チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

日曜美術館新春スペシャル 「#アートシェア2021」

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年の始めに、今見てほしい珠玉の一作を“あの人”がオススメ。井浦新:自宅にこもる日々、前を向かせてくれた太古の美とは。ヤマザキマリ:大切な旅を奪われる中、心を解放してくれたビジュアルアート。山口一郎(サカナクション):心の奥に眠る感情を揺さぶる無機質な写真。石黒浩(ロボット学者):人間の本質、そして未来に迫る彫刻とは。塩田千春(美術家):負の感情が“創る力”に。スタジオゲスト芦田愛菜

【ゲスト】芦田愛菜、片岡真美【出演】石黒浩井浦新、大林剛郎、塩田千春、山口一郎、ヤマザキマリ【画家】山口晃

 

 

美術の窓 2021年 1月号

美術の窓 2021年 1月号

  • 発売日: 2020/12/19
  • メディア: 雑誌
 

 

 

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日曜美術館 新春スペシャル 「#アートシェア2021」

放送日

2021年1月3日

 

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今だからこそ見て欲しいアートがあります。

時が変われば見え方も変わるのがアート。

だから、年の初めにアートシェア。

f:id:tanazashi:20210110170712p:plain「無っていうか、感情がないですけども、エモーショナルなものを得られる」

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「楽しくて幸せに生きていきたいけど、負の気持ちは作品になる」

豪華メンバーがアートの力を分かち合う日曜美術館新春スペシャル。

大河ドラマ麒麟が来るで明智光秀の娘、たまを演じる芦田愛菜さん。

「先日世界史の授業で西洋絵画に奥深さみたいなものを知ったのでたくさん知っていきたいなあと」

アートシェアの楽しみ方を教えてくれるのは森美術館館長の片岡真美さん。

「アートワークに接したときに伝播されるエネルギーがあって。これまで知っていると思っていた作品なんだけれどもなんか全然違うふうに見えてくる」

アートシェア2021。

今を生きる力を珠玉の作品とともにお届けします。

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最初にオススメの作品をシェアしてくれるのは日曜美術館でおなじみのこの方。

「4月5月6月7月とかに用意準備してきてた映画の撮影とか、様々な仕事がやはり僕もあの一つ一つやらなくなっちゃった。中止になりました。買い出しで街路樹見たときのぼうぼうと伸びぱなしになってるあの公園の草花とか。でも雑草ってこんな綺麗だったんだとか、ある意味なんかもう全てのものがこうなんか感動してしまってか外にある。ほんとだったら病んでたんですよね完全にきっと」

去年7月ようやく再開されたドラマの撮影で井浦さんは新潟県十日町市を訪れました。

そこで出会った作品こそ井浦さんが選んだアートシェア。

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ロケの合間を縫って訪れたのが地元の博物館。

そこで目にしたアートに疲れ果てた心が癒されたと言います。

5千年前縄文人が生み出した太鼓の造形。

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国宝・火焔型土器です。

「驚くことに不規則なデザインに見えて実は、正確に同じように装飾が全部繰り返されてます。ものすごい精密ですし、本物と向き合った時にいろんなことが目に飛び込んできますしイメージがどんどん膨らむんです。どうやったら綺麗に」

井浦さん。この時、博物館の学芸員にちょっと変わった土器の見方をおそわりました。

それは全ての火焔型土器が川の流域で見つかったことから生まれた見方。

土器の装飾は炎ではなく、水を表しているのではないか。

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「外側の渦だったり。確かに水が流れにも見えますし縁にあるたくさんの突起が水面でそこから水がはねてるようにも見えるし。日、水、魚、動物。自然の中にある形というものが閉じ込められてるようなイメージが湧いてきて、その形をたどっていくとこっちも元気になってくれてが楽しくなってきますし、信濃川流域の縄文人たちは近いところで住んでたからこそ、雨が降ったり台風、嵐が来たら川が氾濫して土砂があって、もうそれはそれは恐ろしいことになってたと思う。それでももう駄目だって言って、他の地域に行くんじゃなくて、水を表すような造形のものをすごい精密に作って、それで祈りを捧げたり、それを畏怖の念をもってこういうものを作って乗り越えていこうとする力って、やっぱり縄文人はあって、そうゆう意思というバトンを目の前にすると何かこう渡されてる気にもなりますし、お前達も頑張れよって言われてるような、気にも勝手になってしまいますし、厳しい状況だからこそ生まれてくる逆境だからこそ生まれてくる形っていうものって、あるのではないのかなあと思いますね」

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「さすが井浦さん、素晴らしいなと思ったんですけど、火炎にしても炎にしても水にしても動いてる。運動しているものを形が閉じこもって閉じ込めているかもしれない。だけどその閉じ込められたエネルギーみたいなものを井浦さんの言葉が解放してるんですよね。土器を前にして感じてるエネルギーが伝わってくるところがシェアだと思いました」

芦田さんどんな風に思いました。

「歴史の授業とかでその教科書に載ってる写真だったりでもちろん見たことはあったんですけど、そのアートっていう考えをもってこれを見たことがやっぱりなくて、炎だとばかり思ってたので水っていうのはすごい腑に落ちましたし、お魚が飛び跳ねてるような波を表現してるようなところとかも、この時代の人が手でひとつひとつ作って行ったっていうのをすごく想像できますし、作ってる方のその思いがやっぱりこもってるんだなーっての感じられて、昔の人と繋がれたような気がして、それも素敵だなと思いました」

「この手作り感満載と言うか、作った人の手の跡が残ってんじゃないですか。しばらくオンラインで色々な人とコミュニケーションしていましたけども。井浦さんも実際に実物を見るととおっしゃってますけど、リアルなアートワークに接した時に、何か伝播されるエネルギーのようなものがあって、それを本当によく伝えているなあと思います」

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「僕が今回紹介するアートは」

人が人を作ることができるのか。

アンドロイド開発を通して人間の本質を追求するロボット学者の石黒浩さん。

石黒さんがシェアしてくれる作品とは。

「僕自身もその人を理解したいとか、なんか人間らしいものをアンドロイドで表現したいって思ってやってるんですけどね。アーティストとしてそういう人って何かってか人ってどういうものかっていうのを徹底して自分の中のイメージを表現しようとしてるのはジャコメッティのような気がするんですよね」

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20世紀を代表するスイスの彫刻家。アルベルト・ジャコメッティの《歩く男》。

