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チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

日曜美術館「人のやらないことをやる!~版画家・一原有徳の挑戦~」

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日曜美術館「人のやらないことをやる!~版画家・一原有徳の挑戦~」

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水滴なのか、はたまた細胞なのか・・・。まか不思議な模様が広がる画面。それまでの常識にとらわれない斬新な版画を作ったのが"現代版画の奇才"と呼ばれた版画家・一原有徳(いちはらありのり:1910~2010年)です。

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北海道小樽市にある旧郵政省・貯金局で働きながら創作を続けた一原は40代の頃から油絵を描くようになります。ある日パレット代わりに使っていた石版の上に偶然あらわれた絵の具の模様に強く心惹かれました。とっさに紙を乗せて写し取ると、そこには、コレまで観たこともないような独特の世界が広がっていました。

一原は偶然が生み出す表現の虜になります。石版の上にインクを塗りそれを自在にかき回しそして写し取るという「モノタイプ」と言う版画の技法を追求し、やがて世界的に知られる存在となりました。この時すでに50歳。ここから怒濤の創作が始まったのです。

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一原は創作にあたって、作品に何らかのイメージを込める事を極度に嫌いました。それは、既存の意味や表現の模倣になりかねないと思ったからです。さらに新しい世界を求めた一原が目をつけたのが金属の腐食でした。薬剤を使い版を腐食させてできた模様を求め実験を繰り返します。貯金局の地下にあった作業場は”実験工場”となりました。自然にできた金属のサビさえも版画の素材として取り込むなど、常に新しい技法を追い続ける事で自らの理想へと突き進みました。一原は100歳で亡くなるまで旺盛な探究心を持ち続けた"美の探検家"だったのです。 

「果たして、イメージを完全に排除した作品は可能なのか?」番組では一原の生涯をかけた実験を追います。

【出演】茂木健一郎,世田谷区美術館長…酒井忠康,【司会】井浦新,高橋美鈴

放送日

2017年5月21日

取材先など 

blog.kenfru.xyz

 

 

放送記録

av98ingram.wpblog.jp

 

書籍 

ICHIHARA―一原有徳作品集

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クライン・ブルーの石―一原有徳「山行小説集」

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一原有徳物語

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脈・脈・脈―山に逢い、人に逢う旅 (PQ books)

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小さな頂 (1974年)

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美術館・展覧会

otarubij-kyoryoku.com