チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

新美の巨人たち

新美の巨人たち マネ最晩年の傑作『フォリー=ベルジェールのバー』

// ミュージックホールのバーメイドが描かれた『フォリー=ベルジェールのバー』は、印象派の巨匠マネが死の前年に描いた大傑作。女性に込めたマネの願いに元乃木坂46の女優・深川麻衣さんが迫ります。この絵の特徴は背景の約7割が鏡になっていること。しか…

新美の巨人たち 横山大観「紅葉」

// 島根県安来市。日本一と謳われる美しい庭園を擁する「足立美術館」。“大観美術館”と呼ばれるほど、日本画の巨人・横山大観の作品を所蔵しています。その数120点。中でも毎年秋の足音と共に展示される傑作が、六曲一双の屏風に秋の渓谷が描かれた『紅葉』…

新美の巨人たち 昭和の竜宮城”ホテル雅叙園東京『百段階段』

100年近く前、目黒雅叙園という名で誕生した、ホテル雅叙園東京。「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルになったことでも知られる、日本初の総合結婚式場です。みどころは「百段階段」と呼ばれる階段が結ぶ趣の異なる7つの部屋。

新美の巨人たち 小倉遊亀『浴女その一』『浴女その二』

世紀を超え105歳まで生きた日本画の巨人・小倉遊亀。様々な線で描かれた遅咲きの出世作『浴女その一』その線の凄みとは?さらに絵を捨てる覚悟で結婚した遊亀が翌年に描き上げた『浴女その二』30歳の年の差婚がもたらした奇跡とは?そんな小倉遊亀の世界を旅…

新美の巨人たち 三岸節子「自画像」「さいたさいたさくらがさいた」

2週連続で女性画家を特集!「人生100年!女の生き様」と題し、約100年にわたる画家人生を辿りながら、名画誕生の物語をご紹介します。 1週目は、明治から平成にかけ100年近い歳月を生きた日本を代表する洋画家・三岸節子。 『自画像』は美術学校を卒業した節…

新美の巨人たち モナコ・モンテカルロ

モナコ・モンテカルロ // アルフォンス・ミュシャが120年前に制作した鉄道会社のポスター。描かれたのは、うら若き美女、美しい花々、鳥、画面に円を描くような花環。なぜ鉄道が一切描かれなかったのか?スピリチュアルな世界への興味が強かったミュシャが神…

新美の巨人たち 秋田の行事

秋田の行事 // 中学生の頃に画家を志し27歳でパリへ留学。独自の技法で描かれた裸婦の絵が画壇に評価された世界的画家・藤田嗣治。パリの美術界を席巻し、エコール・ド・パリと呼ばれ、時代の寵児となりました。その藤田が帰国後に描いたのが、今回の作品『…

新美の巨人たち 名建築タイムトリップ

自由学園明日館 // エネルギッシュに変貌を遂げる町・池袋は、ひっそりと佇む名建築と未来へと繋ぐ最新建築がある、いわば芸術や文化の聖地。駅を中心とした半径1キロあまりに、雑司が谷旧宣教師館、自由学園明日館、サンシャイン60、豊島区新庁舎。明治、大…

新美の巨人たち 『仁和寺・障壁画』

// 数々の秘宝を有する世界遺産『仁和寺』。代々、皇族が住職を務めてきた由緒ある寺の観音堂の内部が、373年の時を経て初公開され、須弥壇を囲む30体以上の観音様が描かれた障壁画が公開されました。そこはまさに観音づくしの空間!ところが障壁画には不思…

新美の巨人たち 『旧開智学校校舎』

// 長野県松本市にある『旧開智学校校舎』は明治9年に建てられた木造二階建ての建物。今年、国宝に指定されることが決まりました。圧巻は車寄せのエントランスの造形。見事な中国風の龍の彫刻。鮮やかなブルーに塗られたバルコニー。さらに寺のような唐破風…

新美の巨人たち 『かぐや姫の物語』

高畑勲展 // 革新的な手法を次々と編み出したアニメーションの巨人・高畑勲の遺作『かぐや姫の物語』。 通常とは違う、余白を残したラフな描き方。 製作期間8年、作画枚数24万枚…かなりの労力と時間がかけられた大作です。 「セルアニメをもうちょっと壊した…

新美の巨人たち 『モエレ沼公園』

モエレ沼公園 // 伝説の彫刻家イサム・ノグチ激動の人生の果てに生まれた『モエレ沼公園』。 北海道札幌郊外の大地に広がる敷地の中に、左右対称の大きな山、直線の道、直角に曲がる道…高さ52mのモエレ山はさほど高くないのに山頂の稜線に近づくとなぜか登…

新美の巨人たち 長谷寺

長谷寺 // 霊験の宿る場所と言われてきた奈良県『長谷寺』。かつては紫式部、清少納言といった著名人たちも訪れたといいます。重要文化財の登廊。そこから直結する本堂。10mもの高さを誇る十一面観音立像。懸造の舞台から広がる美しい景色。創建から1300年……

