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横堀角次郎と仲間たち 草土社の細密画から、郷里赤城山の風景まで

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横堀角次郎と仲間たち
草土社の細密画から、郷里赤城山の風景まで

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赤城山麓に位置する群馬県勢多郡大胡町(現・前橋市)に生まれた横堀角次郎(1897-1978)は、渡米準備のため上京し、転入した正則中学で椿貞雄と出会い、ともに岸田劉生を訪ねたことで、画家としての人生を歩みはじめます。劉生が率いた草土社へ参加し、関東大震災によって劉生が京都へ去ってからも、春陽会を作品発表の場として、亡くなる年の第55回まで欠かさず出品を続けました。生前、東京に活動の拠点を置きながらも、横堀は地元との結びつきを大切にしました。群馬美術協会の結成に尽力する一方で、旧制前橋中学の友人である日本画家・礒部草丘、鋳金家・森村酉三と三酉会を結成してグループ展を開催しました。

横堀の芸術は、草土社時代の細密画を別にすれば、時代を先取りするような表現を目指したものでこそありませんでしたが、生涯穏健な自然描写に徹したといえます。何度も通って繰り返し描いた郷土赤城山や東大三四郎池の風景からは、その誠実な制作態度が感じられるでしょう。

地元で「角さん」と呼ばれて慕われ続けた横堀角次郎は、2017年に生誕120年を迎え、2018年は没後40年の節目の年となります。この機会に、その画業を振り返り、横堀とともに歩んだ仲間たちの作品を交えながら、横堀の画家としての位置を探ります。

 

www.artsmaebashi.jp

会場:アーツ前橋

会期:2018年3月21日~4月30日、5月2日~6月10日