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響くアートの愛好家

北斎インパクト~世界が愛した超絶アート~

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世界で最も有名な浮世絵師・葛飾北斎

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その作品は、印象派などの西洋美術のみならず、世界のファッションや、音楽、アニメ、さらには社会思想にまで巨大な影響を与えてきた。

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NHKは、大規模な特別展を今年開催した大英博物館の研究チームと、8K超高精細カメラを使って作品を調査。

なぜ江戸の一浮世絵師が、世界にインパクトを与えたのか、解明に挑んだ。女優の貫地谷しほりが、謎と魅力に満ちた北斎の世界に迷い込んでいく。

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北斎インパクト~世界が愛した超絶アート~

放送:2017年10月7日

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イギリス大英博物館で開催された「葛飾北斎展」。

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およそ200点に及ぶ北斎の作品が世界中から集められました。

来場者は13万人を数え、北斎の人気ぶりを印象づけました。

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あの「グレート・ウェーブ」も展示されました。

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北斎が74歳にして完成させた「富嶽三十六景」

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この作品にょって北斎は不動の評価を獲得しました。

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こちらは駿州江尻の作品。傘や紙が飛ぶことで、

風という目に見えないものまで描いています。

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注目を集めたのは「肉筆画」です。

大量に刷られた版画とは違って一点しかない貴重な作品です。

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ふんだんに金をちらした極彩色の空間。

力強く弓を持つ武士。

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細部まで揺るがせにしない入念な仕上げです。北斎壮年期の作品です。

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こちらは北斎90歳。絶筆として伝えられる「富士越龍図」。

昇天する龍は、死の間際まで高みを目指して描き続けた自らの姿と言われています。

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欧米で北斎が広く知られるようになったのは明治時代。

19世紀のことでした。

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ヨーロッパにもたらされた大量の浮世絵は「ジャポニズム」というブームを巻き起こしたのです。

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パリの美術館には北斎の影響を受けたとみられる作品が数多く展示されています。

ロダンの弟子。

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カミーユ・クローデルが手がけた「波」。

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「グレート・ウェーブ」に触発されて制作しました。

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セザンヌの代表作「サント=ヴィクトワール山」

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木々の向こうに山を望む構図が北斎の浮世絵の印象に重なります。

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ドガの作品のモチーフは、北斎が描いた「北斎漫画」によく似ています。

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力士のポーズが踊り子に置き換えられています。

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巨匠たちに大きな影響を与えた北斎

当時の美術評論家はこんな言葉を残しています。

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北斎は地上で最も独創的な芸術家である」

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パリ郊外のジヴェルニー。

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北斎に魅せられた画家クロード・モネが暮らしていた街です。

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アトリエにはモネが集めた200点近くの浮世絵が飾られています。 

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モネの代表作「印象 日の出」。

朝もやの朝の港を素早い筆致で描いています。

この作品も北斎の影響を受けて誕生したという説があります。

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モネ研究家で美術史家のレファーブル・ジュラルディーニさんが案内してくれたのは、

モネが「印象 日の出」を描いたとされる場所でした。

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建物の窓から見た港。

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かつてこの建物は港が一望できるホテルでした。

そこから見える風景をモネは眺めていたといいます。

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モネは移ろいゆく光景に関心を持つ「光の画家」でした。

そんなモネにとって、北斎はインスピレーションの源だったのです。

光を描くことを追求したモネ。

北斎はどんなインスピレーションを与えたのでしょうか。

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モネと北斎のつながりを紐解く浮世絵が大英博物館にあります。

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富嶽三十六景・凱風快晴」。通称赤富士です。

真っ赤な山肌と空の青さが鮮烈なコントラストをなしています。

ところがこの版画には全く違った色合いで刷られたものが存在します。

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それは世界に数枚しかない幻の浮世絵。

山肌の色合いから「ピンク富士」と呼ばれています。

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