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響くアートの愛好家

山梨県立美術館開館40周年記念 特別展 シャルル=フランソワ・ドービニー展 バルビゾン派から印象派への架け橋

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山梨県立美術館開館40周年記念 特別展
シャルル=フランソワ・ドービニー展
バルビゾン派から印象派への架け橋

印象派の魁と称されたドービニーの展覧会です。f:id:tanazashi:20181112211537p:plain

ドービニーは19世紀のフランスでバルビゾン派の風景画家として活躍しました。

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徹底した観察力と表現力は骨やゴッホなどに影響を与えます。

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この作品では豊かな色彩と大胆な筆使いで水辺の光を追求しています。

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発表当時は仕上げが施されていない未完成な作品として批判されました。

古典的な手法から抜け出した表現で新たな風景画を切り開きました。

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山梨県立美術館で12月16日まで。その後巡回します。

www.art-museum.pref.yamanashi.jp

あるがままの自然に、美しさを見出して描いたバルビゾン派の画家ドービニー。アトリエを設えた船を用い、水辺の光を大胆に表現したその作品は、印象派の画家モネの源流として位置づけられます。本展は、印象派の先駆と評された画業に迫る、国内初の展覧会です。 

会場:山梨県立美術館

会期:2018年10月20日~12月16日

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没後50年 山口薫先生からきみたちへ

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没後50年
山口薫先生からきみたちへ

昭和を代表する洋画家山口薫の展覧会が故郷高崎で開かれています。

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山口が故郷を思い東京の自宅に造った竹林には愛犬と愛娘。

表情を書かないことが多い山口が、珍しく笑顔を描き込みました。

墨の濃淡によって線や色を表す手法は山口なりの表現を獲得した到達点です。

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最晩年。月と馬のモチーフを連作します。

これは亡くなる年の作品です。

薄塗りで描かれた馬の列は背景に溶け込むほどおぼろげな姿です。

何も描かれない背景は目に見えない彼岸の存在を感じさせます。

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群馬県高崎市美術館で12月2日まで。

 

没後50年 山口薫先生からきみたちへ | 高崎市

「まるで、独り言を手がいう様に」描く群馬県高崎市出身の山口薫(やまぐちかおる)(1907-1968)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)卒業後の滞欧をへて、新時代洋画展、自由美術家協会、モダンアート協会を結成し、1930年代から60年代の世界をみつめる一方、郷里の友とともに内なる心を歌い続け、また武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)講師、母校である東京藝術大学教授などを勤めました。没後50年を記念する本展は、群馬県立近代美術館をはじめとする県内所蔵作品を中心に山口薫の油彩、水彩、素描、リトグラフや作家資料を紹介するとともに、坂和一郎(さかわいちろう)(1898-1980)、松本忠義(まつもとただよし)(1909-2008)、豊田一男(とよだかずお)(1909-1989)など郷里の友や、富澤秀文(とみざわひでふみ)(1940-)、竹内俊雄(たけうちとしお)(1942-)、大津英敏(おおつえいびん)(1943-)、井川惺亮(いかわせいりょう)(1944-)など学校の教え子たち、そして島村達彦(しまむらたつお)(1922-2004)や有元利夫(ありもととしお)(1946-1985)など影響を受けた画家たちの作品も交え、画家のみならず「詩らしきものが先に生まれ/絵があとにつづくときもある」と語る詩人であり、良き教師でもあった山口薫の面影を偲びます。また未来の教え子である山口の母校児童や地元アーティストとともに、改めて「山口薫先生」の絵から学ぶ機会を設けます。

会場:高崎市美術館

会期:2018年9月23日~12月2日

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「扇の国、日本」展

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「扇の国、日本」展

「扇」は、日本で生まれ発展したものです。その起源は詳らかではありませんが、早く10世紀末には中国や朝鮮半島に特産品としてもたらされ、中国の文献には、それまで一般的だった団扇と区別して、折り畳む意味の「摺」の字をあてた「 摺扇」「 摺畳扇」や、「倭扇」などと登場します。すなわち、扇が日本のオリジナルであったことを物語っています。
宗教祭祀や日常生活での用具としてだけでなく、気分や場所、季節に応じて取りかえ携帯できる扇は、貴賤を問わずいつでもどこでも楽しめる、最も身近な美術品でした。和歌や絵が施された扇は、贈答品として大量に流通し、また、人と人をつなぐコミュニケーション・ツールの役割も担いました。

