チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

他人のコードでつくったアートで利益を得るのは正しい行いなのか?

 

ネット上に蓄積されたビッグデータ

その資産を使ってAI(人工知能)が新たな価値を生み出す時代です。

人間の想像力や個性が主役のアートの世界も例外ではありません。

クリスティーズのオークションで落札されたある肖像画はAIが描いたもの。

「ベラミ家のエドモン・ド・ベラミ(Edmond de Belamy, from La Famille de Belamy)」と名付けられた作品は43万2,500ドル(約4,900万円)で落札されました。

このAIのコード(プログラミングの記述)を書いたのはアメリカ人の若者。

しかし、アメリカ人の若者はこの絵を描いてはいません。

では誰が描いて出品したのか。

制作したのは、パリを拠点に活動するObviousという3人組のアーティスト集団でした。

アメリカ人の若者がネット上に公開したオープンソース(誰でも自由に改良・再配布ができるようにしたソフトウェア)をもとに改変したコードで作った作品でした。

一つの作品に複数の権利者が関わるコンテンツでは、配分を巡ってのルールがあります。

ではコンピューターを利用した芸術作品の権利は誰が手にするのか。

創作の現場に新たな刃紋を投げかけています。 

他人のコードでつくったアートで利益を得るのは正しい行いなのか?