高さ183センチの大作です。

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ゴツゴツとした土の塊のような頭。

目も口もなく。

盛り上がった鼻と耳だけが人の痕跡を留めています。

今にも折れそうなほど細く引き延ばされた体。

それでも一歩前に進もうとする人間の姿です。

ジャコメッティの作品には、削ぎ落として削ぎ落として人間の色んな物を最小限に表現したらああいう形になるんじゃないかなていうような、なんか共感みたいなものを覚えるんですね。僕の方が例えば最近アンドロイドでもですね、機械むき出しのやつを作ってたり、ひょろっとした細長い機械むき出しのアンドロイドって、何かちょっと人間ぽいんですよね。これが人間の本当の姿かっていうとそうじゃなくって、アンドロイドの本当の姿かって言うともっと機械がむき出しにされて、最低限の存在ってこれじゃないだろうなと。余計なものを削ぎ落とした方が人の想像をうまく喚起してですね、みんなが関われるようなものになる。例えばその技術が進んでいない貧しい頃っていうのはとにかく豊かになろうとしてきた。十分豊かになって、死ななくなって、じゃあ次自分は何に興味を持つんだろうと思うと、だいたい人に対する興味がもっと露わになって行く傾向にあると思うんですよね。その本当は興味に向かってる一人がジャコメッティなんだろうなと思うのですね。人間、削ぎ落として削ぎ落として本来の人間の姿っていうか、社会の中で色んな事に悩みながら生きていくような人間の姿を描き出そうとした。そういう感じがしますよね」

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空間を埋め尽くす赤い糸。

それは血液。

そして人と人とのつながりを表すと作家は言います。

もつれ、絡まり、切れ、解ける。

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ドイツ・ベルリンを拠点に活動する美術家、塩田千春さんです。

記憶や夢。生と死。

根源的な問いから生まれる生命観が世界中の人々を魅了しています。

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そんな塩田さんのアートシェア。

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「すごく気になってる気になったのは、ゴヤの作品の、自分の息子を食うサトゥルヌスっていうサタンなんですけど、ギリシャ神話と自分が気持ちと一緒になってこの絵を描いたんではないかといわれていて、生存中は全く発表されなかった絵です」

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スペイン絵画の歴史で最も偉大な画家の一人、ゴヤ

人間の内面を映し出す写実的な画風で最高の栄誉である首席宮廷画家にまで上り詰めました。

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そんなゴヤが77歳の時に描いたのが《我が子を食らうサトゥルヌス》

ゴヤは5人の子供を幼くして亡くしました。

無事に成長したのはたった一人だけ。

そしてある夜、その大切な我が子に殺される夢を見ます。

禍々しいほどの狂気に満ちた父、サトゥルヌスの表情。

自らの心に抱えた闇を見つめるかのように、ゴヤは自宅の壁にこの作品を描きまし

た。

「人はどういった時に不安や恐怖や怖れを持つのかなって、それがどういった形で作品なるんだろっていうすごく考えましたね。ゴヤは本当に宮殿のお抱え画家だからじゃないですかね、すごく辛い面を持っていて、すごく闇の部分があっていて、何でこの画家がこういう絵を描くのかが不思議でしょうがない。この世界にすごく惹かれるところがあって、でもそれは本当に人間が共通する暗い部分の闇のことなのかもしれない。生きるって本当はこういうことかもしれないなっていうところに行けるような気がするんですよね。私は森美術館で個展があって、片岡館長にあなたの個展をしますよって、企画しますよって言われたその次の日に私がんになったんですよね。その時に、手術をして抗がん剤治療して、抗がん剤治療をしながらプラスチックバッグをお医者さんに聞いて集めて、クリスマスのイルミネーションをバッグの中に入れてピコピコピコピコ光をつけて作品を作ってたんです。

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でもやっぱりすごく死ぬことも怖かったし、がんになってしまった自分もどうしていいかわからなかった。だからこの抗がん剤治療のバックを集めて、中にイルミネーションの光を入れてピコピコして生きてる自分を感じたかった。

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この気持ちって作品なんです。やっぱり。人間楽しいことだけじゃなくて、楽しくて幸せに生きていきたいのは本当なんだけど、でもそれでは納得できないと完結しない自分の心もあって、思っていてもうまく言えなかったりという気持ちがあって、それがやっぱ芸術で何か協和されていくっていうか、共感することによって社会が成り立つってあると思うのです。でもそんなこと考えて作品を作ってはいないんですけど、なんか世界が好きなんです。自分自身の中で」

芦田さん塩田さんの言葉はどんな風に感じましたか。

「何かわからない感情があるって、おっしゃってましたけど、私もお芝居をしていたりして、やはり嬉しいだけとか悲しいだけの気持ちってなかなかなくて、分からないけど、そこから何か感じるものがある気持ちっていうのがあって、それはでもそういう感情は私は嫌いじゃなくて、でもなんかそういうものって言葉、言語化してしまうとうまく伝えられなかったりするような気持ちなのかなっていう風に感じていて、だからこうやって絵だったりを通してそれを感じ取るっていうのはすごく素敵だし楽しいなと思います」

片岡館長は塩田さんがまさに大変な思いをされてる時にやりとりをなさっていたんですよね。

「ご本人が言っていたように、企画オファーしたその翌日にがんが再発していたってことが分かって、その後2年ほどの間展覧会の準備と治療が重なっていた時期があったんですけども、自分に起こったことそれから恐怖、怖れみたいなものを、作品を作ることで乗り越えてきたっていう、そういうプロセスを一緒に過ごすことになりました。なので、ジャコメッティもそうです。それからゴヤもそうなんですけども、両方とも人間の本質を見ようとした。ジャコメッティとかゴヤはもう自分のその内面を描いて77歳で描いたという絵もですね。彼の中にも宮廷画家というポジションを得ながらも、老いていく自分とか、様々な不安があったのかなという風に想像されるんですけど、作品を通して乗り越えていくようなそういうことが塩田さんにも通じているのかなという気もしました」

自分の家の壁に描いたんですね。

「別荘の食堂の壁画として描かれたみたいてす。食事をする場所にこれを置くことの狂気もすごいなと思ったんですけども」

「私もその歴史とかを学んでて、ギリシア神話とかに興味を持って、自分の子供飲み込んでいくっていうエピソードは知っていたんですけど、神話の中だと飲み込むとかそういうこと少し非現実的なイメージで描かれているのが、こうやって頭から食べるって言うようなそういう風に描かれると、すごく急に現実的に感じられてきて、生きることに対する執着心と言うか、本当に狂気みたいなものがすごく伝わってくる作品だとおもいます」

