チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

与勇輝展 布の彫刻−日本の情景

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セーヌ河畔にあるパリ日本文化会館で、ある日本人作家の展覧会が開かれました。

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展示されているのは布でできた人形。

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その生き生きとした表情や仕草がパリの人々を魅了します。
日本を代表する人形作家の一人。与勇輝
80歳を記念して開かれた展覧会です。

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どこか懐かしく、胸に迫る与の人形。

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およそ百体で制作の軌跡を辿ります。

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マネキンの職人だった与が、より創造的な製作をしてみたいと
仕事を始めてから半世紀が経ちます。

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1970年。初めて作家としてグループ展に参加した記念碑的な作品。

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不幸な境遇にあっても気品を失わないシンデレラの人格を表現することに苦労しました。

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与を有名にしたのはなんといっても郷愁を誘う日本の子どもたち。
置屋に幼女に来た少女の薄幸な人生を表現したくて、

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少しうつむき加減に立たせました。

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おやつを前に座る四人の兄弟。
ねえちゃんたちの饅頭。ちょっと大きくないか・・・そんな声が聞こえます。

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こいつ。負けるもんか
今にも動き出しそうな子どもたち。
与の少年時代の姿が重ねられているといいます。

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映画少年だった与が、大好きだった小津映画に発想を得た作品。
記憶に刻まれた一コマ一コマが人形になります。

「人形というのは自分の分身といわれるんです。その時の自分の有り様がわかる。

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忘れていたことを思い出させてくれる。それだけまた愛おしくなってくる。人形もよろこんでいるみたい」

 

会場:パリ日本文化会館

会期:2018年2月8日~3月3日

【巡回】
3/21-4/10 松屋銀座(東京)
4/25-5/7 京都髙島屋(京都)
5/19-5/28 横浜髙島屋(神奈川)