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響くアートの愛好家

長谷川利行をフォローした男・正宗得三郎展

府中市美術館で「正宗得三郎展」が開催。

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正宗得三郎は、絵は情熱で描くべきことを青木繁から、色彩は魔法のように用いるべきことをアンリ・マチスから、そして真実の世界を描くべきことを最後の文人富岡鉄斎から学びました。 自らの絵画を「色彩の音楽」として謳いあげ、また独学の無名画家、長谷川利行の東洋的和魂の画風をいち早く評価するなど、西洋絵画と拮抗しうる日本近代絵画の特質を訴え、南画と油彩画との融和によって、日本的で柔らかな作品を生み出しました。

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1883年(明治16年岡山県生まれ。1914年(大正3年)パリに渡航し絵を学びます。戦時中空襲で焼け出された正宗得三郎は1949年府中に移り住み、1962年に亡くなるまで府中で制作を続けました。

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当時の世相を反映してか、無頼の魂がこの画家にも宿っていたことが感じられます。

年下で無名の長谷川利行の絵をどうしても評価しない審査委員に、「この絵は、私たちの先生の絵だ」と激しく主張し、頬を紅潮させた画家としても知られています。

blog.kenfru.xyz

長谷川利光の作品評価を巡ったエピソードからも正宗の芸術感がうかがわれます。

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青木繁マチスと交流があったようで、その影響を作品から伺い知ることができます。

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正宗得三郎 2017年11月3日〜12月28日 府中市美術館 

正宗得三郎 東京都府中市ホームページ