チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

新美の巨人たち

新美の巨人たち 荒川修作+マドリン・ギンズ『三鷹天命反転住宅』

積木が重なったような外観、アスレチック広場のような内装など不思議な作りをした集合住宅『三鷹天命反転住宅』作者は常識を超えた現代アートの巨人・荒川修作と、詩人マドリン・ギンズ。固定概念を打ち破った新しい試み、貫いた信念とは?

新美の巨人たち 銀山温泉

// 山形県『銀山温泉』は趣の似た宿が連なり、奇跡的な景観美で人気の小さな温泉街。どこを切りとっても絵になる、美しい建築を輝かせるため随所に施された工夫とは?知る人ぞ知る存在だった湯治場が、いかにして人気が出たのか?建造物の謎に迫るべく貫地谷…

新美の巨人たち 三橋節子『花折峠』

日本画家・三橋節子(みつはし せつこ 1939~1975)昭和43年、結婚を機に長等山の麓に居をかまえ、地域の自然や歴史を題材として、「千団子さん」「鬼子母神」などの作品を発表した。昭和48年、右肩鎖骨腫瘍によって利き腕を切断、以後左手で「花折峠」「三…

新美の巨人たち ホテルニューグランド

関東大震災後、横浜復興のシンボルとなったホテルニューグランドホテルは、シンプルながら重厚なアール・デコ様式の外観に対し、中は川島織物の綴織や灯籠型の照明等で飾られた和洋折衷です。

新美の巨人たち 出雲大社

『出雲大社』はもともと日本建築の知恵と技術を結集させた、超ハイテク建築だったといいます。しかもそれは「壊れるための建築物」だというのですが、一体どういうことなのでしょうか?

新美の巨人たち 昭和の金字塔!東京タワー

東京タワー // 無機質な鉄骨が繋がり、交差し、編み込まれた高さ333m…圧倒的な存在感と造形美を誇る『東京タワー』。 設計したのは、塔博士と呼ばれた天才建築家・内藤多仲。 内藤多仲 『東京タワー』の設計図は、たったひとつの小さな計算尺によって生み出…

新美の巨人たち 日本橋三越本店

// 約100年の歴史を誇る日本初百貨店『日本橋三越本店』。 度重なる増改築を経て1935年、現在の姿に。 2016年には国の重要文化財に指定されました。 当時珍しかったルネサンス建築、巨大中央ホール、荘厳な天女像、建築構造、劇場…そんな三越を作り上げ、後…

新美の巨人たち 鏑木清方「築地明石町」ほか

鏑木清方「築地明石町」 // 明治、大正、昭和を生きた美人画の名手・鏑木清方“幻の最高傑作”『築地明石町』。 隅田川沿いの河岸の町が描かれた、縦173.5㎝横74㎝の掛け軸です。 幻と呼ばれるゆえんは、1975年の展覧会以来忽然と姿を消し、行方不明になったた…

新美の巨人たち ピカソ

// 91歳でこの世を去るまでに多くの作品を残した芸術家ピカソ。高校時代に感動という感情を失くしていた太田さんは、17歳の時にピカソの『泣く女』と出会い、表現の自由さを知り、感動が戻ってきたといいます。太田さんの心を揺るがした55歳のピカソが生んだ…

新美の巨人たち ゴッホ『糸杉』

炎が燃え上がるように天に向かって伸びる2本の糸杉、身悶えするような空は大気なのか?雲なのか?一体、夜なのか?昼なのか?フィンセント・ファン・ゴッホが亡くなる前年に描いた傑作『糸杉』の謎に迫ります。

新美の巨人たち 藤原信実・後京極良経「佐竹本三十六歌仙絵」

今からちょうど100年前、日本美術史上最大の事件が起きました。上下二巻に36人の歌仙等が描かれた壮麗な絵巻「佐竹本三十六歌仙絵」がバラバラに切断され総額60億とも言われる価格で売られていたのです。絵巻切断。そしてそれぞれを希望者たちに買い取らせた…

新美の巨人たち 柳宗理・バタフライスツール

柳宗理・バタフライスツール // インダストリアルデザイナー柳宗理といえば、決して華美ではないのに目を引く形。 背もたれのない椅子『バタフライスツール』は、蝶々が羽を広げたような特徴的なデザインでありながら、その汎用性に驚かされます。 あらゆる…

新美の巨人たち 谷内六郎「上總の町は貨車の列 火の見の高さに海がある」

// 谷内六郎「上總の町は貨車の列 火の見の高さに海がある」 一枚の絵 25年間、一度も休むことなく『週刊新潮』の表紙を描き続きた、空想の詩人と呼ばれた天才画家・谷内六郎。 温かく、懐かしいメルヘンの世界は、いつ見ても飽きない不思議な魅力があります…

新美の巨人たち マネ最晩年の傑作『フォリー=ベルジェールのバー』

// ミュージックホールのバーメイドが描かれた『フォリー=ベルジェールのバー』は、印象派の巨匠マネが死の前年に描いた大傑作。 女性に込めたマネの願いに元乃木坂46の女優・深川麻衣さんが迫ります。 この絵の特徴は背景の約7割が鏡になっていること。 し…

新美の巨人たち 横山大観「紅葉」

// 島根県安来市。日本一と謳われる美しい庭園を擁する「足立美術館」。 “大観美術館”と呼ばれるほど、日本画の巨人・横山大観の作品を所蔵しています。 その数120点。 中でも毎年秋の足音と共に展示される傑作が、六曲一双の屏風に秋の渓谷が描かれた『紅葉…

