チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

アートシーン・高麗青磁-ヒスイのきらめき

f:id:tanazashi:20180917231242p:plain

 

 

高麗青磁-ヒスイのきらめき

f:id:tanazashi:20180917231256p:plain

深みのある皿。

f:id:tanazashi:20180917231304p:plain

牡丹が描かれています。

f:id:tanazashi:20180917231313p:plain

こちらは細い首を持つ瓶。ともにおよそ900年前朝鮮半島で栄えた高麗王朝で作られたものです。幻の焼き物と言われた高麗青磁。19世紀末以降に発見された銘品が集まりました。高麗王朝は国を挙げて仏教をあつく信仰していました。

f:id:tanazashi:20180917231355p:plain

こちらは仏に供える清らかな水を入れるためのもの。綺麗な形。翡翠に例えられた青みを帯びた色。その美しさは同時中国の宋王朝でも評価されました。

f:id:tanazashi:20180917231447p:plain

茶碗にも銘品があります。釉薬に浮かび上がる小さな菊の模様。

f:id:tanazashi:20180917231514p:plain

器全体も花の形に整えられています。

f:id:tanazashi:20180917231552p:plain

彫刻のように生き物の姿を映したものにも高麗青磁ならではの美しさがあります。

f:id:tanazashi:20180917231632p:plain

最高峰と言われる作品も公開されています。

f:id:tanazashi:20180917231657p:plain

釈迦が誕生した際、九頭の龍が現れ水を注いだという佛教故事に基づいた器。当時の仏教への帰依の深さを伝えています。

f:id:tanazashi:20180917231723p:plain

大阪市東洋陶磁美術館で11月25日まで。

現在の展覧会 | 展覧会情報 |大阪市立東洋陶磁美術館

本展では、東洋陶磁美術館が所蔵する高麗青磁を中心に国内所蔵の代表作も加えた約250件の作品により、高麗青磁の新たな魅力をご紹介します。
高麗青磁は高麗王朝(918-1392)の滅亡とともに姿を消し、人々にも忘れさられた、いわば「幻のやきもの」でした。高麗王朝の滅亡から約500 年の時を経た19世紀末から20世紀初頭にかけて、高麗の王陵をはじめとする墳墓や遺跡などが掘り起こされ、高麗青磁は再び世に現れました。翡翠(ヒスイ)のきらめきにも似た美しい釉色(ゆうしょく)の高麗青磁は、瞬く間に当時の人々を魅了し、その再現品もつくられるなど、一躍脚光を浴びました。
高麗王朝では仏教が国教となりましたが、同時に道教も盛んでした。一方、中国から喫茶や飲酒文化が伝えられ王室や貴族、寺院で大いに流行します。こうして祈りの場や儀礼、喫茶具や飲酒具などに用いられるものとして高麗青磁が誕生し、独自の発展を遂げました。唐、五代の越窯青磁北宋汝窯青磁に類するとされる透明感ある艶やかな「翡色(ひしょく)」の釉色、そしてとりわけ精緻な象嵌技法を特徴とする高麗青磁の美しさは、中国においても高い評価を受け、「天下第一」とも称されました。こうした高麗青磁には人々の祈りや思いが込められ、高麗王朝の文化の精髄が見事に具現化されています。
高麗王朝建国1100周年にあたる平成30年、本展覧会では、東洋陶磁美術館所蔵の高麗青磁を中心に、国内の代表作も加わって高麗青磁の至玉の名品約250件が一堂に会し、「祈り」と「喫茶文化」、「飲酒文化」を切り口に高麗青磁の新たな魅力を紹介します。さらに今回は、近代につくられた高麗青磁の再現品も併せて展示し、当時の人々の高麗青磁にたいする熱狂と再現への努力の様子を紹介します。
東洋陶磁美術館としては約30年ぶりに満を持して開催する高麗青磁の一大特別展となります。

会場:大阪市立東洋陶磁美術館

会期:2018年9月1日~11月25日