チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

アートシーン・横山華山

// 横山華山 桃の花が咲き誇る枝には色鮮やかな鳥、金鶏。 朝顔の下には白と黒二匹の猫。 この作品は明治天皇のコレクションに入っていたものです。 一方こちらは人々が逃げ惑う火事の現場を迫力ある描写で表しています。 江戸後期京都で起こった天明の大火…

日曜美術館「刀って美しい」

// 日曜美術館「刀って美しい」 放送日 取材先など 放送記録 書籍 展覧会 日曜美術館「刀って美しい」 今、じわじわとブーム到来の日本刀。刀のどこを見て、何を楽しめばよいか分からないという方、必見です!刀の「美しさ」鑑賞のポイントを、丁寧に紹介し…

アートシーン・奇跡のガラスを生んだ 華麗なるバロヴィエール一族展

// 奇跡のガラスを生んだ華麗なるバロヴィエール一族展 イタリア語で水晶の意味を持つクリスタッロと呼ばれるガラス製法。15世紀世界初の高水準の透明ガラスとして発表されました。ベネチアングラスに新たな表現をもたらしたバロヴィエール一族の情熱と技に…

アートシーン・長重之展 ー渡良瀬川、福猿橋の土手ー

// 長重之展ー渡良瀬川、福猿橋の土手ー 日常にあるものを様々な手法で描いてきた長重之の展覧会です。 子供の背丈ほどある巨大なポケットは長自身が手縫いしたものです。欧米のポップアートで描かれる消費文化の象徴としてではなく体に一番近い衣服にある大…

アートシーン・開館30周年記念 第二部 日本画と文士の書

// 開館30周年記念第二部 日本画と文士の書 東北地方で江戸時代から続く旧家の所蔵作品を紹介する展覧会です。 この度七年ぶりに公開される剣豪宮本武蔵の作品です。 ぶどうの木に愛くるしい栗鼠の姿。葡萄栗鼠は武道に律すの言葉に通じる画題です。水墨画の…

アートシーン・ー追悼・鬼才木彫家が遺したものー 小林陽介遺作展

// ー追悼・鬼才木彫家が遺したものー小林陽介遺作展 去年11月36歳の若さで亡くなった木彫家小林陽介の遺作展です。大学四年の時の作品。うずくまっている人を木で表現しています。 誇張された手足の大きさ。 一方で大胆にくり抜かれた背中。アンバランスな…

アートシーン・開館30周年記念 岸田劉生展 ー実在の神秘、その謎を追うー

// 開館30周年記念岸田劉生展ー実在の神秘、その謎を追うー 大正から昭和にかけ独自の表現を追い求めた岸田劉生の展覧会です。岸田二十歳の作品。線や色使いはゴッホなど近代西洋絵画に影響を受けています。 しかし数年後にはルネサンス絵画を学び写実的な作…

美の巨人たち プチジャン神父「大浦天主堂」

// 今年世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつ『大浦天主堂』は、最も古く最も重要で最も謎に包まれた教会。実はゴシック様式を見たこともない日本の大工が全く違う工法と素材で造り上げたのです。長い鎖国の中にあっ…

アートシーン・京都・醍醐寺 ー真言密教の宇宙ー

// 京都・醍醐寺ー真言密教の宇宙ー 見る者を圧倒する迫力。国宝薬師如来及両脇地蔵。京都醍醐寺を代表する仏像です。 切れ長の目や分厚い唇が威厳のある表情を作り出しています。 体は男性的でどっしりとした重量感に富んでいます。 薬師如来の両脇に従うの…

日曜美術館「巨大な絵画にこめたもの~画家・遠藤彰子の世界~」

// 日曜美術館「巨大な絵画にこめたもの~画家・遠藤彰子の世界~」 放送日 主な作品 書籍 展覧会 日曜美術館「巨大な絵画にこめたもの~画家・遠藤彰子の世界~」 高さ3メートル以上の作品に挑む、現代日本を代表する画家の一人、遠藤彰子さん。彼女の創作…

