チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

「江戸のスポーツと東京オリンピック」【アートシーン】

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江戸のスポーツと東京オリンピック

日本のスポーツとオリンピックの歴史を紐解きます。

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江戸時代のスポーツといえば武士の訓練として行われた武芸。

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打毬は網のついたスティックでたまを掬いゴールに投げ込むという競技です。奈良時代に中国から伝来したものですが、8代将軍徳川吉宗が騎馬戦の訓練として復興させました。

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一方庶民の間で人気があった相撲。

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両国の街を練り歩く力士がファンに取り囲まれています。

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回向院境内で開かれた興行は大入り満員でした。明治に入ると西洋から様々なスポーツが入ってきます。

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その一つが格闘技。

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ボクシングとレスリングを紹介する錦絵には、新しいスポーツを取り入れようとする熱意が伝わります。日本は1912年のストックホルム大会からオリンピックに参加。その貴重な資料も展示されています。

1964年に開催された東京オリンピックの公式ポスター。

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背景を真っ黒く見せるため夜の国立競技場で50台ものストロボを同時に焚いて撮影。スタートダッシュをダイナミックに撮られた写真は世界の注目を浴びました。

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両国の江戸東京博物館で8月25日まで。

 

 

会場:江戸東京博物館

会期:2019年7月6日~8月25日

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「ミイラと神々 エジプトの来世、メソポタミアの現世」【アートシーン】

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ミイラと神々
エジプトの来世、メソポタミアの現世

エジプトとメソポタミア古代文明の精神世界を展望します。

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エジプトの貴族の女性のミイラが収められていた棺。古代エジプト人は死者は来世で再生復活すると考えていました。

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中央にはイシスとみられる女神が死者を復活に導く姿が描かれています。

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メソポタミアの神殿の基礎に埋め込まれた釘。男の神の姿が表されています。

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神殿の造り主、王の長寿を祈ったと考えられています。

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岡山市立オリエント美術館で9月16日まで。

 

 

会場:岡山市立オリエント美術館

会期:2019年7月13日~9月16日

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「國吉清尚展 吼える土~壱百零八手~」【アートシーン】

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國吉清尚



吼える土~壱百零八手~

沖縄の陶芸家。國吉清尚の展覧会。

國吉は沖縄を代表する壺屋焼から陶芸の道に入ります。 伝統を守りながらも独自の世界を追求しました。

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國吉が取り組んだのは焼き締め。釉薬をかけずに高い温度で焼く技法です。焼き締めた土と砕いたタイルが荒々しい表情を作り出しています。

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沖縄の自然の素材にもこだわりました。一緒に釜に入れたサンゴの成分が溶け出し独特の色合いを生み出しています。

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沖縄宜野湾市の佐喜眞美術館で8月31日まで。

 

 

会場:佐喜眞美術館

会期:2019年7月3日~7月29日 後期: 7月31日~8月31日

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「遊びの流儀 遊楽図の系譜」【アートシーン】

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遊びの流儀 遊楽図の系譜



 

遊びの流儀 遊楽図の系譜

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この丸いものなんだと思いますか。江戸時代に作られたけまり。足で蹴るボールです。

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鹿の皮を縫い合わせ麦の実を入れて丸い形に整えてから中空にしています。

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この毬を落とさないように足で蹴り上げ長く続かせる。

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有楽図扇面

平安時代から貴族の間で愛された雅な遊びでした。

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その人気は毬庭という専用のコートを作るほど。毬が外に飛び出さないよう網のフェンスまでしつらえる熱の入れようです。日本の遊びに着目する展覧会が開かれています。

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《歌舞遊宴図屏風》

江戸時代の遊郭を描いた屏風。派手な服装の男達が様々な遊びに興じています。

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将棋に負けた悔しさに暴れだす男とそれを止める連れ。

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こちらの男たちが熱中しているのは当時人気のあった版すごろく。二個の賽を筒から降り出し白黒15の駒を進めて競うゲームです。

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「有楽図はパッと見ただけでは人々が浮かれ騒いでるなっているような印象ですけれども、近づいて一人一人の表情を確認いたしますと、

