チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

アートシーン・明治150年記念特別展 彫刻コトハジメ

f:id:tanazashi:20181004232252p:plain

 

 

明治150年記念特別展
彫刻コトハジメ

f:id:tanazashi:20181004232045p:plain

殻の凹凸まで細かく再現された鉄製の伊勢海老。

f:id:tanazashi:20181004232052p:plain

関節は実際に動くように作られています。

f:id:tanazashi:20181004232129p:plain

江戸時代の甲冑の技術を応用した超絶技巧。

f:id:tanazashi:20181004232201p:plain

工芸と美術品としての彫刻の境界が曖昧だった時代に作られました。

明治元年から150年を記念し、日本の彫刻の創世記を振り返ります。

f:id:tanazashi:20181004232325p:plain

こちらが神戸市にかつて立っていた伊藤博文像の雛形。今では街のあちこちで見かける銅像が作られ始めたのは明治初期のこと。

西洋を模して公園や広場に建てられた人物彫刻は当時の人々に鮮烈な印象を与えました。

f:id:tanazashi:20181004232415p:plain

海軍服を着て楽譜を片手に歌う少年。

f:id:tanazashi:20181004232444p:plain

あどけない表情。

f:id:tanazashi:20181004232526p:plain

掴んだ帽子のくぼみからは柔らかな質感が伝わります。

f:id:tanazashi:20181004232559p:plain

平櫛田中によるこの木彫には西洋彫刻の影響が伺えます。正確に対象を捉える西洋の技法を取り入れ、写実的な表現を追求しました。

f:id:tanazashi:20181004232652p:plain

明治後期にはオーギュスト・ロダンの影響が見られるようになります。

f:id:tanazashi:20181004232759p:plain

荒いノミの跡が生む表情。

f:id:tanazashi:20181004232727p:plain人物の内面にまで迫ろうとする気迫が伝わります。

f:id:tanazashi:20181004232850p:plain

「今日彫刻の表現というものが益々多様になってきていまして、彫刻とそれ以外のジャンルとの境界が曖昧にはなっていると思います。彫刻という言葉が生まれ、概念が根付いていった明治時代という時代まで戻ってその彫刻の出自を見極めていくことも大切と思っています」

f:id:tanazashi:20181004232949p:plain

彫刻コトハジメ展。東京都小平市平櫛田中彫刻美術館で11月25日まで。

www.city.kodaira.tokyo.jp

明治150年と東京150年を記念して開催する本展では、「博覧会」「展覧会」「銅像」「美術学校」といった明治時代に生まれた事柄をキーワードにして、全国から集めた約60点の明治時代の彫刻作品とともに、この時代の彫刻界を紹介します。 

会場:小平市平櫛田中彫刻美術館

会期:2018年9月14日~11月25日