韓国の現代作家・柳根澤(ユ・グンテク)の展覧会です。
韓国に伝わる東洋画。そこに現代的なものも併せて描き、独特の世界観を切り開きました。
さまざまな表情をつけ描くことのできる墨。柳が水墨画の魅力を再認識したのは30歳の時。
亡くなる前、ともに過ごした祖母を描いたことが転機となります。
墨に胡粉の汁を合わせ描いたたき火の煙。それまでにない柔らかいニュアンスを出しました。
柳葉身近な景色をもとに独創的な絵画空間を生み出していきます。
植木の中に見えてくるのは・・・実は作家の自宅マンションの風景。平面的な東洋と立体的な西洋。二つの描写が入り交じったような表現です。
絵画に動きを取り入れた作品も発表しています。