チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

美の巨人たち

美の巨人たち 高島野十郎「蝋燭」(仮)

// 1960年、油彩画『蝋燭』の作者・高島野十郎は70歳の時に千葉県増尾へ移住。世俗から遠く離れ、独り静かに絵を描いていました。もともと「蝋燭」は絵の購入者や友人たちに贈ったもの。生涯にわたり蝋燭を何枚も何枚も描き続けました。今回の作品もその中の…

美の巨人たち ミケランジェロ「ロンダニーニのピエタ」

スフォルツァ城に展示されている『ロンダニーニのピエタ』を観た。 ローマのロンダニーニ邸の中庭に置かれていたことから、そう呼ばれるこの彫刻はミケランジェロにとっては4体目となる『ピエタ』だ。彼は視力を失ってからも病に倒れる寸前まで、この作品を…

美の巨人たち 岡田新一「最高裁判所」

// 建築家・岡田新一が手掛けた『最高裁判所』。かなり敷居が高い建物ですが、直線で構成された外観、豪壮な正面玄関、詩的な照明、様々な表情を見せる石に施された驚きの技術、名だたる芸術家たちによるオブジェや絵画など、実は多くの美に溢れています。更…

美の巨人たち 東山魁夷「山雲濤声」

// 独自の風景を探求する旅を続け、懐かしく美しい作品を数多く残した、戦後を代表する画家・東山魁夷。 67歳で挑戦したのが、奈良・唐招提寺の鑑真に捧げる山と海の障壁画『山雲濤声(さんうんとうせい)』。 東山はこの絵で、日本で生まれた独自の美をちり…

美の巨人たち 髙橋賢悟「flower funeral(花葬)」超絶技巧シリーズ(4)

// 今回は現代作品…髙橋賢悟『flower funeral(花葬)』。牛の頭蓋骨を花で象った作品で、アルミニウムを使った鋳造作品です。驚くべきは装飾に使われている菊や忘れな草の0.1mmという薄さ。小さなおしべまで再現する細かさ。明治の超絶技巧作品がきっかけで…

美の巨人たち 柴田是真「沢瀉蒔絵印籠」超絶技巧シリーズ(3)

// 今回の作品は、印籠の最高傑作『沢瀉蒔絵印籠』。 作家は幕末から明治にかけて活躍した漆芸家&絵師の柴田是真。 俳句、お茶、和歌も嗜んだ“超絶技巧界のスーパースター”。 手のひらに収まる大きさの『沢瀉蒔絵印籠』には、時間をかけた緻密な技が尽くさ…

美の巨人たち 命が宿る自在置物!大竹亮峯『鹿子海老』超絶技巧シリーズ(2)

// 今にも動き出しそうな実物大の海老の木彫り自在置物!動くのに一切ネジを使ってない!?不可能を可能にした若き木彫作家の神業! 岐阜の一刀彫の工房で修行し3年で独立した天才木彫師・大竹亮峯さんは、作品制作のために貪欲に徹底的に海老を研究し、ほ…

美の巨人たち 極限なる小さき美の集積!京薩摩『花見図花瓶』超絶技巧シリーズ(1)

// 綿密な絵付け陶器 ミクロの超絶技巧 ミクロレベルの緻密さと繊細さ。 職人の卓越した技法により、生み出された絵付け陶器の数々。 超絶技巧シリーズ1 妖しく輝く“京薩摩” 4週にわたってお送りする明治と現代の超絶技巧対決、今回はその第1回。 紹介する作…