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ある人はポーカーフェイスであったり、やりこめられて打ちひしがれていたりと、その時代の人々の気持ちのありようがひしひしと伝わるような体験ができるのではないかと」

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《四条河原有楽図屏風》

ここは江戸時代の一大歓楽地、京都の四条河原。鴨川の両岸に様々な娯楽施設が立ち並んでいます。

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こちらは見世物小屋。異国から持ち込まれたヤマアラシの姿に興味津々。

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遊女歌舞伎の芝居小屋。輪になって華やかに踊っています。

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ほらそこだそこだ。指差す先には魚の群れ。

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こいつをさばいていっぱいやるか。獲った男も嬉しそう。遊楽図の名品。

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国宝《婦女遊楽図屏風》

国宝婦女遊楽図屏風。15人の遊女と3人の少女が思い思いに時を過ごしています。

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三味線を弾く女。

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こちらでは流行の長いキセルに葉を入れてもらっています。

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二人が興じているのは天正かるた。

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ヨーロッパから伝わったカードをもとに作られました。女性達の明るい笑い声が聞こえてくるようです。

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東京六本木のサントリー美術館で8月18日まで。

 

 

 

会場:サントリー美術館

会期:2019年6月26日~8月18日

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日曜美術館「秀と桜 海辺のアトリエ」

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瀬戸内海の海辺に、素敵な夫婦が暮らしている。

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現代美術作家・高橋秀(89)と布はり絵作家・藤田桜(94)。

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老いてなお現役。二人のアートと人生の物語。

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瀬戸内海の海辺に、素敵な夫婦が暮らしている。現代美術作家・高橋秀(89)と布はり絵作家・藤田桜(94)。

この夏開催される、二人の作品を展示する巡回展に向けて、新作作りに取り組んでいる。

秀は町工場風のアトリエで、桜はリビングの片隅で、ありったけの情熱をかたむけている。

人生百年といわれる今、人間として、また芸術家としてなお現役であり続ける二人のアートと人生の物語。

【出演】現代美術作家…高橋秀,布はり絵作家…藤田桜,世田谷美術館館長…酒井忠康,【語り】中川緑

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日曜美術館「秀と桜 海辺のアトリエ」

放送日

2019年7月28日

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穏やかな瀬戸の夕凪です。岡山県倉敷市沙美海岸。

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ここに素敵なアーティスト夫婦が暮らしています。

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白いひげとロングヘアーのダンディな高橋秀さんの89歳。

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とても94歳には見えない若々しいレディーは藤田さくらさん。

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桜さんがこの海辺で選んだ一句。「舫ひ舟睦ぶとも見え浜おぱろ」

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半世紀にわたって絵画、彫刻、版画など幅広い分野で活躍してきた国際的なアーティスト高橋秀さん。大工仕事さながら電動ノコでベニヤ板を裁断して行きます。

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切り出したフォルムのパーツを彩色して組み立てるという秀さんのやり方。

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「職人仕事の中にアーティストの怨念も含めてんじゃないかな」

 

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《黄金の稜》

近年の代表作《黄金の稜》金色に輝く壮麗な画面。まさに現代の琳派です。

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妻の桜さんは絵本作家であり布貼り絵作家。絵の具の代わりに様々な布地を切り、コラージュして自在なフォルムを作り上げます。

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「何を作るか。どのように作るかというのが頭にまずないといけないんですよね。自分が今ここにある布でどの布を選んだらこういう効果がでるかってこと考えます」

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子ども向けの雑誌よいこのくにの表紙を40年近く担当し多くのファンに親しまれてきました。

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日曜美術館「秀と桜 海辺のアトリエ」

今日の日曜美術館は61年間寄り添って暮らす素敵な夫婦のアートと人生の物語です。

 

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沙美の浜辺が目の前に広がるふたりの住まいとアトリエです。

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この地に移り住んだのは2004年のこと。それまではなんと41年もイタリア・ローマで暮らしていました。

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まずは秀さんのアトリエにお邪魔します。7月から東京で始まる展覧会のための作品制作が始まっていました。

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向き合っていたのはキャンバスならぬベニヤの板。

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鉛筆で直接線を書きます。今度は消しゴムで線を消していきます。f:id:tanazashi:20190729203502p:plain

