チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

現代美術家の宇治野宗輝

 

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ヨコハマトリエンナーレ横浜赤レンガ倉庫1号館

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身近な大量生産品を転用し、音楽を奏でたりユーモラスに動いたりするオブジェを発表してきた作家が現代美術家宇治野宗輝です。

展示作品「プライウッド新地」は鑑賞者の笑いを誘う一方で、現代社会を支配する物質文明への批評をも含んだインスタレーションです。

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横浜赤レンガ倉庫1号館のスペースにアメリカンティストをたっぷり含んだ道具が並びます。古い洗濯機の部品や自転車、ミキサー、大工道具などが子どもの頃組み立てて遊んだおもちゃのように組み立てられて並べられています。

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二層式洗濯機の脱水機だけがくるくる回転する謎のオブジェ。

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エレキギターに合体したミキサーマシン。

 

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こちらのギターの上にはたわしとペットボトルが乗っています。

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スペースの中央には自動車のワイパーを取り付けられた自転車が動きます。

突然静まり返っていた展示品に明かりが灯り、それぞれのオブジェが独演会のように動き出します。中央のスクリーンには、オブジェに仕掛けられた小型カメラが映し出した映像が移ります。

スパゲティのように絡みついた電線が生命維持装置のようにオブジェの生命を支えているかに見えます。

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突然、会場のスクリーンはドキュメンタリー風の映画に切り替わります。高度経済成長を辿った日本の郊外都市を撮影した作品は、会場に並べられたオブジェの動きとシンクロして、観客の時間を過去へと導いてくれます。

展示された大量の工業製品は私たちが使い潰した浪費の意味を問いかけていめのかもしれません。

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