さらに扇は、屛風や巻物、そして工芸や染織などとも結びついて、多彩な作品を生み出していきます。あらゆるジャンル、あらゆる流派と交わる扇には、日本人が求めた美のエッセンスが凝縮されているのです。本展では、日本人が愛した「扇」をめぐる美の世界を、幅広い時代と視点からご紹介します。手中の扇がひらひら翻るたび表情を変えるように、「扇」の多面的な世界をお楽しみください。

 

https://www.suntory.co.jp/news/article/mt_items/sma0037.pdf

 

会場:サントリー美術館

会期:2018年11月28日(水)~ 2019年1月20日(日)

林原美術館所蔵 大名家の能装束と能面

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林原美術館所蔵
大名家の能装束と能面

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日本を代表する舞台芸術・能。彩り豊かな能装束や能面の名品を紹介する展覧会です。

桃山時代に流行した肩裾とという、肩と裾に模様を配した装束。

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菊や葦などの植物が波や貝と共に隙間なく縫い合わせれています。

途中で糸の色を大きく変える刺繍です。

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葦の穂には二色の糸を撚り合わせ、柔らかい色合いを見せているところも桃山時代の特徴。

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白地には摺り白でたおやかな流水が描かれ、能装束の優美さが表されています。

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能面の名品も揃いました。天女や女神の役に用いられる寶増(ほうぞう)。

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肉付きが薄く切れ長の目。気品溢れる大人の女性の美しさです。

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東京渋谷の松濤美術館で今月25日まで。

大名家の能装束と能面|松濤美術館

室町時代に大成した能は、江戸時代に幕府の儀式として演じられるようになり、さらに武家のたしなみとして、演能に励む大名も多くいました。岡山藩主池田家は二代藩主綱政の代になり能楽が盛んになりました。舞に使われる能装束は、織や摺箔などの技法により、華やかに舞台を引き立てます。本展覧会では、岡山県林原美術館が所蔵する、池田家伝来の能装束と能面を紹介します。「池田様(よう)」と呼ばれた繊細で優美、彩り豊かな能装束の世界をご堪能ください。 

会場:渋谷区立松濤美術館

会期:2018年10月6日~11月25日

 

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国立ロシア美術館所蔵 ロシア絵画の至宝展 夢、希望、愛ーアイヴァゾフスキーからレーピンまで

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国立ロシア美術館所蔵
ロシア絵画の至宝展
夢、希望、愛ーアイヴァゾフスキーからレーピンまで

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ロシア第二の都市サンクトペテルブルクにある国立ロシア美術館。

1801年に建造されたミハイロフスキー宮殿がニコライ二世によってロシア美術専門の美術館となりました。

貯蔵品はおよそ40万点。世界最多のロシア美術作品を収蔵しています。

その国立美術館の名作の数々が東京富士美術館に並びました。

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迫り来る自然の脅威。そしてそこから逃れようとする人々。

ロシアの海洋画家イワン・アイヴァゾフスキーの代表作第九の怒涛です。

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最も激しいとされる9番目の波。その第9の波が刻一刻と迫ります。

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荒波を乗り越えていく人々と空には朝日という希望の光が夜の闇を打ち破ろうとしています。

色を何層も重ねるグレイスという手法を使って波の透明感を表現しています。

ロシア絵画のリアリズムを代表する作品です。

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「この時代のロシア絵画にはロシア独特の雄大な自然や庶民、農民のありのままの姿を描いたいわゆるリアリズム絵画が描かれました。

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芸術・美術によって社会の不条理や不平等。貧しい人々が虐げられるような社会を変革したいという願いを込めて現実をありのままに描き出しました」

19世紀のロシアの画家たちは空想的な絵画ではなく、現実の自然や人間の姿に目を向けていきます。

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ロシアの雄大な自然を描いたイワン・シーシキンの風景画。

生い茂る草木。森に差し込む光は生命力と喜びに満ちています。

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小道を行く女性達にも自然と触れ合う喜びが感じられます。シーシキンは作品の中に詩的な表現を求めました。

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村のあちこちから火の手が上がっています。

その情景に慌てふためく人々。

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火事から人や家畜を助けだそうとする人。大きな荷物を運び出す人。

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写実を追求した画家。ドミトリエフ・オレンブルグスキーの「村の火事」。

人々の不安、悲しみと言った表情が的確に描き出されています。

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農民の暮らしを忠実に描くために民芸品や生活用品を収集したと言います。

