民藝 MINGEI -Another Kind of Art展
東京六本木にあるトゥーワントゥーワンデザインサイト。
デザインの未来を発信し続けています。
この場所の立ち上げから関わってきた深澤直人さん。
日本を代表するプロダクトデザイナーです。
家具や家電など身近な商品のデザインを数多く手がけています。
今回深沢さんが取り上げたのは民芸。デザインの原点を見つめます。
深沢さんは2012年から日本民藝館の館長を務めています。
日用品の中に用の美を見出しました。
ものづくりの原点を感じていたのです。
深沢さんは柳のコレクションから今回100点余りを選びました。
「柳宗悦さんは美学を説いた人だと思うんですけど、偏りがあったと私は思っています。偏りというのは、
なにかかわいらしいものが好きだったのではないかなと思います。抱き寄せたくなるような。これはデザインとか物を生み出すことにとってとても重要な要素、要因だと思います」。
展示品には深沢さんの言葉も添えられています。
なかにはこんなユニークなものも。
「自分のほうに向いている取っ手を持って、こういう風に、たしかに人間ってのはこうやって入れたほうが中のお湯が入れられる」。
深沢さんのお気に入りがこちら、漁師が船で使う火鉢です。
「使うという要素を超えて、そばに置いておきたいみたいなものってあると思う。それが手を火で温めるという動作と一緒になっているからなおさら抱き寄せたい。これはいいみたいな感情とうまく合っているということだと思います」。
民芸の品々にはまだまだ埋もれた魅力があると深沢さんはいいます。
「投げかけをしてあげるのも一つの仕事だと思います。気づかずに通り過ぎてしまっていたものに確かにそうですねという感覚が」。
展覧会は2月24日まで開かれています。
会場:21_21 DESIGN SIGHT
会期:2018年11月2日~2月24日
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