何本もの線が引かれます。

 

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「 ただ丸いだけならコンパスでいいんだけど、どっかにひずみを作って遠を動かしたいわけよ」

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秀さんがもとめているのは人の手が生み出す微妙なひずみ。まだ納得がいかない様子です。

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岡村勇佑さん

アトリエに入ってきたのは倉敷の大学での教え子で、現在秀アートスタジオのスタッフとして働く岡村勇佑さん。

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「画面の中にほんとの線が占める場所が一か所ある。じゃどこにそういうものがあるんだ。結局何本か引いているうちにここかというもの」

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いったい秀さんが描こうとしている作品とはどのようなものなのか。一本のあるベき線はどこにあるのか。格闘が続きます。

 

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こちらはリビングルーム。この部屋の片隅が桜さんのアトリエです。

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藤田桜

アーティスト同士お互い干渉せず仕事をする。これが二人のルールです。

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桜さんの布貼り絵はまず布を選びイメージする形に切ることから始まります。作品の構図を考え、布の質感。

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色の組み合わせを決めていきます。

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「切って貼っているだけでこういうもの作りたいなと思って手が動いちゃうんですひとりでに。昔はね、若い頃にはね、絵本描いていたんですが、それは絵の具で皆さんがやるようにやってたんです。自分のオリジナルのものを持たなきゃいけないなということで、絵の具を布に置き換えて行ってみたらどうかなと思ってやったら案外性に合うなんていうことがあったんじゃないかと思うんですよ。

 

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春の独楽

これはこんな風に布を使って作ったんです。割と最近ですね。

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バックはねこれこんなに色が混ざっていますでしょ。本当に何枚か布を合わせてるんです」

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画面いっぱいに表現された一本の桜。

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デリケートなピンクの布地の質感が、桜の魅力を語ります。

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とうがら峠

なんとモチーフに唐辛子が登場しました。

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遠い山なみ。銀色の月と空飛ぶ唐辛子。シュールで幻想的な作品です。

 

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秀さんと桜さんが結婚したのは1958年のこと。広島県福山市から画家を志して上京アルバイトで暮らしていた秀さん。絵本作家で雑誌の編集者としても活躍していた桜さん。

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秀さんは画家の道に専念するため、桜さんに両手をついて当分食わせてくれと頼んだといいます。

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《貌》

桜さんがモデルだと言う顔。黒髪と端正な横顔。桜さんへの思いが伝わります。

黒い鳥

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《黒い鳥と女》


。製作に没頭していた頃の作品です。暗い色調で描かれた両手を上げる女。吊るされたカラス。画面には不吉な死の影がただよいます。

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《月の道》

秀さんの人生に転機をもたらした作品。月の道。

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月や道路という具体的なモチーフよりもセメントを使ったマチエールが強い印象を与えます。具象と抽象の狭間に滲む抒情。月の道は洋画弾の登竜門である第5回安井賞を受賞します。しかしこのあと秀さんがなんと日本を脱出してしまいます。
「その安井賞作家と首輪を嵌めつけられるのと、いろんな画商さんがやってくる。安井賞風の絵をって注文がついてくる。そういうことから、これこのまま素直に従ってると殺されるなっていう思いで、これを排除するには日本を脱出するしかないなっていう」

 

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1963年、秀さんはイタリア政府留学生として単身ローマに渡ります。日本を離れることが目的で1年間は何もしないと決めていました。

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国立美術アカデミーのジェンティリーニ教授の教室に籍を置き、行くべき道を模索していた秀さん。

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高橋秀さん

「イタリアの同世代の人たちと展覧会をやった時にえっと思ったのは、奴らの絵はたいへん荒っぽいのですよ。彼等の自己主張。日本人の自己主張の無さというものをまざまざと感じて、自分の存在これをどこまで通せるか。これは単にその主義主張だけじゃなくって、表現の中にそれが現れてこなきゃ自分は自分っていうことを心がけるようになりましたね」

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その後イタリア画壇との交流も生れ、秀さんは自らの独自の表現を確立していきます。