「生きたいって言う人間の赤裸な欲望っていうものが表現されてるとしたら、人間本当に削ぎ落として削ぎ落としたらいって何が見えてくるかという。石黒さんは人間が社会が豊かになってくると人間ってものに関心を持つようになってくんじゃないかっていう観点を話されてましたけど、それもあると思うんです。逆に豊かになりすぎたことによって人間が物みたいになって疎外されていくってことがあるからこそ、こうやって人間の本質っていうものを削り出そうとするっていう、芸術家の本能、衝動ってのはあるのかななんて思ったりもするんですよね」

「おそらくその人間の内面とか根源的なものを見つめて行こうとすることと、アートの役割とすごく近いところにあると思うんですね。なのでこういう作品を今私たちが見たい。推薦してくださった方たちが見たいと思ったっていうことも、何かその本質的なもの、生きることの根源的な意味みたいなのを考えなければいけない年だったんだろうなっていう気がしました」

 

世界中でステイホームが呼びかけられた中でアートに関するあるムーブメントが大変な広がりを見せました。 

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オランダ語でスッセンクンステンカランテーネ。

アートと隔離の間という意味。

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外に出られないなら作品になりきってアートを作ってしまおうという企画なんです。

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きっかけはこのオランダ人女性。

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ステイホームが叫ばれた去年3月。

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何か楽しいことができないかとsnsで投稿。

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瞬く間にシェアされ、世界中から7万件もの投稿が集まりました。

今のお手元にあるタブレットにその7万件の投稿の一部が出てますので、例えばたくさんありますね。

 

これマグリットの接吻という作品だと思うんですけど

相当オリジナルにすごく近い。

コロナだから直接接吻ができないっていうことなのかな。

「だからそこに意味を新しいなりきる人たちが新しい意味を付与して再解釈がなされている。なるほど」

芦田さんこれ見ててなんかちょっと気になるものありますか。

「最後の晩餐はすごい密なので、今は駄目っていう読みかもしれない」

「ズーム飲み会してますよね。ズーム最後の晩餐になってる」

投稿する人たちはみんな今に合わせた工夫してるんですね。

番組ではハッシュタグを始めた方にもお話を伺っております。

「まさかルーブル美術館メトロポリタン美術館にフォローされたり、世界中の人に見られるなんて思ってもいなかったから、ハッシュタグオランダ語にしちゃったの。今考えるとハッシュタグも長すぎるし、綴りも難しいし、使いにくいじゃないかって思っちゃうけど、みんな言葉の意味が分からなくても投稿を見て理解してくれるのがわかってよかったわ。絵に完璧になりきるというよりも参加した人たちが家にあるものを駆使してどうにか絵になりきろうとする姿がすごく楽しいの。普通SNSってネガティブなコメントがついたりするけど、このハッシュタグへのコメントは全部ポジティブ。世界中の人が笑顔になれるのって素晴らしいですよね」

日本からも投稿してる方がいてちょっとご紹介しましょう。

俳優の片桐仁さんがなりきってるんですよ。

フリーダカーロ。

「肩にちゃんと猫ちゃんの代わりに何か乗ってますね」

片桐さんに伺ったところ家族総で作ったり集めたりということで片桐さんに扮装をさせ、光の具合などでこの絵に合うように撮影するの難しかったと。

「他にもレンブラントとかフェルメールとか結構出たと思う。両方とも光の入り方がものすごく難しい絵画なんですけども、それらしく見せるテクニックなのかなっていう気もしましたね」

「真似しようとすると、その絵を見つめる時間ってのはできるじゃないですか。そこでまたね美術館で楽しむのとはまた違った見方になるかもしれないですけど絵と向き合う時間ができるし、そしてなんかこうやってその投稿をね見た人とかも知らない絵だったり好きな絵を見つけられたりとかして、またそこでなんかこう広がってくんじゃないかなと思って」

「シェアってそういうことですよね、自分の知らない絵にこれをきっかけにして出会う」

「でも女優さんっていつも自分じゃない別の人格になりきるっていうのが、見た目だけではなくて、その時は内面もその人になりきるようにイメージを膨らまされたとするんですよね」

「そうですね確かに近いかもしれない。アートの面と。その気持ちってどういうことなんだろうとか、こういうことが起こった時にどうしてそういう風に思えるんだろうとか、やっぱり気持ちのことはあの普通に生活してたら通り過ぎてしまうようなことも深く考えたりするきっかけをもらえるところが楽しいなあっていう風に思ってるので」

続きましてはですね、アートシェアについてちょっと変わった考え方を示してくださったこの方です。

 

こちら目の前に座られるところからお願いします。よろしくお願いいたします。

日本画の伝統を取り入れた独特の画風で知られる山口晃さん。

時空を超えた街や人々の風景を緻密な筆で描き出します。

東京2020の公式アートポスターの一つを手がける現代を代表する画家。

そんな山口さんにアートシェアをお願いしたのですが、

「シアェっていうか、なんていうんんですかね。作品が癒しとか言われるとね、そのいやいやって言っちゃう方なんで、やっぱり高揚感っていいますかね、多分まあ脳内物質が出てると思うんですね。まあある種の過剰な興奮ってことは器官を痛めますから、元気だ時に年に1度ぐらいでいいのかな。ましてやそれで癒やされてとかってなんないんですね」

そう言いながらも紹介してくれた作品が長さ16メートルの絵巻物。

室町時代雪舟が描いた国宝・四季山水図。

通称山水長巻。

中国から学んだ水墨画を独自の表現へと昇華させた雪舟の代表作です。

春夏秋冬。

季節の移ろいが描き出される頂戴な絵巻。

悠久の時の流れの中で、自然や人々の営みが生き生きと描かれています。

雪舟は無駄なことしない人だと思うんですね。見ていただけるとわかると思うんですけども。手数が恐ろしく少ない。ズバッ、ダッ、シャーでできてるって言うか、僕なんかが見てると最小の気でやられたってぐらいガツンと来るんですね。線、濃いとか薄いとかっていうような。クマ取り。その時にしか出ない線っていうのが水墨の醍醐味であるわけですから、見て目を走らせてるうちにどんどんこちらの精神がいじられてくるって言う。その醍醐味って言うんですかね。作者の追体験って言いますかね。なんかそういう引っ張り込まれるって言うのに身を委ねる快楽なのか危険な罠なのか」

 