新美の巨人たち 速水御舟 重要文化財「炎舞」

速水御舟《炎舞》 // 妖しく儚く美しい――日本の絵画史にきらめく幻想と迫真の一枚『炎舞』は、大正から昭和を駆け抜けた天才画家・速水御舟が、31歳の時に手掛けた作品です。 速水御舟 吸い込まれそうな深い闇に、燃え盛る紅蓮の炎…その強烈な光に引き込まれ…

新美の巨人たち 「世界遺産・白川郷・和田家」

白川郷・和田家 // 世界遺産・白川郷の荻町地区は、合掌造りの建物が大小60棟も残る集落です。その中でひと際存在感を放つのが、荻町で唯一国の重要指定文化財に指定された和田家。分厚すぎる屋根、建物の中に広がる圧倒的な大空間、隣接する謎の小屋…ここに…

新美の巨人たち 「太陽の塔」

太陽の塔 // 立ち続けて49年…約70mの高さを誇る『太陽の塔』 1970年、日本万国博覧会のテーマ展示プロデューサーに就任した岡本太郎が創り上げた塔。 彫刻なのか?建造物なのか?そもそも何のために造られたのか? そして半世紀ぶりに蘇った、内部に聳える「…

グスタフ・クリムト「ユディトⅠ」描写に隠された謎とは【新美の巨人たち】

グスタフ・クリムト作『ユディトⅠ』ユディトの描写に隠された謎とは

長沢芦雪「虎図」猫のような筆遣いに隠された狙いとは? 【新美の巨人たち】

丸山応挙の写実技法を完全に学んだ絵師、長沢芦雪。輪郭線を描かずに描く「付立(つけたて)という技法により描き出したのが「虎図」です。天明6年ころ応挙の代理として訪れた和歌山県串本の無量寺で描きました。猫のような筆遣いに隠された狙いとは? 線の…

高橋由一「豆腐」なぜ西洋絵画で、日本的な題材である豆腐を描いたのか【新美の巨人たち】

豆腐 高橋由一 // 木綿豆腐、焼き豆腐、油揚げ… 絵ではあまり扱われない題材をリアルに描いた油彩画『豆腐』。 作者は幕末から明治にかけて活躍した“油彩画の父”高橋由一。 武家に生まれ、幼少期は剣の修行を厳しく仕込まれた由一の転機は20歳の頃… 人生を決…

新美の巨人たち 五百羅漢図

又吉直樹×『五百羅漢図』 // 増上寺に展示されている今回の作品『五百羅漢図』。 極彩色の色使い、人物のユーモラスな表情…圧倒的な画力で描かれたこの作品はなんと全100幅! 仏画史上最大の規模を誇ります。 手掛けたのは幕末の謎の絵師・狩野一信。 彼が生…

奈良美智「あおもり犬」巨大作品に秘められた意図とは【新美の巨人たち】

奈良美智作 あおもり犬 // 2006年に建てられた青森県立美術館と共に誕生、青森出身の世界的現代アーティスト奈良美智が手掛けた『あおもり犬』。 鉄筋コンクリートで型を作り、モルタルとフッ素樹脂によって肉付けされた高さ8.5mにも及ぶこの立体作品は、そ…

新美の巨人たち 尾形光琳「燕子花図屏風」

// 稀代の絵師にして琳派のスーパースター尾形光琳の傑作!国宝『燕子花図屏風』は、根津美術館にて1年に1カ月だけ公開される日本美術界の至宝。 主題は『伊勢物語』第9段「東下り」と言われています。六曲一双の大画面に描かれているのは、咲き誇る燕子…

新美の巨人たち 弘法大師・空海「立体曼荼羅」

// 仏たちのオールスター『立体曼荼羅』。 作り上げたのは、弘法大師・空海。 遣唐使として唐に渡り、高僧恵果から密教のすべてを伝授された空海は、当時日本で最高の知識と知恵を持った仏教界のスーパースターでした。 密教の世界観を図像で表した曼荼羅を2…

新美の巨人たち 井浦新「鳥獣人物戯画甲巻」

// 国宝『鳥獣人物戯画』は約900年前に描かれた全4巻の絵巻物。手塚治虫が“漫画のお手本”と評した今なおファンの多い作品です。作者不詳ですが今回スポットを当てる甲巻には作者と伝えられてきた人物がいます。“鳥羽僧正”…一体どんな人物なのか?謎を紐解く…

新美の巨人たち ジョサイア・コンドル「ニコライ堂」

// 東京・神田駿河台のビル街に佇む国指定重要文化財『東京復活大聖堂』。 明治24年竣工のこの教会は、ロシアより伝えられたキリスト教の一教派、日本ハリストス正教会の総本山。 日本に教えを広め、この教会を建てたロシア人宣教師、聖ニコライの名から、通…

新美の巨人たち クロード・モネ「睡蓮」

// あちこちにアート作品が展示されるなど、まるごとアートスペースの島、直島。香川県高松市の瀬戸内海に浮かぶこの小さな島に、地中美術館というちょっと不思議な美術館があります。景観を損なわないために、そのほとんどが地下に埋められているのですが、…