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【悲報】レオナルド×ミケランジェロ展出品予定作品展示中止のお知らせ

6月17日から開催する「レオナルド×ミケランジェロ展」に出品を予定していた《美しき姫君》につきまして、都合により展示を見送らざるを得なくなりました。楽しみにお待ち頂いたお客様にお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜れますよう宜しくお願い申し上げます。http://mimt.jp/blog/museum/?p=5270

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1998年1月、NYのクリスティーズで一枚の絵が1万9千ドルで落札されました。絵の名前は「19世紀ドイツの画家がルネサンス調を模した作品」。専門家たちはこの絵を見て呆然となりました。

この絵が描かれた記録はありません。しかし、ペンで描いた陰影は、この絵を描いた画家が左利きであることを示しています。さらに科学的に肖像画を分析すると、絵が描かれている子牛の皮で作られた紙(ヴェラム)は15~16世紀のものと推定されました。肖像画のモデルが身にまとうファッションも、ルネサンス期のミラノのものであることを特定され、作者はレオナルド・ダ・ビンチではないかとされたのです。

放射性炭素で年代を測定し、特殊カメラで修正カ所や筆致を解析していく。ナイフの跡や小さな穴から、モデルとなった女性も明らかに。謎に満ちた「美しき姫君」の真実に迫る。

決め手のひとつは「指紋」でした。絵の左上に「指紋」が発見され、デジタル解析した「指紋」鑑定の結果ダ・ヴィンチの別の作品から採取された指紋と高度な一致が確認されたのです。

ワクワクするような謎解きドラマが秘められた絵画が展示中止となったのは残念でなりません。