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響くアートの愛好家

アートシーン・ことばをながめる、ことばとあるく −−詩と歌のある風景

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ことばをながめる、ことばとあるく
−−詩と歌のある風景

群馬県太田市美術館図書館。詩や歌ににインスピレーションを受けた現代作家による展覧会です。

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かつて太田市に住んでいた歌人・大槻三好、松江夫妻によって歌われた短歌です。

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イラストレーター惣田紗稀がその世界を部屋いっぱいの絵に表しました。

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妻を若くして失った夫の心情が読まれています。寂しい時は ぶらり山へ行ってみろ。草木は慰めの言葉をもってる。

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注目を集める系の詩人最果タヒの詩もあります。

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グラフィックデザイナーたちの作品の中に散りばめられています。

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詩の標識或いは看板と題された佐々木俊の作品の中の詩は・・・

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「死ぬことで証明できる愛なんて、一瞬です。君は泣いて葬列した翌日、別の人と恋をする」

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アートと詩や歌が融合した展覧会1月21日までです。

本と美術の展覧会vol.2「ことばをながめる、ことばとあるく——詩と歌のある風景」 | 太田市美術館・図書館 ART MUSEUM & LIBRARY, OTA

「ことばをながめる、ことばとあるく——詩と歌のある風景」は、美術館と図書館の複合施設である太田市美術館・図書館が「本」と「美術」の架橋を目指して実施する〈本と美術の展覧会〉第2弾として開催するものです。
今回のテーマは詩と歌(短歌)。画家が絵具を素材とするように、言葉を用いて表現・思考の新たな地平を切り開く詩人・歌人たちの作品が、グラフィックデザイナー・画家・イラストレーターたちとの共同によって、当館の展示空間に展開されます。
『死んでしまう系のぼくらに』をはじめとする詩集や小説、エッセイのほか、ウェブでのアニメやゲーム、アプリなど、その繊細かつ鮮烈な言葉を本だけにかぎらず多面的に展開する気鋭の詩人・最果タヒ。その詩を、これまで、最果の著書の装丁を手がけた佐々木俊、祖父江慎、そして雑誌『真夜中』誌面でアートディレクションを担った服部一成という三人のグラフィックデザイナーが、それぞれ異なる解釈とアプローチによってグラフィックで表現します[1.詩×グラフィック]。地形・気象・旅による意識の変容を主題として、現代文学・思想・芸術と領域横断的な仕事を一貫して続けてきた詩人・管啓次郎とタッグを組むのは、神話や物語も含めた人々の記憶や風景を手がかりに絵画やインスタレーションを制作している美術作家・佐々木愛。2009年以来、管と佐々木が行なっている「WALKING」と題したプロジェクトは、その名の通り二人が各地を歩くことによって生まれた詩と絵画の合作であり、本展ではこれまでの成果を、太田の散策も経て制作された新作とともに展示します[2.詩×絵画]。こうした当館での言葉の表現への注目は、当地で詩や短歌などの表現者が戦前から戦後にかけて生まれていることによります。ともに歌人であり、のちに生涯の伴侶となった大槻三好・松枝夫妻の仕事を、シンプルな線描と色彩で印象的な少女や風景を描き出すイラストレーター・惣田紗希の、太田の風景をモチーフにした描き下ろしの壁画とともにご紹介します[3.短歌×イラストレーション]。
本とは別の居場所を得た詩や歌は、はたしてどのような姿でわたしたちの目の前にあらわれるでしょうか。そしてそれは詩や歌を「読む」という行為に、どのような変化をもたらすでしょうか。本展では、鑑賞者が美術館という空間のなかにおける言葉を眺め、それらの言葉とともに歩き、さまざまな視覚表現とともに鑑賞することで、詩と歌の新たな鑑賞体験の獲得を目指します。

 

会場:太田市美術館・図書館

会期:2018年8月7日~10月21日