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アートシーン・特別展 フルーツ&ベジタブルズ ー東アジア 蔬果図の系譜

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特別展
フルーツ&ベジタブルズ
ー東アジア 蔬果図の系譜

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実りの秋に豊かな野菜や果物の絵の数々です。

京都の青物問屋に生まれた伊藤若冲と無類の食通でも知られる呉春の野菜絵巻の対決。

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若冲は色とりどりの野菜や果物を10メートルを超える素材図に。

写生というより存在感が重視され、どこかユーモラスです。

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呉春は古典的なモチーフにこだわらず、京野菜を季節を追って描きました。

リズミカルに配した野菜から生命力を感じます。

対照的な表現で描かれた野菜をめぐって豊かなイメージが広がります。

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京都市泉屋博古館で12月9日まで。

 

www.sen-oku.or.jp

みずみずしく新鮮な野菜、香りたかく豊潤な果物 ―日々の暮らしに活力と潤いを与える蔬果は、日本でもながく描かれてきました。その歴史は中国宋代にさかのぼります。果実は旺盛な生命力が子孫繁栄などの吉祥、蔬菜は泥にまみれつつも清淡な姿と味わいから、俗に交わらない高潔の象徴とされるなど、多様なイメージの熟成とともに蔬果図が生まれ、やがて朝鮮、中世の日本へと広がりました。
 そして江戸後期、京都を代表する二人の画家が相次ぎ蔬果絵巻を制作します。錦小路の青物問屋主人だった伊藤若冲(1716-1800)の《菜蟲譜》と、俳諧や美食家でも知られる呉春(1752-1811)の《蔬菜図巻》です。奇怪な存在感の若冲、穏和でみずみずしい呉春、表現は対照的ながら、古来の蔬果図の影響に、本草学や漢詩文・俳諧の新潮流をもうかがわせます。長大な画面に野菜や果物が躍動する様は、まさに蔬果図の集大成ともいえるでしょう。
 本展は「描かれた野菜・果物」をテーマに、中世から近代の逸品を集め、日本をはじめとする東アジア絵画の一面に光をあてるものです。多彩な蔬果図からは、小さな生命への賛歌が聞こえてくるようです。身近な素材からのぞきみる小宇宙をお楽しみください。

会場:泉屋博古館

会期:2018年11月3日~12月9日

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