東京表参道の大通りに面したビルのエントランス。

ここでアートシェアをしてくれるのが、大手ゼネコンで会長を務める大林剛郎さん。

現代美術のコレクターとして知られ、ニューヨーク近代美術館の諮問委員会のメンバーも勤めています。

いったいどんな作品を紹介してくれるのでしょう。

「これはこの石室と言うかですね。まさにこのピラミッドの中にいるような、あるいはこの古墳の中にあるようなところでですね、杉本博司の模型の彫刻が天井からぶら下がってるとこういう作品です」

現代芸術家、杉本博司の作品《究竟頂》。

究竟とは究極に達することを表す仏教の言葉です。

まるで後光が差しているかのようなオブジェ。

少しずつ細くなっていくその形はどこまでいっても決して交わることのない無限直線を表していると言います。

「実はこの円錐がですね、これがずっと細くなってきて、永遠に交わらないんです。これずっと永遠に交わらないでで、ここに1ミリメートルのポイントがあるんです。これがずっと下まで降りて地球を突き抜けて、ブラジルのどっかで数ミクロンになってさらにそれが宇宙の果てまで続いて永遠に続いてくという、そういう無限性を可視化するというこの部屋からですね。その無限に伸びていくものがずっと地球をつけてまた宇宙につながってくという、人間のロマンじゃないですか。この宇宙にこれから出て行くとか。あるいはその宇宙を見るとか。こういう人類が大変な時にですね、そういう宇宙に思いを馳せるとかあるいは無限なものをこう見るって言うのは、なんかこう励まされるなあというふうに思うんですけど。作品のコンセプトした上で、是非この彫刻の真下に立ってみてですね、あるいはその下の1ミリのポイントを眺めていただいて、無限性というものについて考えていただくといいなという風に思います」

 

次にアートシェアをしてくれるのは漫画家のヤマザキマリさん。

「お友達の方から紹介されたものなんですけど、もうすっかり入れ込んでしまって、毎日のように見ているんです。ジョーダン・ベルソンっていう作家がいまして、単なる抽象的な光とか色彩とかいろんな流れだったりか、そういったものが映し出されるだけですから、何もこう具体的なお話が展開されてるじゃないんですけど、クラシック音楽と一体化して、ずっとその映像が流れてるって言うものをきちんと見たことがなかったんで、相当衝撃を受けて」

 


Sunchaksoon & Dasugyul - Milky way 은하수

「例えば泡のような細い光の粒が上に上昇していくっていうシーンが、やがて空の星と融合するシーンがある。そこのシーンがすごい好きで、生まれてきたものがやがて消滅して宇宙の中に吸い込まれていくような。ものすごく光眩しい水面の光みたいなのが現れたりとか。木星の外側を覆う雲のような流れになってたりとか。本当に宇宙旅行してるの気分があるんですよ。ものすごく遠いところに入って旅をしてるような気持ちにさせられそうなんですよね。私に旅っていうのはもう自分の細胞を司る必須の栄養素なんで、それを絶たれちゃったんですよね。最初の2、3ケ月ぐらいは大丈夫と思ったんだけども、夏ぐらいになってきた時からだんだん気が滅入るようになってきて、私は今漫画の連載を持ってるんだけど生産性が上がらなくなっちゃった。旅をしてる時の方が時間ないのにどんどん描けるんですよ。今こんなに停止してる時間があるのに、自分がいつも作業で使うipad手に取った時に、全然やりたくないんですよ。でも徐々にこういったものを見て今までとは違う旅の仕方。それこそトリップですよね。同じ旅じゃないですか。私はだから体を動かす旅なのか、それとも停止してジョーダン・ベルソンを見ながら感じる旅なのか。これはこれでまた別な旅なんで、こういう画像を見るだけでそれまでの何かが一切遮断されてなんか自分が生きてるとこってこんな狭いとこじゃないっていうような気づきがある。それは今まで私は全部、旅から供給してたんですよね。でも今はジョーダン・ベルソンがいるからなんか旅しなくていいかな見たいな。そのくらい楽観的な気持ちになれたと言うかね」

気持ちが呼吸と縮こまっている時にパッと解放されるようなそういう作品なんでしょうかね。

「本当に光の集合体だけなんでしょうけど本当は。でもそれを見てるだけで宇宙を感じたり星を感じたり、おっしゃってたみたいに雲を感じたりとかが、それって不思議な体験だなあと思って、しかも自分はそれを本当に見たことがないくて知らないはずなのになぜかそれだと思えるのって不思議だなと思う」

「個人的に興味があるのが天井から細くなって行って途中で途切れて、円錐だから穴になってると思うのですけど、飛び込んだら宇宙空間にいるとかね」

不思議の国のアリスの穴に落ちたら別の国に行けるみたいな、見る人によってもしかしたらあそこで感じるかもしれないですね。

「普通の子私たちが生活しているその街中にあるって事も素敵ですよね」

ヤマサキさんがなかなか執筆が進まない時に、あの音が映像でちょっと旅をした気持ちになれるって言うのも。

「ジョーダン・ベルソンっていう人。50年代60年代ぐらいに禅やそれから仏教哲学みたいなものがアメリカで流行った時も始められたようなんですけども、光を作品の素材にするビデオアートみたいなものが生まれて、光もそれから火も、形ないじゃないですか。形のないもの見えるものにしていくのかっていうのはアーティストの挑戦だったと思うんですが、

もうその中でその見えないものは分からないものをどう納得していくのかっていうところに広がっていた辺りはなんか逆にその見えて分かっているものの向こう側に来とんでいくようなそういうところが開放感にももしくはひらめきにもつながっていてあの仏教の話が少し出てきた時に

俺もあの授業で習ったことがあるんですけどあの流れる砂の空の思想がちょっと思いついて見えないもの無限っていう目に見えないはずのものを見えるものでおっしゃってた通りなんですけど見えるもので表現するってのはやっぱり面白いなと思いますしやっぱりお芝居するときもその答えがあるわけじゃないのでこの先には何があるんだろうとか、どうしたらいいんだろう考えることはすごく楽しいなと思ってそういうところにも繋がるかなと思いました

オンラインライブにCGを合成した斬新な演出。

その映像を生で配信したことで話題を呼んだロックバンド・サカナクション

次にアートシェアをしてくれるのはボーカルの山口一郎さんです。

じゃあ朝ジョジョジョジョこっちこれがえーとに大通りだ

後は大通りでで僕が住んでたのはこのマンション自然三万円ですよ。でも全然お金がなくて当時も電気もガスもも水道も最後に止まって本当に北海道の冬でガス止まるって行こう紳士なんですよ。