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瞑想-白-

エロスの画家高橋秀。瞑想白。親交のある瀬戸内寂聴さんの言葉です。

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ヴィーナス誕生

「高橋優さんの絵もオブジェも一言で言えばエロスに尽きる。まろやかな線も厳しい直線も命の原点である男と女のエロスを象徴している。芸術はエロスだと思い込んでいる私は、高橋さんの作品に恍惚とするのは当然だろう」

 

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ヴィーナス誕生

極度に単純化された大胆なフォルム。

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鏡の中で

怪しく、際どく、ユーモラスな高橋周の到達点です。

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1980年代に入り、作品は巨大化します。赤と黒のダイナミックな画面。

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生命と宇宙の根源的な世界の象徴です。

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1993年。ローマ国立近代美術館で開催30周年記念の個展が開かれました。日本人初の快挙。国際的アーティスト高橋秀の誕生でした。

 

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一方桜さんもローマでの生活の中で、雑誌よいこのくにの表紙を手がけつつ優れた絵本を制作します。

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イタリアの作家コロディの書いた有名な童話ピノッキオ。布貼り絵の手法で制作した桜さん最初の絵本です。

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「人形つくりのゼペットじいさん。木を削って人形を作ります。よくできた。

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ピノッキオという名前をつけよう。あれあれピノッキオの目がきょろり。

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いたずら好きのピノキオは外に飛び出し様々な事件に遭遇します。

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人形芝居の小屋に入ったり、悪いキツネと猫に騙されて、もらった金貨を取られてしまった。

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ところが大変。ある日、耳が長く伸びてとうとうロバになってしまいます。

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サーカスに売られ曲芸をやらされた上、海に捨てられました。そして鯨に飲まれてしまいます。

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一方ピノキオを探す途中クジラに飲まれてしまったゼペットじいさんに会い、

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二人で逃げます。

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ビノッキオは人間の子供になり仲良く暮らしました。おしまい」桜さんは登場人物たちの個性やストーリーに合わせ、様々な布や紙を使って童話絵本の名作を作り上げたのです。

 

海辺の街に移り住んで15年。秀さんは今日もハンドルを握ります。近頃話題の高齢者の運転。わかっちゃいるけどやめられません。この土地では車がないとただちに買い物難民。日々の暮らしも成り立たないのです。馴染みのスーパーマーケット。向かうのはお買い得コーナーです。アーティスト夫婦といえども向かうのはお買い得コーナーです。桜さんの一句。鴇色に染まり暮れゆく夏の雲。桜さんのもうひとつの肩書は廃人です。俳句歴およそ20年。すでに1000句以上の句を詠んできました。ローマで日本語の美しさに目覚めたのがきっかけです。キッチンで何やら楽しいことが始まる気配です。料理自慢の桜さんの本日の前菜です。「玉ねぎは半分に切ってオリーブ油とお尻をかけて真ん中をちょっと炙ってお豆を乗せただけのもうすぐできますからね」桜さんそろそろ俳句の話をお願いします。「レタスのね。切りしレタスの匂い立つ・・真二つに割りしレタスの匂ひ立つ。薫風やフランスパンを横抱きに。とにかく自分がその季節をとってね、そこに自分なりの感情を表現するそれが面白いんじゃないんでしょうかね」ところで秀さんさくらさんの俳句いかがですか。「結構です」

 

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電動のこの音が響き渡るアトリエ。秀さんの制作が進んでいます。

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まるで大工仕事さながらに切り落とされるベニヤ板。かなりユニークな制作現場です。迷いに迷っていた円の形。秀さんは納得のいく一本の線を見つけていました。

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「丸くなったでしょうか」裁断されたパーツの断面を削ります。枠を固定します。

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秀さんはキャンバスも自分で作ります。キャンバス地を引っ張り、裁断したベニヤ板にホッチキスで留めていきます。

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一つ一つの工程を丁寧にこなしていく秀さん。

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「この引っ張り具合。どっちのをどっちに引っ張っていくかというのを、決して単純じゃないんです。そこがおろそかであったら作品の完成度っていうものが鈍ってくるし、

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職人仕事の中にアーティストの怨念も含まれているんじゃないかな」

