チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

美の巨人たち 高島野十郎「蝋燭」(仮)

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1960年、油彩画『蝋燭』の作者・高島野十郎は70歳の時に千葉県増尾へ移住。世俗から遠く離れ、独り静かに絵を描いていました。もともと「蝋燭」は絵の購入者や友人たちに贈ったもの。生涯にわたり蝋燭を何枚も何枚も描き続けました。今回の作品もその中の一枚。絵画とは思えないほど、ゆらりとした炎が見る者を照らします。なぜ私たちは炎に魅入ってしまうのか?その秘密は光を当てるとキラキラ輝く“ある物質”にあったのです。

 

美の巨人たち 高島野十郎「蝋燭」(仮)

放送:2018年9月29日

 

 

髙島野十郎(1890-1975)は85年の生涯を「写実」画を究めることに捧げた画家です。

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福岡・久留米の裕福な家に生まれ、東京帝国大学の水産学科を首席で卒業。将来を嘱望されていたにもかかわらず、独学で絵を学び、すべてを捨ててただ独り描くことに専心しました。

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家族も持たず、画壇とも一切関わることなく、一つの作品を10年、20年かけて制作しました。

 

書籍等

 

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横山華山

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横山華山

かつて有名であったにも関わらず、忘れ去られてしまった絵師がいます。横山華山(1781/4~1837)は、江戸時代後期の京都で活躍した人気絵師です。曾我蕭白に傾倒し、岸駒に入門した後、呉春に私淑して絵の幅を広げた華山は、多くの流派の画法を身につけ、作品の画題に合わせて自由自在に筆を操りました。本展は、華山の多彩な画業を系統立てて紹介する初めての回顧展です。曾我蕭白や弟子たちの作品も含め会期中約100点の展示で、華山の全貌を掘り起し、その魅力に光を当てます。ボストン美術館大英博物館など海外に渡った作品も里帰りします。

 

www.ejrcf.or.jp

 

 

会場:東京ステーションギャラリー

会期:2018年9月22日(土) - 11月11日(日)

アートシーン・オパールとオパルセント 魔性の光に魅せられて

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オパールとオパルセント
魔性の光に魅せられて

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七色のきらめきを放つ自然が作り出したオパールの原石。一方こちらはオパールの魅力に迫ろうと人間が作り出したガラス、

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オパルセント。

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オパールオパールセントの作品を紹介する展覧会です。

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19世紀末から20世紀にかけて活躍したフランスの装飾工芸家ルネ・ラリック

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20代でジュエリー作家として頭角を表します。

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最も愛した宝石がオパールでした。

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自然を愛したラリックのデザイン。

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朝露に濡れた草花から落ちた雫のように、オパールが輝きます。

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さらにラリックはオパールの輝きに似た生き物をモチーフにしました。

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孔雀です。

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その羽の模様がオパールのきらめきに移し替えられたのです。

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ガラス工芸家に転身したらラリックはオパールのような輝きを持つ

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オパルセントガラスの作品を数多く生み出しています。

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この展覧会は箱根ラリック美術館で12月2日まで開かれています。

www.lalique-museum.com

光によって七色に煌めくオパール。心を惑わすような魔性の輝きは、19世紀になると忌み嫌われたイメージをもたらしました。しかし、ラリックは、その妖しい光に魅せられ、オパールを使用した独創的なジュエリーを次々と発表し、新たな美の価値観を生み出しました。ガラス工芸家に転身してからも、オパールの色彩を追求。光による色の変化で、幻想的な雰囲気を醸し出す、オパルセントガラスに辿り着いたのでした。
本展では、ミステリアスな煌めきを放つラリック作品の数々とともに、貴重なオパールの原石も展示し、知られざるオパールの世界へと誘います。

 

会場:箱根ラリック美術館

会期:2018年4月28日~12月2日

アートシーン・ことばをながめる、ことばとあるく −−詩と歌のある風景

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ことばをながめる、ことばとあるく
−−詩と歌のある風景

群馬県太田市美術館図書館。詩や歌ににインスピレーションを受けた現代作家による展覧会です。

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かつて太田市に住んでいた歌人・大槻三好、松江夫妻によって歌われた短歌です。