空から地上を移したシリーズで知られる写真家・松江泰治。

山口さんがデビュー前に暮らしていた札幌の街の写真です。

松江は光が地表を均一に照らした時シャッターを切ります。

影や地平線もない削ぎ落とされた風景が広がります。

やはり今こういう時代だとインターネットでまちぶの旅行に行きたい場所を調べて、そこにどんな観光地があってどんなものがあるかとか何かいろんな人のいろんな意見がそこに溢れてるたりすごくないですかでも暑い大佐の作品ってその景色その場所をいろんなものを本当にサンプリングするから切り取って何の感情もないように映し出しているわけですよね。なんかそんなにも感情がないように切り取っていることに対して何か僕らは違う感動を入れると言うかロボットのプラモデルを三角自分で組み上げて言ってその組み上げたことでそれが自分の魂がこもっている気がしてくる。なんかそれに近いっていうか見ることでなくその景色に魂が入っていくっていうか自分が何か入り込んでいくっていうちょっと感情が松井第三者作品からは出るんですよね

返すもせずに家にいる時間が非常に長かったんですね、で制作するときはいつも家に行こう閉じこもって制作はしていたんですけど、制作時期ではないタイミングにこんなにも家にいることがなかったんですね。

で僕はいつもは少年A少年時代に戻りたいとか自分が高いんだった時期に自分がどんな音楽を作ろうとしているのかいたのかその感覚に戻りたいって思いながらそのデスクで葛藤してるんですけどこの写真の北海道で自分がまだデビューもしてない頃にたくさんのためではなくて誰か一人のためだったり自分のために音楽を作っていた時をことを思い出すでもここに戻れたんですよ。ほんときの感覚にコロナで戻れたんですよね。同じ状況になったっていうか同じ不安を抱える時は高さあの時も送信さに時の粗品みんなと同じ気分気持ちになったそういう事って雨無いんじゃんだからきっと松井さんの写真って本当っていうか感情がない僕なんかにすごいメモして女はやっぱり一包化感情を排して歩こうニュートラルなその空間であるからこそ見る人がそこにご自分の主観的なね感情なりあれば子機良くなるよコニコあの映し出すことができるって言うかね

僕の中でその親切な光になんてならないわけじゃないすか普通でそこで木陰も中山ね

金がないってことやさんじゅー機材っていうか非実在的なね、なんかこうなんか死の世界すらあの想像させるわけですけど、でもそこに行こうあの見るものはそこに憩いの家っていうのこう感じ取ることができるって言うかそうやっぱりアートの力なのかな

この時期にこの歳の写真を見るというのも本当に空っぽになったじゃないですかにとかでも渋谷ももうあの六本木も全く違うに見えてくるって言えばそういう体験をした後なのでさほど歳を俯瞰するということもまああのこれは雪が降ってますけどもまた違う都市の風景を見たなっていうの私はちょっと思い出してました

これ見たらなんかこう思ったりすることあります

一番最初に見たときは結構学校生活感がやっぱりなくてちょっとゾッとしたんですけどでもよく考えてみるとこの家だったりとかこのビルだったり一つ一つになんかこう人が暮らしててその中に一人一人ストーリーがあるんだなって事をなんかこう想像するとまた違う写真に見えてきてそうやって想像できてすごく素敵だなそうですねでもまた

明日さんのおっしゃる通りです。この中に人がいるんだって思ってその他者のことを考えるってですかね他の人自分と同じような境遇にある多くの人たちのことを考えることができるとそこに思いを馳せるっていう事ですよね

お世話様ですね最後になりましたけれどもとっても昨日

アートシェアを片岡さんからお願い致します。

「私はですね河原温というアーティストの作品を紹介したいと思ってます。ご紹介したいのは《Atodayシリーズ

マルイは日付絵画という風に言われてるんですけども、その日の日付をですねその時に滞在していた場所の件後でまぁ表記した絵画なんですけれども

ニューヨークを拠点に活動し、海外でも高く評価された河原温

1966年から描き始めたのがグレイシリーズです。

来る日も来る日も日付を書き続け3千点もの作品を残しました。

今回のアートシェアでご紹介したいなと思ったのは、お正月ということもあって新しいカレンダーを見るタイミングでもありますし、今見た目は大変無機質に記号だけ正確なんですけども自分の誕生日だと思ったり特別な日だなこれはと思ったりするというのことも今日付を見るだけでいろいろ膨らんでくるので数字や記号でさえそれが持っている創造のきっかけのダイナモのに即つながるしこの信念に皆さんがどういう風に思われるかなと思って間違えましたです

それそれぞれの人がやっぱり自分が生きていく中で自分とって特別な日付ってありますよねでそれが例えばからさんの作品のに描かれてたりするとやっぱり外れたりとかしてるって言う事ではまたそういうこうなんか出会いとかすれ違いとかは日付ってほんと興味深くて一人一人のなんかこういうの孤独二の真木よう子なりたい県形っていうものが作品と何ですかねコンタクトするかそういうサプリなんだろうなって思いましたねから

音自体は椎名ことにこのままシリーズ始めた頃から、パブリックの橋のほとんど姿を見せなくなってほとんどどんな顔をしてらっしゃるのかも知られていない謎のアーティストとしてなくなっていたんです。なのでその器具を使った作品でしか河原温テニス

アーティストの生存を想像できないというところも面白いところでもある

でも僕は今日確かに生きているんですよっていうメッセージを発信してるって事ねそうですね20日

おなどうやって刻んでいきますか僕ですか

これ見てたらあまりにも2020が知らない間にというちょっと大きさみたいですよね

あれも今思ったのはなんかこうやっぱり1日いちにち結構意識しなければすぐ過ぎ去ってしまうものだけどこうやって残していくことでなんかこう同じ日って二度と来ないんだなって思えるのが素敵だなと思いました。大切にしようと思いました1日おそうですよ本当にいろんなアートがシェアされたらと思っていましてあと私いつも時空を超える真時間と空間を超えるなと思ってるんですけどもまあ空間て意味でも毎日の身の回りのところから宇宙まで行っちゃいました。