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キャンバスに糊引きをして下地を作ります。重い電動のこを操り、ホッチキスでキャンバス地を留める。気が遠くなるようなルーティンワークをすべて一人でこなすのが秀さんの仕事の流儀なのです。

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秀さんのアトリエの二階。ここに毎週土曜と日曜子供達がやってきます。

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夫妻がイタリアからこの地に住まいを移した時、すぐに子供のアート教室を作りました。現在では秀アートスクールの若いスタッフたちが4歳から15歳まで15人の生徒を教えています。自由にのびのびと大きな画用紙に向かう子供たち。アートで世直しをしたいが口癖の秀さん。子供たちが豊かな感性を持ち自立した人間に育って欲しいと願っています。

 

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2006年。ふたりは1億円の私財を投じて岡山の人々とともに秀桜基金を設立。10年間に28人の若いアーティストを海外に送り出してきました。

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今年の1月、岡山県立美術館で開かれた留学生たちの作品展。絵画、彫刻、工芸など様々な分野の力作が並びました。海外に出て改めて自分の存在を見つめた秀さん。若い作家たちにも同じような体験をして欲しいとの思いからでした。

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「もうローマに僕が1年間行かさせてもらったのはやっぱり大きな自分にとっての栄養もらったと思っていますね。それによって、物事の考え方もやっぱり大きく変わりましたし、日本人とヨーロッパ人との違いって言うんですかね。そういうのもまざまざと感じることができました。もうアートをすること、アートを見ることで、人々の心の肥やしをどんどんどんどん養って行って、アートを見てそれで自分自身を大切にする。自分を大切にしていくっていうことは周りの人も大切にできるという風にずっと言われてます」

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リビングルームでは桜さんの制作が続いています。

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切り出された布をどのように配置するかが作品の決め手。思案のしどころです。次第にデザインが見え始めました。布貼り絵は繊細な手先のスキルが求められるアート。

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「後の方がいいか。ない方がいいか。これこれを今どうしようかなと思ってない方が良いかあった方がいいか」最後までのののコラージュに迷う桜さんです。

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「何を作るか。どのように作るかというのが頭にまずないといけないんですよね。それであの今ご覧なってて何も考えないようにして私はやってますけど、頭の中ではこういうものと考えて」さてタイトルは何でしょうか。「じゃあ何にしましょう。仲間。仲間とかの初夏でしょだから初夏の仲間」

 

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秀さんの制作もいよいよ終盤。円形のキャンバスに鮮やかな茜色のアクリル絵の具が塗られていきます。彩色で一番難しいのは何でしょうか。

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「やっぱり刷毛目でしょうね。刷毛目を出さないように塗るということ」まさに波のようになめらかな表面。窓からの光を映し出します。「オッケーでしょう」

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日本の伝統の技である金箔を置く作業。極度の集中力と経験が求められます。張り詰めた空気が漂うアトリエ。

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「いいものを作ろうとする思いがもう骨の髄まで染み込んでて、もうそれだけのために何も見ちゃいない何も考えてないって言う。あの無我ですね」

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世田谷美術館

東京世田谷美術館。今月6日高橋秀・藤田桜・素敵な二人展がオープンしました。

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会場には秀さん桜さんの作品308点が展示され、二人の創作の軌跡をたどることができます。ジャンルの違うご夫婦の展覧会企画はなかなかユニーク。

夫妻と親交の深い酒井館長にお話を伺いました。

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世田谷美術館館長・酒井忠康さん

 

「企画の意図はね、美術家の方は長生きする方が多いのですが、とりわけ今回のお二人は喜びをいろいろな人たちに提供してくれたということもあって、生きる喜びかな。一緒に生きようよ。楽しく生きようよ。私的な言葉が自然に出てきちゃった。そんな感じで楽しく生きようよ。天から与えられたような言葉だと思っています」

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素敵な二人がやってきました瀬戸内海の海辺の町から久しぶりの上京です。東京・ローマ・倉敷。

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それぞれの時代の作品が並ぶ展示室。懐かしい記憶が蘇ります。

