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プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光

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プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光

2002年から今年で5回目となるプラド美術館展です。

マドリードにあるプラド美術館は、スペイン王室の収集品を核に1819年に開設された、世界屈指の美の殿堂です。本展は、同美術館の誇りであり、西洋美術史上最大の画家のひとりであるディエゴ・ベラスケス(1599-1660年)の作品7点を軸に、17世紀絵画の傑作など61点を含む70点(うち9点は資料)をご紹介します。

 

今回は過去最多となる7作品が来日します。

メインとなるのは国王の全身像を描いた「狩猟服姿のフェリペ4世」、2メートルを超える大作「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」など大作が多数含まれていることから充実の展覧会です。

ベラスケス

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ベラスケスが宮廷画家に採用されたのは23歳の時でした。

スペイン・ハプスブルグ家のフェリペ4世に認められ、王族の肖像画を描き続けました。

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王太子バルタサール・カルロス騎馬像」

父・フェリペ4世と母・イザベル王妃の肖像に挟まれるようにして宮殿に飾られたのがカルロス王太子肖像画です。下から仰ぎ見ることを前提にして馬は胴を太く描かれました。幼い王太子が馬に乗っているのは、王として国を統治できる能力を持っていることを示していると言われます。

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「狩猟服姿のフェリペ4世」

狩猟は王族にとって品格のある趣味でした。質素に描かれたのは、私生活でも品格があり質素である人物像を表現しようとしたと見られます。
狩猟姿をテーマとしているのにも関わらず、国王は銃を構えていません。戦闘の技量はあっても行使せずに国を統治する能力があることを表そうとしていると言われます。

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疲れた顔の軍神が印象的な「マルス

近くで見ると「色の染み」にしか見えないものが、遠くから眺めると人間の目に「本物」として意識される技法です。
機械的な写実ではなくぼやけた輪郭線でしか描けないリアリティは「空間を突き詰めた究極の画家」としてのちの画家たちに大きな影響を与えました。

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マルガリータ王女を描いた名画「ラス・メニーナス

画家が国王夫妻の絵を描いているときに皇女が来たのか、王女を描いている時に国王夫妻が来たのか。なぜ画家自身も王族とともに絵の中に描かれているのか。多くのか謎が隠された作品です。

 

artexhibition.jp


会場:国立西洋美術館
会期:2018年2月24日〜5月27日

 

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