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ロシアの写実主義を代表する画家の一人イリヤ・レーピン。

この作品にはパリに留学していた時に得たイメージが反映されています。

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ロシアの叙事詩から海の王国を訪れた商人サトコを描いた作品です。

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海中に登場した花嫁候補の美女たち。

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しかしサトコが花嫁に選んだのは素朴なロシア人女性チェルナバ。

祖国ロシアへのレーピンの愛情が込められています。

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この展覧会は12月24日まで開かれています。

 

www.fujibi.or.jp

18世紀初期のロシアでは、西欧化を推進するピョートル大帝のもと、政治の分野のみならず、文化・芸術においても、西欧化が推し進められました。それは18世紀後半の女帝エカテリーナ2世のもとで更に強固なものとなり、以降ロシア美術は、ヨーロッパで流行したロココ新古典主義ロマン主義といった美術様式を取り入れながらも、独自の発展を続けてきました。ロシア独特の雄大な自然、神話や英雄の理想主義的な歴史画をテーマにする一方、庶民を描いたリアリズム絵画も盛んになっていったのです。
 ロシアの大地に根ざして紡ぎ出された絵画は、時代やジャンル、その主題に関わらず、描かれた対象への愛情と思いやりに溢れています。アレクセイ・ヴェネツィアーノフは、農奴制に喘ぐ農民たちを、愛情を持って表現し、イワン・アイヴァゾフスキーは、海の様々な諸相を、歴史画のような大画面にドラマチックに描き出しました。イワン・シーシキンは、ロシアの雄大な自然を、詩的で幸福に満ちた情景として描き出し、またフョードル・ワシーリエフやイサーク・レヴィタンは、自然の描写に、希望と喜び、悲しみと悲痛といった自身の内面を表現しました。そして、イリヤ・レーピンは、人生の真実を描くことを芸術の指標として、人々の物語をカンヴァスの上に紡ぎ出したのです。
 本展覧会では、国立ロシア美術館の所蔵品の中から、「夢」「希望」「愛」のテーマのもと、ロシアの風景や庶民の生活に焦点を当てた40点の優品を選び、ロシア美術の深い精神性に迫ります。

会場:東京富士美術館

会期:2018年10月7日~12月24日

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日曜美術館「静かな闘い~松本竣介のアトリエ~」

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日曜美術館「静かな闘い~松本竣介のアトリエ~」

戦争中、暗く静謐(ひつ)な風景画を描き続けた松本竣介

この程大川美術館の展覧会場にこしらえられたアトリエのモノを手掛かりに、松本の絵と人生を浮かび上がらせる。

戦争中、耳が聞こえないため徴兵を免れた松本竣介は、独特の雰囲気をもつ暗く静謐(ひつ)な風景画を黙々と描き続けた。

それらは今昭和を代表する名作の一つとなっている。

大川美術館では開催中の企画展で、松本竣介のアトリエを会場にこしらえた。

戦争の時代を、この小さなアトリエを拠り所(よりどころ)に奮闘した松本竣介

番組では、アトリエに揃えられたさまざまなモノを手掛かりに、松本の絵と人生を浮かび上がらせていく。

【ゲスト】大川美術館館長…田中淳,【出演】建築家 松本竣介次男…松本莞,洋画家…小林俊介,島根県立美術館専門学芸員柳原一徳,【司会】小野正嗣,高橋美鈴

放送日

2017年9月16日

取材先など

 

放送記録

av98ingram.wpblog.jp

 

書籍

展覧会

okawamuseum.jp

 

 

美の巨人たち 川瀬巴水「東京二十景」

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歌川広重『名所江戸百景』から70年後に描かれた“昭和の広重”川瀬巴水(かわせはすい)作『東京二十景』。

大判の版画全20枚にわたり大正から昭和初期の東京を描いた連作です。

瑞々しく生き生きと…町とそこに暮らす人々の喜怒哀楽が見えてくる巴水の版画。

美しさの秘密は30を超す多色摺り。

そして浮世絵では使わない驚きの技法が!

未曽有の大災害、関東大震災から蘇ろうとする故郷“涙で滲んだ東京”に込めた巴水の願いとは? 

 

美の巨人たち 川瀬巴水東京二十景」

放送:2018年9月8日

 

川瀬巴水と合わせて鑑賞したい東京を描いた絵師がいます。井上安治。夭折の画家です。

blog.kenfru.xyz

 

書籍など

美の巨人たち

 

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