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「表紙に男の子が後ろ向いてる」

若き日、世田谷で所帯を持った頃の思い出深い作品たち。二人の会話も弾みます。

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「新しいアトリエで酒盛りし、三か月持つかなと言ってました」「二か月じゃなかった」「いや三か月」「よく持ちましたね」

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桜さんのコラージュ作品の並ぶ展示室。

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リビングルームのテーブルで切ったり貼ったり。

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桜さんの魔法の手が作り出した愛らしい作品です。

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「その時の季節がね初夏だったら何がいいかなと思って、いろいろこれでも考えたんですよ。きゅうりがいいか、お茄子がいいか。トマトがいいか何か思ったんですけどね。ちょうどあの持ってきた籠の中にこの緑色の布がありましたから、

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それで緑の色だったらピーマン何か面白いんじゃないかなと思ってとっさに浮かんで、チャカチャカチャカチャカ。デッサンも何もしないで布とハサミそれだけで作ったものなんですけどね。なんかまとまってるなと思っうんです。あの時は何か夢中でやってましたけどね。だからいびつになってたりなんだったりあのハサミを切り損じもありますけど、それをみんな味になってると思います」

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外の光が降り注ぐ展示室。ここに秀さんの最新作は飾られていました。納得のいく一本の線を求めて格闘し、茜色に彩色されたはずの円。

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驚いたことにそこは黒くぬられていました。アーティストとしてそれぞれの道を歩んできた二人。

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「あのこんなにね先生のような絵を長いことをじっと見てたったことないんですよね。それで今ずっと見てましたでしょ。そしたらね、この金の輪が広がってくるんです。私の頭の中でね。それで仏教。お寺にはねあの茅の輪ってのがあるんです。大きな輪っか。そこをね、お寺ではこしていくとそのいろんな悪いものが払われて、向こうに行くとそのそれがなくなるという茅の輪くぐりとそれをね思い出しながら見てたんですけど」

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「最初は輪を主人公にしようと思ってたんだけど、やっているうちに輪では持たなくて、結局この輪の中を空っぽにしたいという思いで、黒じゃなくてこれ本当に消炭色って言うか。あの空にしたんです。向こうへ突き抜けていくらでも広がるっていうで輪の主人公から、輪の中の空気を主人公に置き換えました」

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この海辺のアトリエで命ある限り制作を続ける素敵な二人に乾杯です。

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「天地自然。地球の回転で1日2回潮が満ち、夜は夜で月の光があれば海もまた見れるし、綺麗だし、そういう自然の持ってる恵みっていうのを、腹いっぱい吸い込んでいるということは言えます。人生?人生とは何だ。あんまりそういうことも考えないなあ」

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「私の人生は幸せだと思っている。それだけ」「なにが幸せだろうね。まあそういう意味でアーティストとして幸せだってのはやっぱりわずかずつでも自分の仕事を受け入れてくれて楽しんでくれ喜んでくれ勇気づけられてくれれば、くれているということを喜びと感じております。毎晩で晩飯の前に彼女お酒。私はワイン注いで乾杯するの。おめでとうって。何がおめでとう今日も生きてたねっていうことでね。それからもこういうことは文句を言う。だけどさその前に今日もおめでとうっていうことでね」

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在り合える事の嬉しき朧月。

 

 撮影:吉田秀夫

 

取材先など

高橋秀 (89歳)  日本の芸術家。 1930年6月30日広島県新市町生まれ。 絵画作品以外に版画、モニュメント、写真など多角的に制作する。 抽象的な作品ながら、その印象から「エロスの画家」と言われる。 「エロス」を感じさせる簡潔な線とフォルムの2大要素で表現は高橋秀にとって必要な要素である。 

藤田 桜 (94歳)  布貼り絵作家、高橋 秀夫人。中原淳一の「ひまわり」編集部の名物記者として勤めた後、独立する。学研の「よいこのくに」の表紙を独自に考案した布貼り絵で40年近く専属で担当し、温かい作風に好評を博す。同時に布貼り絵の絵本を多数発表し、日本以外の国でも翻訳され多くのファンを獲得している。近年では吉備路文学館、岡山県立美術館、ふくやま美術館などで個展を開いたことにより再び注目を集めている。俳人としても知られ、今までに2冊の句集を上梓している。