美の巨人たち 横山華山「紅花屏風」

// 横山華山は、伊藤若冲の後継者とも言われ、夏目漱石「坊ちゃん」にも登場するほど江戸時代に活躍した絵師。 なのに現代では存在すら知られていない。 『紅花屏風』は6年の歳月を費やし、紅花が染料になるまでを描いた名作。 220人も登場する紅花産地の人…

アートシーン・明治150年記念特別展 彫刻コトハジメ

// 明治150年記念特別展彫刻コトハジメ 殻の凹凸まで細かく再現された鉄製の伊勢海老。 関節は実際に動くように作られています。 江戸時代の甲冑の技術を応用した超絶技巧。 工芸と美術品としての彫刻の境界が曖昧だった時代に作られました。 明治元年から15…

アートシーン・日下八光 日本画展

// 日下八光 日本画展 美しき里山の秋。様々な色が重なり柔らかなハーモニーを織りなしています。 日本画家であり東京芸術大学教授としても活躍した日下八光。 初の回顧展です。 夕焼けの原野で5頭の野犬が骨を奪い合っています。 描かれたのは日中戦争の最…

アートシーン・パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界展

// パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華サラ・ベルナールの世界展 19世紀末のパリの大スター、サラ・ベルナール。 女優、プロデューサーまた創作者でもあったサラの多彩な世界を紹介します。 豪奢な衣装を纏い凛と佇むサラ。 当時まだ無名だったミュシャに依…

アートシーン・ルドン ひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ

// ルドン ひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ 日本風の花瓶に生けられた色とりどりの花。 幻想的な作風で知られるオディロン・ルドンの作品です。 濃い緑色の花、桃色の花と空想上の植物が画面を彩ります。 飛び交う花と蝶が夢と現実の世界を行き来するか…

アートシーン・北斎の橋 すみだの橋

// 北斎の橋 すみだの橋 まるでサーカスの綱渡り。 大きな荷物を抱えた二人は無事渡りきれるのか。手に汗握る光景です。 葛飾北斎は日本各地の珍しい橋を数多く描きました。 北斎の描いた橋とともに東京墨田区の橋の歴史を振り返ります。 北斎が夢で見たとい…

アートシーン・浄土九州 九州の浄土教美術

// 浄土九州九州の浄土教美術 睨みを利かす利かせる恐ろしい鬼。 死後に行くとされる5つの世界を表す輪を回しています。 苦しい輪廻を恐れ人々は祈りを込めて仏の姿を描きました。 九州各地の浄土教美術が一堂に会する展覧会です。 縦横4メートルの絹地に描…

日曜美術館「生き物のいのちを描く~知られざる絵師 小原古邨~」

// 日曜美術館「生き物のいのちを描く~知られざる絵師 小原古邨~」 放送日 プロローグ 発掘された謎の木版画 謎の絵師小原古邨 小原古邨の魅力(スタジオトーク) 驚くべき技法 スタジオ 版木発見・再現に挑む まとめ 放送記録 書籍 展覧会 日曜美術館「生…

美の巨人たち 高島野十郎「蝋燭」

// 1960年、油彩画『蝋燭』の作者・高島野十郎は70歳の時に千葉県増尾へ移住。 世俗から遠く離れ、独り静かに絵を描いていました。 もともと「蝋燭」は絵の購入者や友人たちに贈ったもの。 生涯にわたり蝋燭を何枚も何枚も描き続けました。 今回の作品もその…

アートシーン・土に挑む ー走泥社の作家たちー

// 土に挑むー走泥社の作家たちー 戦後陶芸の世界に新風を巻き起こした前衛統計集団走泥社の展覧会。 すっと立ち上がる白いページ。時が止まったかのようです。 石見和を中心とする走泥社のメンバーが重要性を削ぎ落としたオブジェ焼きを提唱しました。 鈴木…