時間という意味でもまあ縄文から現在まで読み取れるのを網羅した本当に広い時空をまた日をすることができたな時に思ってるんですね

まあいろいろその時間と空間を自由に往来することによって、新しく広新しい年を生きる力になるなあというので改めて思います。

今日はお話伺って先ほど明日さんがおっしゃったようにこの建物の中にたくさん人がいてその一人一人がその物語を持ってるんだって

郵送高校想像することも大切だって同じをされても

白くを飼い方からこそのことの大切さのことを考えるんだ、想いやるんだ急な事をなんかこう教えていただいたっていうかねあのそういうこともあの感じました

ですのでそれがやっぱりそういう話が出て参加を媒介にしたと語る人たちのことはその媒介にしてそういう子話が出来たっていうことがまこし一年の始まりだね。そういうこと体験できたその皆さんと共有できたってことがすごくなんかも最高の愛ちゃんの始まりだねすごく前向きな気持ちになるかなって思いました

ドイツ在住の美術家塩田千春さん。

今塩田さんは新しい作品に取り組んでいます。

赤い糸に結ばれた赤い髪。

そこには小さくIhopeと記されています。

この時代のこの時期だからこそ、希望を持ち、地元でもいいからそれを描いていけば何か希望っていうか何かなと思って」

2021年あなたはどんな希望を描きますか。

 

 

 

取材先など

 

放送記録

av98ingram.wpblog.jp

 

 

書籍

 

芸術新潮 2020年 01月号 東京のミュージアム100

芸術新潮 2020年 01月号 東京のミュージアム100

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/12/25
  • メディア: 雑誌
 

 

展覧会

 

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新美の巨人たち 犬吠埼灯台

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初めて灯った日から146年。千葉県銚子市の岬の先端で太平洋を照らし続ける、美しき白亜の塔『犬吠埼灯台』は高さ31.3mの洋式灯台

その光はまさに文明開化の象徴。

英国人技師、リチャード・ブラントンが、その能力を駆使して、日本に近代化の光を灯しました。

その一方で、使用されたレンガには日本人の誇りが…。

さらに灯台のレンズの驚異のメカニズムも明らかに!

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美術の窓 2021年 1月号

美術の窓 2021年 1月号

  • 発売日: 2020/12/19
  • メディア: 雑誌
 

美の巨人たち 犬吠埼灯台

放送:2021年1月9日

 

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その全身に孤独をたたえて立ち尽くしています。

義務であり使命であるかのように。

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目の前に広がる大海原をただ見つめて。

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孤独ではあるけれどその光は優しく力強く、はるか数十キロ先まで照らしているのです。

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航路標識。灯台とは実に美しいものです。

「空に向かってピンと立っている」

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本日はシシドカフカさんの灯台の美を巡る旅。

 

霧笛が鳴り響き

「なかなか見ることのない場所ですね」

作り上げたのはリチャードブラントン。

イギリスからやってきた男。

輝かしく、誇らしげに。

彼が日本に残した灯台は25基。

今も厳粛で壮麗な美しき風景の中に。

 

 

彼の代表作が千葉県銚子市にあります。

地球の丸く見える丘に上ってみれば。

「本当だ。地球は丸く見える」

360度遮るもののない眺望からは屏風ヶ浦の絶景。

利根川の流れ。そして。

「あれですね犬吠埼灯台

太平洋と向き合って。

北緯35度42分28秒。東経145度52分7秒。

この灯台こそ造形の美しさと共に日本における灯台建設史の中でも画期的な存在だったのです。

今日の作品《犬吠埼灯台》。

「真っ白で空に向かってピンと立っているっていう感じがかっこいいですね」

1874年。明治7年竣工。

高さ31.3メートルの洋式灯台です。

建築指揮リチャード・ブラントン。

円筒上の造形の最も太い外径は7.2メートル。

塔は上部に行くに従い徐々に窄まり、やがて踊り場が見えてくるとその上レンズが納まった灯光部。

地上より27メートルの高さに。

表面に施された白亜のモルタルは貴婦人が纏ったドレスのごとく。

空と大地と海が織り成す風景の中にその姿が美しい写真を撮ってみよっかな大学で写真学科に通っていたシシドさん。

犬吠埼灯台と向き合って何か書いてある明治7年11月15日。

誇らしげに掲げられたプレートには初点灯の日が刻まれています。

では中へここは全国でも珍しい登れる灯台です

ご階ぶんぐらいきゅー

じゅーきゅー段の螺旋階段を登りきると

これはいい眺めですね

一応できますね目が太平洋はこの景色。

ちょっと気に入っちゃったのでは日本の灯台誕生の物語を風雲急を告げる幕末。

開国により外国船の往来が頻繁となります。

当時日本にあった和式東大は油やかがり火を焚くのでその光の力は弱く、日本の海はダークシーと呼ばれ、船の航行は困難でした。

幕府はぜろよんヶ国と灯台の整備を約束します。

しかし近代的な灯台建設のノウハウを持たない日本は外国より技術者を招聘。

その求めに応じイギリスからやってきたのがリチャード・ブラントンでした。

リチャード・ヘンリー・ブラントン

1841年スコットランドアバディーン州の生まれ。

鉄道の土木技師を務めていた彼は日本での灯台建設計画を知り応募。

採用されたのです。

春香東洋の島国に自分の灯台によって文明の光大友さんと日本に到着したのは1868年27歳の青年でした。

幕府の事業を引き継い政府と契約を交わし船で日本全国を回り測量を行いともに来日した技術者を意識し日本人に技術を伝えながら灯台建設を進めたのです。

彼が最初に手がけた東大が

静岡県下田市の沖じゅー

いちKMに浮かぶ島に

美の巨人たちはよろこび

がつなぐ世界へ

キリンとオールフォーロングライフ

ヘーベルハウスの提供でお送りします

神子元灯台投稿に

じゅーさんM設置店通り1871年1月1日

激しい潮流と

強い海風の中での

最も困難を極めた建設でした

推定和歌山県の南端

紀伊大島に立つ樫野埼灯台

日本最古の石造り灯台です

性格的にもロトいちっていうか

他から見れば

同僚でも付き合いづらい人間って言うな

面があったように思います

駿河湾遠州灘を隔てる岬にその姿

御前埼灯台遥か後方に富士山を従えた

その風景はいいほどの美しさ

そして御前埼灯台に続いて手掛けたのが

犬吠埼灯台だったのです

ブラントンが重視したものとは

東大の設計にあたって

最も考慮を払うべき点は

この国にはしばしば自信がある

ということであった

犬吠埼灯台が画期的なのは

その構造に秘密があります

目覚めには分からないんですが

二重円筒で犬吠埼灯台の断面図との壁は

堅固な二重構造と

なっています

なんでこれにじゅーにしたか

ということを色々議論の熱がありますが

高さに関係している高さで

何が問題になるかと言うと

地震ですの日本の場合は

もう一つは台風みたいな風

それにどうやって対抗するか

内側と外側の骨があって

それをつなぐはち本

操車場の壁があります

つまりより安全な構造になってるわけです

そのビクともしないけん誤差は

一人の日本人が鍵を握っていたのです

ブラントンと対立してまで

巨大な頭体を支えるのは

何万枚も積み重ねられたレンガです

このレンガを生み出した

神当時の記録に残されてい

ますトップであるブラントンに続いて

日本人の主任技師

中澤たかまさブラントンも中澤義之というのは

非常に濃い有能だと

報告書の中に書いているんですね

今全然違う東大の建設というところで

接触してその中では協調と対立

というようなところがあったようです

日本製の

レンガは強度不足であると

イギリス産の使用を主張するブランドに対し、中澤は国産レンガでの建造を強く進言します。

日本人の手で作ってみせると利根川を遡り岡村で良質な土を見出した中沢はこの家の旧藩士にレンガの製法を伝え、失敗を重ねながらもついに使用に耐えうるレンガを作り上げたのです。