放送記録

av98ingram.wpblog.jp

 

書籍

展覧会

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高橋秀+藤田桜――素敵なふたり 世田谷美術館2019.07.06 - 09.01

高橋秀+藤田桜――素敵なふたり

ちょっと心がくすぐられる、生命感あふれる有機的なフォルムの作風で知られる高橋秀(1930-)は広島県福山市で生まれ、1961年に安井賞を受賞しました。 藤田桜は東京に生まれ、現在の大妻女子大学を卒業後、少女雑誌『ひまわり』の編集者として若き日を過ごしました。やがて、ふたりは出会い、1958年に結婚します。新居を世田谷・弦巻に定め新生活をスタートさせましたが、1960年代のはじめには日本を離れ、ふたりはイタリアにわたり2004年までの41年間、ローマを暮らしと制作の拠点としました。 高橋は現代美術作家としてヨーロッパ各地、そして日本でも作品を発表し、藤田は布貼り絵という独特な表現で、子どもむけ図書の表紙絵や絵本の制作を重ねました。現在、ふたりは岡山県倉敷市の沙美(さみ)海岸にアトリエを構え、互いに90歳前後となってもなお、 それぞれに作品の制作を続けています。本展では、この素敵なふたりの歩みと、その創作の軌跡を最近作も交えてご紹介いたします。

 https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/

 

「May I Start? 計良宏文の越境するヘアメイク展」【アートシーン】

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May I Start?
計良宏文の越境するヘアメイク展

ヘアメーキャップアーティスト計良宏文の展覧会。

計良は創造的なヘアスタイルやメイクアップで宣伝広告や雑誌の世界に新風を吹き込んでいます。

こちらは四角や丸といった形をテーマに制作したシリーズ。

例えば四角は中に厚紙を入れ、髪の毛を折りたたむようにして作りました。ブルーのアイシャドウもくっきり四角く入れています。

「この写真の場合特にモノクロのトーンで色味をだいぶ抑えた表現ということだったので比較的シンプルに見せた方がいいだろうっていう風な思いがありましたのでメーキャップの方だけ象徴的に色が出てくると。

アート作品のようなものを作りたいと思ってるわけではないんですけれども、やはり見てもらった人達に何か感動してもらいたいとかが影響を与えたいとか、面白いと思ってもらいたいとかそういうものは常に感じてもらいたいと思って作っています」

計良はファッションショーなどのヘアメイクを通じデザイナーの表現を支えてきました。

民族的で未来的なヘアスタイルをとのオーダーに堪えたのがこちら。

毛の束を編みこみ、縄文土器の模様のような形を生み出しました。

近年では様々な領域のアーティストとコラボレーションすることで表現の幅を広げています。

華道家で写真家の勅使川原城一と生み出した作品。

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勅使河原が選んだ花と計良が作ったエクステを即興的に融合させました。

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今年3月に開催されたヘアショーで文楽人形遣い貫禄と作り上げた舞台。

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和装の人形と洋装のモデルを対比させることで一人の女性の多面性を感じさせようとしました。

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計良は人形の頭も自ら制作しました。

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瞳にグレーを添え、額や頬を集めに盛り上げうっすらメイクを施すことで表情豊かな印象に仕上げました。

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さいたま市埼玉県立近代美術館で9月1日まで。

 

 

会場:埼玉県立近代美術館

会期:2019年7月6日~9月1日

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新美の巨人たち 『モエレ沼公園』

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モエレ沼公園

 

伝説の彫刻家イサム・ノグチ激動の人生の果てに生まれた『モエレ沼公園』。

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北海道札幌郊外の大地に広がる敷地の中に、左右対称の大きな山、直線の道、直角に曲がる道…高さ52mのモエレ山はさほど高くないのに山頂の稜線に近づくとなぜか登っていく人間が蟻のように小さくなってしまう不思議な現象が。

この“巨大な彫刻”はいかにして生まれたのか?

イサムの生涯の傑作の全貌に迫るのは俳優・要潤さん。最後に鳥になるって一体?

美の巨人たち 『モエレ沼公園

放送:2019年7月27日

 

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