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イラストレーター惣田紗稀がその世界を部屋いっぱいの絵に表しました。

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妻を若くして失った夫の心情が読まれています。寂しい時は ぶらり山へ行ってみろ。草木は慰めの言葉をもってる。

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注目を集める系の詩人最果タヒの詩もあります。

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グラフィックデザイナーたちの作品の中に散りばめられています。

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詩の標識或いは看板と題された佐々木俊の作品の中の詩は・・・

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「死ぬことで証明できる愛なんて、一瞬です。君は泣いて葬列した翌日、別の人と恋をする」

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アートと詩や歌が融合した展覧会1月21日までです。

本と美術の展覧会vol.2「ことばをながめる、ことばとあるく——詩と歌のある風景」 | 太田市美術館・図書館 ART MUSEUM & LIBRARY, OTA

「ことばをながめる、ことばとあるく——詩と歌のある風景」は、美術館と図書館の複合施設である太田市美術館・図書館が「本」と「美術」の架橋を目指して実施する〈本と美術の展覧会〉第2弾として開催するものです。
今回のテーマは詩と歌(短歌)。画家が絵具を素材とするように、言葉を用いて表現・思考の新たな地平を切り開く詩人・歌人たちの作品が、グラフィックデザイナー・画家・イラストレーターたちとの共同によって、当館の展示空間に展開されます。
『死んでしまう系のぼくらに』をはじめとする詩集や小説、エッセイのほか、ウェブでのアニメやゲーム、アプリなど、その繊細かつ鮮烈な言葉を本だけにかぎらず多面的に展開する気鋭の詩人・最果タヒ。その詩を、これまで、最果の著書の装丁を手がけた佐々木俊、祖父江慎、そして雑誌『真夜中』誌面でアートディレクションを担った服部一成という三人のグラフィックデザイナーが、それぞれ異なる解釈とアプローチによってグラフィックで表現します[1.詩×グラフィック]。地形・気象・旅による意識の変容を主題として、現代文学・思想・芸術と領域横断的な仕事を一貫して続けてきた詩人・管啓次郎とタッグを組むのは、神話や物語も含めた人々の記憶や風景を手がかりに絵画やインスタレーションを制作している美術作家・佐々木愛。2009年以来、管と佐々木が行なっている「WALKING」と題したプロジェクトは、その名の通り二人が各地を歩くことによって生まれた詩と絵画の合作であり、本展ではこれまでの成果を、太田の散策も経て制作された新作とともに展示します[2.詩×絵画]。こうした当館での言葉の表現への注目は、当地で詩や短歌などの表現者が戦前から戦後にかけて生まれていることによります。ともに歌人であり、のちに生涯の伴侶となった大槻三好・松枝夫妻の仕事を、シンプルな線描と色彩で印象的な少女や風景を描き出すイラストレーター・惣田紗希の、太田の風景をモチーフにした描き下ろしの壁画とともにご紹介します[3.短歌×イラストレーション]。
本とは別の居場所を得た詩や歌は、はたしてどのような姿でわたしたちの目の前にあらわれるでしょうか。そしてそれは詩や歌を「読む」という行為に、どのような変化をもたらすでしょうか。本展では、鑑賞者が美術館という空間のなかにおける言葉を眺め、それらの言葉とともに歩き、さまざまな視覚表現とともに鑑賞することで、詩と歌の新たな鑑賞体験の獲得を目指します。

 

会場:太田市美術館・図書館

会期:2018年8月7日~10月21日

アートシーン・もじえもじ ―文字が絵になる、絵が文字になる―

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もじえもじ
―文字が絵になる、絵が文字になる―

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鎌倉時代に描かれた絵巻。

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よく見ると字が隠れています。年月が過ぎたことを表す「としたち」という文字です。

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古くから文字と絵が関わりあってきた日本の美の世界を見つめます。