犬吠埼灯台に使用されたで

じゅーきゅーまんさんぜん枚

ろくさんに切り替えたことで

コーヒーは大幅に節約できました

調子の町に市内の絵が残されています

関西直後の犬吠埼灯台建設中

お世話になったお礼にと

中澤自身が描いたとただし犬吠埼灯台

生まれた時から現在の色です

漆喰のコーティングによる補強と風景の中で

際立たせるための城中澤は

あえて漆喰の下のレンガをむき出しに描き

日本人の誇りを示したのかも1874年

明治なな年11月15日初点灯

その日から流れた歳月

ひゃくよんじゅーろく年を数えます

犬吠埼灯台のベストアングルは

どこか見えてきましたねうねる海の向こうに

海面からの高さごじゅーにM白亜の塔の姿

それこそ町あかりもない違いによる

あの灯台に明かりがともってたらで

安心できてたんじゃないかなっていう

想像はありますねと

ヘルメットをかぶってシシドさんが向かったのはなんとおすごい巨大なレンズ。

 

 

 

今日の作品犬吠埼灯台敷地内にもう一つ

貴重な建築物があります

日本に唯一残る鉄製の無敵者mutekiとは

濃霧で灯台が見えなかっ

たり光が遮られた時に

音で一応知らせていた信号のこと

浦島ひろみさんは

かつて犬吠埼灯台灯台守を務めた人です

霧が深い時には無敵さまで走って行って

切り信号を鳴らしていました

トークで聞くと

牛の遠吠えだって言われるんですけれど

ここにいて鳴らした時の爆音

のごとくの音でしたね

是非無敵を聞いてみたい

コンプレッサーにより圧縮された空気をタンクに貯め、それをサイレンに送ることで音を出す仕組み口をしてます。

シシドさんいよいよ犬吠埼灯台の心臓部ともいえる場所へ。

「なかなか見ることのない場所ですよね。よいしょおすごい金いち年の

直径およそ1.9メートルの巨大なレンズです。

日本に5箇所しか残っていない第一等フレネルレンズレンズの中へと入ればジョジョ邪魔します

今宍戸さんはこの投稿文これライトですか

じゃあ高原に使われる

電球はよんひゃくW小さいように思えますが

レンズによって集合され

光ははるかさん

じゅーろくKM先までおもしろなってんの

釈放のため降ろされていたカーテンが上がり

およそじゅっぷんご回転が始まります

動き出した続いて

転倒中心に置かれた電球を取り囲んだよん

面のレンズが光を集め外へと話します

そのコードひゃくじゅーまんカンデラの銅さん

じゅーろくキロ先まで届くっていうのは

ここで見てる限りでは

ちょっと想像つかないですけど

じゅーご秒に1度閃光を放ちます

光ってね人の心を

ほっとさせるものがあるから

街が近いんだね

りくが近いだなっていう

安心感も一緒に届けてたんでしょうね

はるか36キロ先までも安全と安心を乗せて光を届けた

山口県下関市

日本海を望む島にブラントンが最後に手がけた灯台があります。

角島灯台

踊り場の下には優美な装飾が。

仕事一途のブラントンが最後にちょっとだけ遊び心を加えたのかもしれません。

1876年務めを果たし帰国ブラントンが日本で手がけた灯台

25基そのうちの14基が今も立派に誠実にその使命を果たしています。

日本の灯台の父と呼ばれて。そしてこの人は。

 

犬吠埼灯台重要文化財として登録されることとなりました。

優れた技術と近代の高校の歴史を知る上で欠かすことのできない建築物であると

イギリスノースdevonteブラントンの子孫を訪ねました。

玄孫にあたるフィオナさん。

曽祖父リチャードはスコットランド人気質の厳格でストイックな人だったと聞いています。

彼と仕事をした日本人はとてもやりづらかったことでしょう

でもリチャードは日本での生活や交流をとても楽しんでいたと

思いまこんなものを見せてくれました。これはずっと大切にしていたそうですよ。ワードブラントン日本の記憶。

夜の貴婦人さんびゃくろくじゅーで

同じといえば

同じ柄のものを車体としてすってのは

ちょっと難しいよ

難しかったですけど

初めて犬吠埼灯台を見た時に

感じたりしたっていうのはどの角度から撮って

も写り込むものだという風に感じましたね

よが開けない朝日を浴び

その全身をうっすらと染めて初めて撮った日から約46年。

今も暗い海原を照らし続けているのです。

私はここにいますここで見守っています。

リチャード・ブラントンじゃなく犬吠埼灯台空と大地と海が

織り成す風景の中でその光は現に。

 

 

 

 

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「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」【アートシーン】

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国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話

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東京墨田区江戸東京博物館

今、ここで開催されているのがドイツの国立ベルリンエジプト博物館から来日した古代エジプトの名品を紹介する展覧会です。

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エジプトの文明はナイル川の豊かな恵みの下で育まれました。

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水の青を映した器。

川の魚や蓮の姿が描かれています。

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ナイル川に船を浮かべている様子が表されています。

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死んだ後に永遠の命を得て蓮の女神とともにいる古代エジプト人の理想の姿です。

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「彼らは常に死を考えていたので、死を常に考えるということは生を考えることにも繋がるわけですよね。そうするとその短い生の間にどういう風に生きたら正しい死が訪れるのかということを考え続けたんだと思います。

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古代エジプトの場合には墓ですとか死後の世界を描いたものばかりがあるんですが、それを裏返してみればその彼らの生そのものだというふうに思うのです」

