近代日本画の第一人者、横山大観(よこやまたいかん)(1868-1958)。生誕150年と没後60年にあたる本年、当館所蔵の大観作品全点を一挙公開するとともに、東京画壇で活躍した画家たちの作品を紹介する展覧会を開催します。
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当館所蔵の大観作品全点をご紹介します。当館の大観コレクションを一堂にご覧いただくのは、本展覧会が開館以来初の機会となります。
1. 開館以来初!当館の大観コレクション全点を一挙公開。
初公開作品や、38年ぶりの展示となる作品を含め、当館の大観コレクション全点を一堂にご覧いただきます。全点一挙公開は、1966年の開館以来初の機会となります。
2. 新たな日本画の創造に挑んだ大観の、多彩な芸術をご紹介。
中国旅行の体験を基に描いた水墨画巻《楚水の巻》と《燕山の巻》南画とやまと絵を融合させた《作右衛門の家》晩年まで描き続けた富士の絵など、多彩な大観芸術の魅力に迫ります。
横山大観《燕山の巻》(山種美術館)。明治43年の中国旅行をきっかけに制作された作品。揚子江沿岸を写した《楚水の巻》(本展には不出品)とともに、現在の北京周辺の風景を水墨で描いた長大な絵巻です。(山崎)※展示しているのは全体の一部です。 pic.twitter.com/0S4dYWIHqI
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) 2015年8月19日
3. 当館創立者・山﨑種二と親しく交流した、東京画壇の精鋭たちの作品も展示。
山﨑種二は画家たちと親交を深めながら作品を蒐集しました。大観と同様に種二と交流を持った小林古径、安田靫彦、前田青邨、東山魁夷など、東京画壇を代表する当館ゆかりの画家たちの名品を、大観作品とともにご紹介。
小林古径 牛
会場:山種美術館
会期:2018年1月3日(水)~2月25日(日)