山本二三展
アニメーションの美術監督として数多くの作品に携わってきた山本二三さん。
山本さんが自ら選んだ背景画を集めた展覧会が開催されます。
1953年6月27日、長崎県五島市出身。中学卒業後、岐阜県の夜学高校で建築を学んだ後上京し、
美術系専門学校在学中からアニメーションの背景画の仕事を手掛けるようになりました。1974(昭和49)年以降、アニメーションの仕事に従事し、現在に至るまで日本アニメーション界を牽引してきた人物です。
迫力ある独特の雲の描き方でも知られ、実際の風景にも取材して、どこにも存在しない場所を構築する二三の作品は定評があります。特に水や雲の表現特徴がありにファンの間では「二三雲」と呼ばれてます。
初期から最近作までの約200点を展示します。
展覧会では故郷の五島も含む日本各地を描いた作品も出品されます。
現実の景色が、絵になった場合の変化にもご注目ください。
「マイマイ新子と千年の魔法」(映画)
原作:高樹のぶ子(「マイマイ新子」)/監督・脚本:片渕須直
山本二三は背景を担当
「時をかける少女」(映画)
原作:筒井康隆/監督:細田守/脚本:奥寺佐渡子
山本二三は美術監督、絵映舎が背景美術を担当。
「千と千尋の神隠し」(映画
原作・脚本・監督:宮崎駿/作画監督:安藤雅司、高坂希太郎、賀川愛
山本二三は背景を担当
「もののけ姫」(映画)
原作・脚本・監督:宮崎駿/作画監督:安藤雅司、高坂希太郎、近藤喜文
山本二三は美術監督を担当
「天空の城ラピュタ」(映画)
原作・脚本・監督:宮崎駿/作画監督:丹内司
山本二三は美術監督を担当
「ルパン三世 カリオストロの城」(映画)
原作:モンキー・パンチ/監督:宮崎駿
山本二三は背景を担当
会場:熊本県立美術館
会期:2018年7月28日〜9月17日