潮』連載)をもとに、19世紀パリの全体像に迫る展覧会を開催します。
パリのはじまりは遡ること紀元前3世紀、以後少しずつ拡大し、ヨーロッパを、世界を牽引する近代都市として形成されました。その長い歴史の中で、もっとも衝撃的な出来事が第二帝政期(1852-70)に行われた「パリ大改造」(1853-70)です。しばしば「パリの外科手術」とも呼ばれるこの大改造は、時の皇帝ナポレオン3世(1808-73/在位:1852-70)の肝いりで、1853年にセーヌ県知事に就任したオスマン男爵(1809-91)によって着手されました。都市としての基本部分こそ大きな変化なく引き継がれましたが、ナポレオン3世の治世当初とその終焉の年ではパリの景観は様変わりしました。この大改造によって、現代のパリに続く都市の骨格が形成されたのです。
1870年代に入り、大手術を経たパリの景観は、印象派をはじめとした画家たちの格好の題材となりました。それは新しいパリが、同時代の芸術家にとって創作の源泉となったことを意味しており、言い換えれば、近代都市の成立は近代美術の形成とも連動していると指摘できるでしょう。
また、この大改造では、多くの犠牲も強いられました。パリ中心部では、下層民の過密状態の劣悪な居住環境は改善されることなく、都市部の労働者や職人はパリ周縁部へと強制的に追いやられ、破壊と変化に人々は翻弄されました。苦しみと不満が募る中で、昔ながらの街並みや消滅したコミュニティを懐かしむ声が聞こえはじめます。懐かしいパリの路地風景を版画におこしたアドルフ・マルシアル・ポテモン(1828-83)の『いにしえのパリ』(1866)には、そのようなノスタルジーが反映されているのです。これは、ユゴーバルザックに描かれたかつてのパリを私たちに伝える唯一の版画連作です。
本展では、絵画や衣装など多様な美術作品を通して、パリの歴史を辿り、大改造以前・以後のパリを紹介します。

www.neribun.or.jp

3.決定的瞬間 アンリ・カルティエ=ブレッソン展(何必館京都現代美術館

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会期:2017年4月5日~6月18日

アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908-2004)は、20世紀という時代を見事に撮らえ表現した写真家です。アメリカ、中国、インドなど世界各地を訪れたブレッソンは、小型カメラ「ライカ」によってロシアの解放やガンジーの死など、歴史的な瞬間を撮影すると同時に、その土地に生きる人々の生活も撮らえてきました。本展は、アンリ・カルティエ=ブレッソンのサイン入りオリジナルプリント約60点を展覧します。

何必館

4.今に生きる「人道博愛の心」 美術に見る日本赤十字社の歩み(徳島県立近代美術館

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会期:2017年4月22日~6月11日

日本赤十字社徳島県支部は明治20年10月28日に全国で初めて設立された6支部の1つとして誕生し、本年創立130周年を迎えるにあたり、記念事業の一環として「赤十字美術展」を開催することとなりました。

この美術展は、日本画壇の巨匠達から日本赤十字社に寄せられた素晴らしい名画、赤十字の人道活動を自身の筆で未来へ語り継ぎたいとの思いを込めて描いた秀作、赤十字活動の歴史的資料等を一堂に会した記念展です。

http://www.art.tokushima-ec.ed.jp/article/0008538.html

 

5.自然をうつす 漆芸家・関谷浩二が挑んだ漆表現の可能性(福島県立博物館

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会期:2017年4月29日~6月4日

福島県文化功労賞受賞者で会津を代表する漆芸家・関谷浩二。
 福島県川俣町出身で、会津若松市の蒔絵師・関谷彦蔵に学び、後にその養子となった関谷浩二は、丁寧で誠実な関谷彦蔵の蒔絵を受け継ぎました。やがて養父の没後、日本を代表する漆芸家・六角大壌、田口善国の門下となり技術を磨きます。技だけではなく精神性まで教えられたという優れた師たちとの出会いの中で身についた精緻な技も、技だけでは成り立ちません。
 関谷浩二は、日々、自然に向き合い、その姿の写生を重ねました。対象の質感、気配までうつし取ろうとするかのように丹念に行われた写生が、秀逸な技と融合した時、漆の新たな表現を生み出しました。それらは、関谷浩二の漆表現への挑戦の軌跡でもあります。
 本展は、近年、ご本人よりご寄贈いただいた漆作品約40点の当館での初公開と代表作の展示により、関谷浩二の漆表現の探求の旅をたどるものでもあります。

福島県立博物館 企画展・特集展 自然をうつす

 

6.熊本城 -加藤清正と細川家-(永青文庫

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会期:2017年3月18日~6月4日

2017年4月で熊本地震発生から1年を迎えます。2度の震度7を観測した地震により、熊本のシンボルである熊本城は大きく傷つき、数多くの文化財が甚大な被害を蒙りました。

永青文庫は、肥後熊本54万石を領した細川家に伝わる文化財を保存・公開している美術館であり、熊本とは強く深いつながりを持っています。熊本城に焦点をあてた本展では、当館が所蔵する史料や美術工芸品等を通して、熊本城と細川家の歴史・文化を振り返ります。

加藤清正が築き、細川忠利入城以来240年細川家が守り伝えてきた熊本城の勇壮な姿。忠利が客人として招いた宮本武蔵。繰り返された熊本城の被災と普請。参勤交代で使用された御座船・波奈之丸など、熊本城にまつわる歴史を多方面から紐解きます。

熊本への理解を一層深めることが、復興支援の一助に繋がるとの願いを込めて、地震から1年に合わせ開催いたします。

 

永青文庫美術館