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響くアートの愛好家

en[縁]:アート・オブ・ネクサス 第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館帰国展

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イタリアで二年に一度開催されるヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展。

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2016年に日本館で紹介された作家12組の建築です。

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この年のテーマは「縁」。

これは長屋で実現したシェア・ハウスの模型です。

2.5層の建物の中に13もの個室があります。

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その間にオープンスペースを点在させ、共有できる場所を設けました。

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個人の居場所を確保しながら、 人と人とが緩やかにつながる空間です。

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「建築とは国家とか大きいところがつくるので、大きい建築を作るというのが我々のイメージとしてあったかと思います。それに対して、

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この展覧会で示したのは、小さい建築ですね。われわれが忘れかけていた人の縁。ものの縁。そして地域の縁。これが今若手の建築家が非常に興味を持って取り組んでいるテーマとなっていると思います」

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作りかけの家とおもいきや。

香川県小豆島の集会所。

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その一部が展覧会場に再現されています。

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梁や柱などはボルトや釘で止めるだけというシンプルなつくり。

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改修や増築がたやすくできるようにしました。

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集う人の用途によってフレキシブルに変えられる建築です。

jp.toto.com

 

第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2016年5月28日 ~ 11月27日)において日本館の展示「en[ 縁]:アート・オブ・ネクサス」は1975年以降生まれの建築家12 組に光を当て、困難な時代の中で建築に取り組む彼らの実践を「人の縁」「モノの縁」「地域の縁」という3つのテーマで鮮やかに提示。日本国内のみならず世界中の人びとの共感を獲得し、「特別表彰」を受賞しました。
進歩と信じ、西洋社会の後を追いかけるように近代化の道を突き進んできた日本社会は、高度経済の終焉や3.11を経たいま大きな転換期を迎え、現代社会において建築が何を実現すべきなのか、改めて建築家ひとりひとりに問われています。本展で着目した建築家たちは、人びとのつながりや地域との連関といった小さな物語を丁寧に形に起こすことで、建築の新たな価値を創出してきました。その背景には、モダニズムが生まれたヨーロッパ社会がもつリジットな石造文化とは異なる、アジア特有の柔軟な木造文化が強く関与しており、そこからは建築のもつ可能性をさらに押し広げ、独自の立ち居地を確立しようとする現代の建築家たちのしなやかな強さが感じられます。

本帰国展ではヴェネチアでの展示をベースに、映像や模型等のオリジナル要素を追加、再構成を行い、出展作家たちのみずみずしい感性から生み出される建築と、ビエンナーレ以降の取り組みについて紹介。記念シンポジウムや出展作家によるギャラリートークでの議論と合わせて、これからの時代に建築と建築家が果たす役割について展望します。

 

 

会場:TOTOギャラリー・間

会期:2018年1月24日~3月18日