新美の巨人たち 昭和の竜宮城”ホテル雅叙園東京『百段階段』

100年近く前、目黒雅叙園という名で誕生した、ホテル雅叙園東京。「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルになったことでも知られる、日本初の総合結婚式場です。みどころは「百段階段」と呼ばれる階段が結ぶ趣の異なる7つの部屋。

新美の巨人たち 小倉遊亀『浴女その一』『浴女その二』

世紀を超え105歳まで生きた日本画の巨人・小倉遊亀。様々な線で描かれた遅咲きの出世作『浴女その一』その線の凄みとは?さらに絵を捨てる覚悟で結婚した遊亀が翌年に描き上げた『浴女その二』30歳の年の差婚がもたらした奇跡とは?そんな小倉遊亀の世界を旅…

新美の巨人たち 三岸節子「自画像」「さいたさいたさくらがさいた」

2週連続で女性画家を特集!「人生100年!女の生き様」と題し、約100年にわたる画家人生を辿りながら、名画誕生の物語をご紹介します。 1週目は、明治から平成にかけ100年近い歳月を生きた日本を代表する洋画家・三岸節子。 『自画像』は美術学校を卒業した節…

新美の巨人たち モナコ・モンテカルロ

モナコ・モンテカルロ // アルフォンス・ミュシャが120年前に制作した鉄道会社のポスター。描かれたのは、うら若き美女、美しい花々、鳥、画面に円を描くような花環。なぜ鉄道が一切描かれなかったのか?スピリチュアルな世界への興味が強かったミュシャが神…

新美の巨人たち 秋田の行事

秋田の行事 // 中学生の頃に画家を志し27歳でパリへ留学。独自の技法で描かれた裸婦の絵が画壇に評価された世界的画家・藤田嗣治。パリの美術界を席巻し、エコール・ド・パリと呼ばれ、時代の寵児となりました。その藤田が帰国後に描いたのが、今回の作品『…

新美の巨人たち 名建築タイムトリップ

自由学園明日館 // エネルギッシュに変貌を遂げる町・池袋は、ひっそりと佇む名建築と未来へと繋ぐ最新建築がある、いわば芸術や文化の聖地。駅を中心とした半径1キロあまりに、雑司が谷旧宣教師館、自由学園明日館、サンシャイン60、豊島区新庁舎。明治、大…

新美の巨人たち 『仁和寺・障壁画』

// 数々の秘宝を有する世界遺産『仁和寺』。代々、皇族が住職を務めてきた由緒ある寺の観音堂の内部が、373年の時を経て初公開され、須弥壇を囲む30体以上の観音様が描かれた障壁画が公開されました。そこはまさに観音づくしの空間!ところが障壁画には不思…

新美の巨人たち 『旧開智学校校舎』

// 長野県松本市にある『旧開智学校校舎』は明治9年に建てられた木造二階建ての建物。今年、国宝に指定されることが決まりました。圧巻は車寄せのエントランスの造形。見事な中国風の龍の彫刻。鮮やかなブルーに塗られたバルコニー。さらに寺のような唐破風…

新美の巨人たち 『かぐや姫の物語』

高畑勲展 // 革新的な手法を次々と編み出したアニメーションの巨人・高畑勲の遺作『かぐや姫の物語』。 通常とは違う、余白を残したラフな描き方。 製作期間8年、作画枚数24万枚…かなりの労力と時間がかけられた大作です。 「セルアニメをもうちょっと壊した…

新美の巨人たち 『モエレ沼公園』

モエレ沼公園 // 伝説の彫刻家イサム・ノグチ激動の人生の果てに生まれた『モエレ沼公園』。 北海道札幌郊外の大地に広がる敷地の中に、左右対称の大きな山、直線の道、直角に曲がる道…高さ52mのモエレ山はさほど高くないのに山頂の稜線に近づくとなぜか登…

新美の巨人たち 長谷寺

長谷寺 // 霊験の宿る場所と言われてきた奈良県『長谷寺』。かつては紫式部、清少納言といった著名人たちも訪れたといいます。重要文化財の登廊。そこから直結する本堂。10mもの高さを誇る十一面観音立像。懸造の舞台から広がる美しい景色。創建から1300年……

新美の巨人たち 速水御舟 重要文化財「炎舞」

速水御舟《炎舞》 // 妖しく儚く美しい――日本の絵画史にきらめく幻想と迫真の一枚『炎舞』は、大正から昭和を駆け抜けた天才画家・速水御舟が、31歳の時に手掛けた作品です。 速水御舟 吸い込まれそうな深い闇に、燃え盛る紅蓮の炎…その強烈な光に引き込まれ…

新美の巨人たち 「世界遺産・白川郷・和田家」

白川郷・和田家 // 世界遺産・白川郷の荻町地区は、合掌造りの建物が大小60棟も残る集落です。その中でひと際存在感を放つのが、荻町で唯一国の重要指定文化財に指定された和田家。分厚すぎる屋根、建物の中に広がる圧倒的な大空間、隣接する謎の小屋…ここに…

新美の巨人たち 「太陽の塔」

太陽の塔 // 立ち続けて49年…約70mの高さを誇る『太陽の塔』 1970年、日本万国博覧会のテーマ展示プロデューサーに就任した岡本太郎が創り上げた塔。 彫刻なのか?建造物なのか?そもそも何のために造られたのか? そして半世紀ぶりに蘇った、内部に聳える「…

グスタフ・クリムト「ユディトⅠ」描写に隠された謎とは【新美の巨人たち】

グスタフ・クリムト作『ユディトⅠ』ユディトの描写に隠された謎とは