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響くアートの愛好家

生誕150年記念 藤島武二展

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生誕150年記念 藤島武二

 

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藤島は1867年薩摩藩主の三男として生まれました。日本がを学んだ後18歳で上京。洋画の道へと進んでいきます。

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初期の油彩画。日本的な画題をどう油絵で表現するかも模索の跡が見えます。

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その後同時代の西洋絵画の影響を受け、藤島の画風は大きく変わります。

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どこか退廃的な空気を漂わせる美女。藤島は耽美で謎めいた女性像で新境地を開きました。

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この時期、アール・ヌーボーの様式を取り入れ、本の装丁などにも挑戦しています。

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歌人与謝野晶子の「みだれ髪」の表紙。

f:id:tanazashi:20170829215344p:plainハートの形はモダンで心躍るデザインでした。

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藤島は西洋と東洋が融合する油彩画を模索しつづけます。

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ここではイタリア・ルネサンス期に観られる横顔の女性像を日本人のモデルで描いています。

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衣装は中国の服。イメージに合う服をイタリアに旅行中の友人に頼んで送ってもらうほどのこだわりようでした。

 

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藤島武二は常に挑戦をし続けた画家でした。

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練馬区独立70周年記念展 生誕150年記念 藤島武二
会期  2017年7月23日(日曜)~9月18日(月曜・祝日)*会期中展示替えがあります

www.neribun.or.jp

 

1967年開催の生誕100年回顧展に出品されて以降、50年が経過した今も姿を現したことがないという作品があると某ブログにありました。

作品名は「蝶」と「芳蕙」。67年当時の所蔵者は大里一太郎とあります。名前を手がかりに探すと埼玉県春日部市に位置した粕壁の豪商・大里一太郎にブチあたりました。粕壁は宿場町として栄えたといわれ、漆器を商う豪商邸も残っています。美術関係者は先刻承知と思いますが、現在の所有者は誰なのか推理する楽しみもあります。