left: the "AI generated" portrait Christie's is auctioning off right now
— Robbie Barrat (@DrBeef_) 2018年10月25日
right: outputs from a neural network I trained and put online *over a year ago*.
Does anyone else care about this? Am I crazy for thinking that they really just used my network and are selling the results? pic.twitter.com/wAdSOe7gwz
ネット上に蓄積されたビッグデータ。
その資産を使ってAI(人工知能)が新たな価値を生み出す時代です。
人間の想像力や個性が主役のアートの世界も例外ではありません。
クリスティーズのオークションで落札されたある肖像画はAIが描いたもの。
「ベラミ家のエドモン・ド・ベラミ(Edmond de Belamy, from La Famille de Belamy)」と名付けられた作品は43万2,500ドル(約4,900万円)で落札されました。
このAIのコード(プログラミングの記述)を書いたのはアメリカ人の若者。
しかし、アメリカ人の若者はこの絵を描いてはいません。
では誰が描いて出品したのか。
制作したのは、パリを拠点に活動するObviousという3人組のアーティスト集団でした。
アメリカ人の若者がネット上に公開したオープンソース(誰でも自由に改良・再配布ができるようにしたソフトウェア)をもとに改変したコードで作った作品でした。
一つの作品に複数の権利者が関わるコンテンツでは、配分を巡ってのルールがあります。
ではコンピューターを利用した芸術作品の権利は誰が手にするのか。
創作の現場に新たな刃紋を投げかけています。
他人のコードでつくったアートで利益を得るのは正しい行いなのか?
肖像画を出品したのはパリのアーティスト集団だが、AIのコードはオープンソース。そのAIをつくって公開したのは米国の19歳だった。https://t.co/BjQSmfYAdq
— WIRED.jp (@wired_jp) 2018年11月30日