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4メートルを超える長さの死者の書

死後の世界に行くことができるようにとミイラとともに埋葬されました。

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これは再生できるかどうか審判を受ける場面。

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天秤に心臓が乗せられた運命の瞬間です。

その生が再生にふさわしいか見極められます。

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エジプト末期の棺。

全体に死者の書から抜粋された文言が描かれています。

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この棺にはさらにもう一つ外側を棺があります。

この時代二重の棺の文言によって死者の再生が祈られていたのです。

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展覧会は来年4月4日まで。その後巡回します。

 

会場:江戸東京博物館 ほか

会期:2020年11月21日~2021年4月4日

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「魔法の手 ロッカクアヤコ作品展」【アートシーン】

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魔法の手 ロッカクアヤコ作品展

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ヨーロッパを中心に活躍を続けるロッカクアヤコの作品展が開かれています。

パワフルな少女が登場するロッカクの作品。

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今回は高さ5メートルの巨大な絵画に挑戦しました。

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少女たちは混沌の中から飛び出していくエネルギーを持っているのだと言います。

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千葉県立美術館で来年1月11日まで。

 

会場:千葉県立美術館

会期:2020年10月31日~2021年1月11日

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「生きている東京展」【アートシーン】

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生きている東京展

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深夜の渋谷スクランブル交差点。

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渋谷センター街

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緊急事態宣言が出された人気のない東京で動き出すものたち。

今年ならではのアートの姿です。

開館30周年となる東京のワタリウム美術館

これまでの展覧会で紹介してきた作品を中心に東京の姿を振り返ります。

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三角形の美術館。

その建物の姿から生まれた作品があります。

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ナムジュンパイクの「時は三角形」という作品です。

ビデオアートの第一任者であるバイク。

過去現在未来という三つを表現する作品だと言います。

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色鮮やかな映像がエンドレスに流れ続けています。

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目を転じると、意外な場所に展示されている作品もあります。

窓の外。

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道路の向かいにある島袋道浩の《象のいる星》

絶滅が危惧されているアフリカゾウが東京の真ん中に出現しています。

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展覧会は来年1月31日までです。

 

会場:ワタリウム美術館

会期:2020年9月5日~2021年1月31日

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「戸嶋靖昌展 -縄文の焔と闇」【アートシーン】

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戸嶋靖昌展 -縄文の焔と闇

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硬い岩を割ったような男の顔。

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キャンバスから現れ出てきたような表情。

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これらの絵に多くの人に圧倒される。

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作者は戸嶋靖昌。

 

blog.kenfru.xyz

 

スペインで30年にわたり、独自のリアリズムを追求しました。

故郷である秋田で魂の画家と言われる戸嶋の回顧展が開かれています。

自然溢れる秋田の風土で育った戸嶋。

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東京の武蔵野美術大学を出て精力的に描き続けました。

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それは暗く深い森を思わせるもの。

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人間の心を深く見つめ続けてきました。

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40歳の時。戸嶋は日本での画業をうち捨てスペインに渡ります。

その家は敬虔なキリスト教の信者たちが生きる達でした。

ここで30年を過ごします。

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スペインでの旅を続けた戸嶋は最終地にグラナダを選びました。

そこはスペイン最後のイスラム王朝があった悲劇の地でもありました。

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戸嶋は町の中に秘められた悲しみを見つめました。

戸嶋が魅了された人物も悲しみを背負って生きる人でした。

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その一人がベルタ。

没落した貴族の末裔です。

しかし誇り高き姿はかつてのまま。

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その気高さを、ベラスケスに学んだという白い絵の具の輝きを使って表現しています。

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戸嶋は大道芸人としてヨーロッパを巡っていたフランス人女性クリスティーヌと出会います。

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クリスティーのモデルに数多くの作品が生まれました。

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その一つ。裸体画です。

瑞々しい命を捉えつつもその終焉をも予感させる姿。
モデルとなったクリスティーナは、後に自分の奥深いところまで見透かされているような体験だったと振り返ります。

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戸嶋は社会の底辺で生きているミゲールに出会い、強い魂を感じます。

この絵で独自のリアリズムを確立したと言われています。

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日本に帰国後描いた戸嶋靖昌の絶筆です。

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「完成してから半年後になくなってしまうんです。余命宣告を受けて自分が亡くなると言うことが分かっていて描いた作品。体がやせ細っていきながらも魂を削りながら描いた作品なんですね。作品が持つ力強さっていうものを是非実際にご覧頂いて欲しいと思っています」

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秋田県立美術館で来年1月10日までです。

 

会場:秋田県立美術館

会期:2020年10月24日~2021年1月10日

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「ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代」【アートシーン】

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ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代

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黒く尖った線が特徴的な画家のサイン。

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その作品も鋭利な線で構成されています。f:id:tanazashi:20201223213548p:plain

描いたのはベルナール・ビュフェ

20世紀を駆け抜けたフランスの画家ベルナールビュビュフェの展覧会が開かれています。

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戦後間もなく20歳前後に描かれた処刑後のキリスト像

画面にはスーツやコートを身につけた人たち。

現代の出来事として捉えたモチーフとなっています。

十字架から降ろされ運ばれるのはキリストなのでしょうか。

力を失った姿を捉えた線。

その傍らに佇むのはビュッフェ本人と母と思われる姿。

ビュフェは2年ほど前に母を亡くし、絶望に打ちひしがれていたのです。

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「自分自身の人生の辛さ。それと第二次世界大戦があって、終わってもまだ世の中はすさんでいるわけですよねこの時代。48年位。まだその名残が残ってるかなというところで、それでも全部この絵の中に入れ込められていると思いますね」

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内省的な作品を描いてきたビュフェに大きな転機が訪れたのは30歳の時。

ある女性との出会いでした。

女性の名はアナベル

人気モデルで妻となった女性です。

ビュフェは黒い線を強調したメリハリのある人物像に仕上げました。

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黒く大きな瞳がアナベルの強さを示しているようです。

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自らピエロに扮したビュフェ。

繰り返し描いたモチーフです。

その目は真っ直ぐに前を見つめます。

ビュフェの強い意志を感じさせます。

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晩年を代表するシリーズの一つがドンキホーテの物語です。

これは洞穴の探検に向かおうとする一場面。

体に縄をくくりつけ入ろうとした時。

穴から突然鳥たちが飛び出してきたのです。

誇張された劇画的手法で自らの人生を重ね合わせているのかもしれません。

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東京渋谷区のbunkamuraミュージアムで来年1月24日まで。

 

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム

会期:2020年11月21日~2021年1月24日

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