チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

2017年入場者ランキング・ベスト10 中間報告

ミュシャ展 661,906人

草間弥生 520,320人

マリー・アントワネット展 420,028人

バベルの塔展(東京都美術館) 379,527人

以下、アルチンボルド展、大英自然史博物館展、マーベル展、ボストン美術館の至宝展、N.S.ハルシャ展、バベルの塔

 

2017年の展覧会の特長は”劇場化時代の展覧会”だったと言われます。

大空間の中で人気役者の名演技を楽しむように、美術館の空間ごと作品を楽しんでもらおうという企画展が数多く企画されました。

展覧会を支える観客層は中高年。それも女性層が中心であると言われます。

大人しく静かに観賞するタイプの観客です。

ところが動員が記録された展覧会では、静かに観賞するような展示ではなく、空間も合わせて展示する方法で人を集めました。

象徴的だったのは展示の一部を撮影可能としていたことです。

撮影した写真をネットで共有する観賞体験が若い観客の興味を集めました。

人びとの心の中に潜む怖さに焦点を当てた企画展や、だまし絵といった謎解きを前面に出した展覧会も能動的な観客層を掘り起こしました。

「運慶展」「国宝展」「怖い絵展」「ゴッホ展」といった展覧会の集計がまだですが、固定層に若年層が上乗せされた動員が目立った年でした。