画家・佐藤渓と俳人・種田山頭火。
旅と創作の関わりを絵と言葉で辿ります。
佐藤渓が大分に立ち寄った時描いた風景。
草原を歩く二人の修行僧。
絵の具のにじみやボカシを効果的に使い、情感豊かに表現しています。
「青い空と緑の畑」
白い雲はわざと塗り残しています。
山頭火の代表的な一句。
「分け入っても分け入っても青い山」
なかなか目的地にたどり着かない思いと、人生とを重ね合わせています。
由布院の地で生涯を終えた詩人画家・佐藤溪の旅情あふれる作品群と、かつて二豊路を旅したこともある漂泊の俳人・種田山頭火に関する資料類をあわせて展示し、旅にまつわる創作の醍醐味を作画と詩作両面から紹介します。
会場:大分県立美術館
会期:2018年2月9日~3月11日