アートシーン・入江明日香展 ー細密のファンタジーー

アートシーン・ // 入江明日香展ー細密のファンタジーー 初期から現在まで。銅版画家入江明日香の展覧会が開かれています。 入江は刷った銅版画を切り取ってコラージュし、更に水彩や墨などを加えて完成させるという独特の手法を使います。 京都版画トリエン…

藤村龍至展 ちのかたち――建築的思考のプロトタイプとその応用

// 藤村龍至展 ちのかたち――建築的思考のプロトタイプとその応用 作りながら考える建築家として注目を集める東京芸術大学准教授・藤村龍至さんの展覧会です。有名建築家といえば、敷地条件などの情報を読み込みつつ、これぞというかたちで案を示すイメージで…

アートシーン・開館25周年記念 渡辺崋山の神髄

アートシーン・ // 開館25周年記念渡辺崋山の神髄 激動の幕末を生きた渡辺崋山。愛知県の南端にあった田原藩の家老で画家としても知られています。西洋画の表現を取り入れ独自の画風を完成した渡辺崋山。その真髄を探ります。 初期を代表する肖像画の下絵で…

村田朋泰  Omen

// 村田朋泰 Omen 文化庁メディア芸術祭などで数々の賞を受ける人形アニメーション作家・村田朋泰*1さんの個展。 東日本大震災を契機に製作した「生と死の記憶の旅」がテーマのアニメーションの上映展示のほか、空間展示、アニメーションで使った人形を展示…

アートシーン・横山大観と再興院展の仲間たち展

アートシーン・ // リニューアルオープン記念展覧会堂本印象 創造への挑戦 近代日本画の革新運動を牽引した横山大観と再興院展の仲間たちの展覧会。 再興第5回院展の出品作。大観の大正時代を代表する大作の一つです。江戸琳派の技法に習い装飾的で華やかな…

銭湯絵師 丸山清人個展2018

// 銭湯絵師 丸山清人個展2018 ペンキ絵師は日本で二人しかおらず、その中で現役最高齢の銭湯背景画絵師が丸山清人さん(83)です。 今や初秋の風物詩となった丸山さんの展覧会が今年も開催されます。五色のペンキだけを使い、ほぼフリーハンドで描きあげた作…

松﨑和実展

// 松﨑和実展 美濃和紙に金銀の箔を貼り、上から墨や絵の具で写実的に肴を描く画家・松﨑和実さんの展覧会です。絵を切り抜き、アクリル板に貼って展示することで、奥に映る影が立体的な浮遊感を生み出します。この手法を松崎さんは「箔画」と呼んでいます…

アートシーン・創立100周年記念 国画創作協会の全貌展

// 創立100周年記念国画創作協会の全貌展 新しい日本画の発表の場を求め大正初期に設立された国画創作協会の展覧会です。 第1回展の入選作品岡本神草の口紅。 着物の黒と赤い裏地が舞妓の白い肌を強調し 妖艶な雰囲気を醸し出しています。 創立メンバーの小…

没後100年 渡辺省亭特別展

// 没後100年 渡辺省亭特別展 迎賓館赤坂離宮の花鳥の間に飾られている30枚の七宝焼きすべてを間近でご覧いただけるよう、窓際近くまで参観スペースを拡張するほか、七宝焼の魅力をご堪能いただけるよう、七宝焼のリーフレットをご用意しております。 没後10…

SEITEI リターンズ!孤高の神絵師、再降臨‼

// SEITEI リターンズ!孤高の神絵師、再降臨‼ 岡倉天心やフェノロサからも認められた実力を持ちながら、弟子もとらず、画壇にも属さず、ひたすら画業に専念した画家・渡辺省亭。対象の正確な描写。即興性高く実現する高い技術。豊かな装飾性と色彩美を特徴…