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釈迦の弟子である羅漢たちを描いた絵。

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近づいてみると顔の輪郭線など全てが文字。

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法華経という経典です。

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いくつも仏という字が見えます。

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今度は絵で文字を表す絵文字。

f:id:tanazashi:20180918223903p:plainさて、これは。おならで消す火。火に濁点がついて蛇です。

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ユーモア溢れる謎解きにあなたも挑戦してみては。

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名古屋市徳川美術館で来月28日まで。

www.tokugawa-art-museum.jp

日本では、文字と絵は互いに密接に関わり合い、時にその境が曖昧になるほどの親しい関係にありました。絵画的要素の強い文字である葦手や文字で描いた仏画・戯画など文字が絵になる「文字絵」、絵を表音文字のように用いて言葉を謎解きさせる判じ絵をはじめ絵が文字になる「絵文字」など、日本の書画や工芸品には文字と絵の幸せな結晶をさまざまに見出すことができます。
 文字と絵が生み出す世界には、造形的な美しさだけでなく、謎解きの面白さもあります。日本が世界に誇る知的で楽しい美の世界を紹介します。

 

会場:徳川美術館

会期:2018年9月9日~10月28日

京都・醍醐寺―真言密教の宇宙

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京都・醍醐寺真言密教の宇宙

醍醐寺は、874年に聖宝理源大師が小堂宇を建立したことから始まったお寺とされています。仏教史の中で醍醐寺は重要な寺院で、政治の中心にあった人物たちとの関りも深かったとされています。

この展覧会では、「国宝」や「重要文化財」に指定された作品を中心に展示される予定です。例えば、“仏像”や“仏画”、普段は公開されていない貴重な史料や書籍なども目に触れることができます。

時代は、平安時代から最近の醍醐寺の流れをたどる展覧会です。豊臣秀吉が1598年3月15日に醍醐寺で行った花見の会が描かれた、「醍醐花見図屏風」などの華やかな美術品も展示される予定です。

 

www.suntory.co.jp

 

会場:サントリー美術館

会期:2018年9月19日(水)~ 11月11日(日)

アートシーン・幕末狩野派展

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幕末狩野派

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400年にわたって受け継がれた狩野派。幕末に活躍した絵師たちの展覧会です。源氏物語の一場面。雅やかな船遊びの姿です。池の深みを感じさせる陰影のある表現。伝統的な大和絵を発展させた幕末狩野派ならではの世界です。

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狩野永岳の作品。集が富士山に向かって駆け上がっています。

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幕末に大老となった井伊直弼の御前で描かれたと伝わる傑作です。

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この展覧会は静岡県立美術館で来月28日まで。

幕末狩野派展|展覧会一覧|展覧会|静岡県立美術館|日本平のふもと、緑に囲まれた美術館

2018年は、明治維新によって日本が新しい時代を迎えた1868年から150年という節目の年に当たります。本展では、明治150年を記念して、明治維新を境に日本絵画史が大きく転換する時代の状況に注目し、幕末に活躍した狩野派の絵師たちをご紹介します。 室町時代から続く長い狩野派の歴史のなかで培われた技術や知識を駆使し、時代にあわせて新しい表現をとり入れた幕末狩野派の絵師たちの作品は、気品と清新な魅力にあふれています。近年、江戸時代に活躍した狩野派の研究が進み、幕末狩野派の個性的な画風などが注目され、その評価は高まりつつあります。 本展では、こうした動向を踏まえ、江戸、京都を中心とする19世紀の東西画壇で活躍した狩野派とその系統の絵師に焦点を当てます。江戸で幕末狩野派のスタイルを完成させた狩野栄信・養信親子の画風と、幕末の京都で活躍した狩野永岳・冷泉為恭といった独創的な絵師の画風を比較し、そのうえで、江戸狩野派の流れをくむ、近年人気の狩野一信らの個性に注目することで、幕末狩野派の旺盛な活動の実態に迫ります。さらには、近代日本画の開拓者・狩野芳崖、橋本雅邦へと続く展開を、幕末狩野派の作品から捉えることも試みます。 日本絵画史上まれにみる活躍を見せ、400年にわたり画埴の中心にいた狩野派の絵師たちは、 幕末という動乱期に、何を、どのように描いたのか。 典雅で美しく、豊艶な幕末狩野派の世界をご堪能ください。

会場:静岡県立美術館

会期:2018年9月11日~10月28日