駒井哲郎
ー煌(きら)めく紙上の宇宙
版画家・駒井哲郎の画像を振り返る展覧会が開かれています。
どこかの風景でしょうか。駒井の作品は幻想的な魅力にあふれています。
これは夢をモチーフにしたシリーズ。
大きな丸い形は人間の目を表していると言います。
そこに人の顔らしき影が現れたり。瞳そのもののようになったり。
夢を見ているかのように様々な像が現れます。
銅の板に無数の傷をつけ、気の遠くなるような作業を経て摺り上げられます。
駒井は銅版画に独自の工夫も加えていきました。
レースを使って版を腐食させ、複雑な模様を取り込みました。
さらに詩人や作家たちのための版画も数多く出かけていきます。言葉と絵が響き合って生まれる世界。
駒井は生涯を通して新たな表現を探し続けました。
「駒井の画風は緻密な表現を晩年まで続けていてそうした緻密な表現と抽象的な画風というのをいったりきたりしながら、一見相反する画風というのを追求して銅版画の意味を拡大させて言ったというところに大きな功績があるのかなという風に思います」
横浜美術館で来月16日まで開かれています。
会場:横浜美術館
会期:2018年10月13日~12月16日
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