チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

生賴範義展

特定非営利活動法人 宮崎文化本舗などが主催する異色のイラストレーターの回顧展が開催されます。

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イラストレーターの名は生賴範義。描いた作品は、映画、小説、ゲーム、商業アート、多くのジャンルにまたがります。1960年代~2010年代まで半世紀にわたり、日本中に、そして世界の人々を魅了し続けてきました。

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彼の名前を一躍有名にしたのがスターウォーズのビジュアルです。展覧会では1981年に発表された600号の大作などを中心にイラストレーターとして制作した作品や、画家として描いた作品などが公開されます。

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とみさわ昭仁*1さんは展覧会の見所を語っています。

作品の幅広さにあらためて驚かされた。SF作家・平井和正小松左京の作品の挿絵、「SFアドベンチャー」を初めとする数々の表紙はもとより、ポプラ社の「少年版江戸川乱歩選集」イラスト、戦史・戦記もの、ゲームソフトのパッケージなど、とても挙げきれない。何より驚いたのは、家庭用の医学書の大ベストセラーと知られる『家庭の医学』の挿絵をほとんど描いたというエピソードだ。
 そんな見慣れたイラストであるが、作品の原画を観る機会はこれまでほとんどなかった。トークでも生の作品の迫力が語られたが、2018年1月になれば上野の森美術館でそれを体験出来るだろう。「スターウォーズ 帝国の逆襲」のあのポスター。宮崎まで天才・生頼範義展を見に行ってきた - エキレビ!(1/4)

 

生賴範義(1935−2015)は兵庫県で生まれた後、東京藝術大学への進学を機に東京へ移り住む。やがて雑誌の挿絵や広告イラストで本格的にイラストレーターとしての活動をはじめました。

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1973年には妻の郷里である宮崎県宮崎市に住まいを移し、2011年に脳梗塞を発症し療養生活に入るまでのおよそ50年間、アトリエにこもり続けてひたすら殺到する仕事をこなしました。宮崎県ではこれまでもたびたび生賴範義展を開催してきましたが、好評に答える形で東京での展覧会が開かれることになりました。

上野の森美術館 - 展示のご案内 - 生賴範義展

会場 上野の森美術館

会期 2018年1月6日 (土) 〜 2018年2月4日 (日)

 

*1:神保町特殊古書店マニタ書房店主