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昭和館で学ぶ この世界の片隅に

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昭和館で学ぶ この世界の片隅に

 

この世界の片隅に」の作者こうの史代さんは、創作にあたり昭和の資料を展示する同館でも資料の調査をおこなった。

複製原画の展示のほか、作中で描かれた当時のくらしがわかる写真や実際に使われていた生活道具、防空頭巾などを展示する。

絶対忘れてはならない事がある。わたし達は、戦後に生まれたからといって戦争を知らない世代では決してないという事だ。今という時代を生きている我々は、この国の戦争を経験した人に触れられる、ほぼ最後の世代の人間と「なろうとしている」 (こうの史代『平凡倶楽部』平凡社、平成22年、13頁)

戦中・戦後を広島・呉で暮らす女性を主人公とした漫画『この世界の片隅に』では、当時の市井の人々のささやかな喜び、楽しみ、哀しみ、苦しみを物語に込め、日常の暮らしがユーモラスにかつ淡々と描写されています。作者のこうの史代さんは、昭和館などでの資料調査や聞き取り調査を踏まえ、当時の暮らしぶりや使われていた道具などを克明に描いています。 本展では、戦中・戦後の「この世界」をリアルに感じてもらうため、作品に描かれた当時の様子を実物資料や写真とともに展示します。さらに常設展示室、映像・音響室、図書室など、昭和館全体を通じて戦中・戦後という時代について理解を深め、漫画の世界から現実の世界へと一歩踏み出し、当時の人々の生活上の労苦を語り伝えるために、自分たちに何ができるかを考えるきっかけになれば幸いです。

 

www.showakan.go.jp

 

会場:昭和館

会期:〜2018年9月9日